日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

PINOFANTASIA

2018-08-28 | ギャラリー
 
フチがチリチリになったサニーサイドアップのような暑さである。
ちょっと涼しくなって「なーつのおーわーりー」と森山直太朗の声で歌われて
センチメンタルになっていたら、それをあざ笑うかのような暑さのぶり返しである。
 
ぎらつく太陽を見上げては、炎天下を歩いては火を通し過ぎた目玉焼きを思う。
口の中の水分をぜんぶもっていくパサパサの黄身の目玉焼きみたいな太陽と、フチに焦げ色のチリチリのレースがついたような白身の目玉焼きみたいなあたし。
全方位的な目玉焼きにうんざりして、涼を求めて出かけた先 『PINOFANTASIA』
 



 
アイスのピノを自分好みの色に染めて楽しみ、ピノとデジタルアートを融合させた趣向で食すという
ピノの、ピノによる、ピノの為の、画期的な企画。
目玉焼きなんて言ってる場合じゃないのよね。
炎天下をうろうろと歩き回るより、涼しいラフォーレでPINOFANTSIAを楽しむ方が、正しい夏の楽しみ方といえよう。




暑い日の一滴の甘露のごとき一粒のピノ。
9粒のピノで1500円。
コンビニで買うひと箱より確実にFANTASIAな価格であるが、行く夏を惜しんで、残暑払いと思えばどうだい?
夏の宿題おさめ、夏の工作と思えばどうだい?
大人ですから夏の宿題も暑さもお金で解決したいところ。
この残暑をひたすらに憎む。
もう一度言う、憎む!
 

ああ、忘却の彼方よ

2018-08-20 | Weblog
人生はじめて、
 

まさかの


ひったくりに遭いまして、びっくり。
後ろからバーンと犯人はバイクでやってきて、あっという間にあたしのカバンと共に彼方に走り去って行きました。
というわけとで日常生活に不便をきたすほどのダメージなのであります。

が、

ネタだねー。
完璧にネタと化す。
(ネタにしないとやってらんねーよ←これが本音)





木戸銭がわりのビール1杯と引き換えに2時間ドラマ仕立にしたサスペンス&バイオレンス(実は感動の物語)をご披露する日々。
もう、自分の語りに酔ってきて、回を重ねる毎にどんどん面白くなっていく訳。
こうなると語りというより、騙りになるわけで、なんとか商法とはこういうことなんだとしっかりと自覚する。



もう、カバンと同じく真実は彼方へ。
人というのは忘れる生き物なのですから嫌なことは忘却の彼方へ。







風を纏って白

2018-08-04 | ドレステリア
女優度合が高い服というのは、オシャレに見えるのは間違いないけど、気負いすぎて中身が負けこむ場合も多く、そのさじ加減の難易度が難しい。
日常着としては結婚式に行くのね!と一目で断言できるようなイキオイもいらないし、主演女優の貫禄も余計で暑苦しい。
それでも、この人がそこにいるだけでという名脇役のようなオーラを纏いたい。
優雅に清涼感を纏って猛暑の中を行きたい。
化粧崩れなく、涼しい顔で日差しの中を突っ切りたい。


そんな妄想、いや暑さゆえの幻影がゆらりと立ちのぼるような値札さえ見なければ完璧な服を手に入れた。
かるいシャツのような羽織もの、しかもドラマチックな一着。
この一枚でバカみたいな日差しの中でも「優雅さ」を纏えるのだから劇的なんである。
風をはこぶHOUSE OF LOTAS カディ ギャザー ドレス


たっぷりとギャザーをとったデザインながら上質なカディコットンだから軽く柔らかで、風に吹かれて絵になるんだなあ、これが。
歩くだけで風をはらんで、舞う裾の美しさよ、涼しさよ。
真っ白のロングの羽織はドレスのようにも見えてマジ優雅なんです。(化粧がとろけていても!)
ああ、妄想が止まらない。

そして止まらないのは妄想だけでなく、汗もである。
Tシャツ一枚ですら着たくない命に関わるほどの猛暑の日には何を着たらいいのでしょうか。
洋服が死んでゆく様を見渡して、裸で仁王立ちの朝。
はっ、女優ってなに!こちとら気分はグラビアアイドルじゃー!
できるだけ纏うべき布は小さいに限ると思わせるこの気温。
妄想と汗はぬぐっても、ぬぐいきれず。
せめてもエアコンで室内温度を下げて、やっとこさでこのドレスを羽織って女優面を作って出かけていくのです、不要不急でもない仕事のために。


風を纏って白、風を孕んでドレス。
女優は頑張って仕事をしています、今日も!