日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

眉毛は強めのご尊顔

2019-01-27 | ドレステリア
2018年 米国で最も稼いだ女性起業家(America’s Richest Self-Made Women)にも選ばれたいま最も勢いのあるセレブ カイリー ジェンナー。



センス・商才・資本・どう絡まったら21歳で総資産1000億円になるのかわからんが、そのご尊顔たるや、意志のあるアイブロウ、雄弁な目元、作りこまれた肌、魅惑な口元、さすがの「濃さ」である。 
ワインディングロードをブルトーザーでガーっと直線にしてしまうような勢いのある顔。
「美貌」ってときに、勢い、自信、金で出来上がってるかんなー。


地レベル云々は置いといて(棚に上げて、なかったことにして・・・)化粧を駆使してそんなカイリーの顔にどこまで近づけるのか。
ついでにアートとお絵描きと化粧の境界とはどこであろうか。
 平たい顔族の身としてはこのくらいの「濃さ」にあこがれを抱くわけだが、改めて凹凸も意志も魅惑もない鏡の中の自分をみつめてしばし沈黙。
あるのはシミ・シワだけである・・・・・・・・ ほっとけ!
わたくしにだってごくごく控えめで、福笑い的ではあるがカイリーと同じように目鼻口がついているのだから、なにをどうしたら、もうちょっとキリッと、スキッと、びしっとするかをみみず頭で考えるわけですよ。

アマル クルーニー
カイリー ジェンナー
レディー ガガ
アン ハサウエイ
次々、「濃い」美貌顔を眺めていたらいきなり天啓というか、発見というかが降ってきまして
 
 
「眉毛は濃い方がいいんじゃね?」
 
 
眉毛は濃い方が美人に見えるということに気がつくのです。
 眉毛大事!!
 そんな勢いで、ゲランの限定「紫」をメインにしたアイブロウパレットを買う


紫!って思ったけど、黒よりやわらかく、茶色より意志のある顔立ちになるような気がして、期待以上の使い勝手である。
見渡せば巷にはカラフルアイブロウ パレット。
コーセーのVISSEではカーキ、オレンジ、ピンクと3色展開(しかも安い!)


イプサではピンク・オレンジとニュアンスカラーがはいったパレットもあるようで、眉毛は黒や茶色系と思っていたあたしの常識の横っ面をはじくような色使いが、いつの間にかにスタンダードになっていた。



やっぱ眉毛って大事だったねと改めて鏡をのぞけば、眉毛をキリリさせてもやっぱりカイリーには近づきもせず、犬。 眉毛犬。
そしてダメ押しとばかりにあたしってえ、目の上ギリギリ重めの前髪でしてぇ・・・眉毛、見えてないこの事実!
つまり投資の回収すらできず、祭り。(意気揚々とアイブロウパレットをいくつも買うに買ったが、意味がなかったという後のまつり状態・・・・)


 
 
美貌はいつだって遠い。 


大江戸グルメと北斎をつまみにひとり酒

2019-01-06 | ギャラリー
初飲みを通り越して、今年もすでに6日目となりますが、ひゃっほう!本年飲みコンプリート。 つまり酒浸り。
いやあ寝正月にもほどがあるってもんで、しぶしぶ出かけてきました両国へ。
予定では昨日も出かけるはずだったんですがね、一日中50歩も歩くことなく食べて飲んで、一人酒池肉林。
実家で呑んだくれたら怒られること必至(しかも周りは呑まないときている)で、さすが相方の実家で呑んだくれるわけにはいかず、家人は仕事で、友達を呼び出したら酒海肉大陸での賑わいに至ることにビビって、孤独の闇に一筋の光(ビール2缶!)で手をうつ、一人酒宴。

大江戸グルメと北斎

年の始めからくされ具合がハンパないですが・・・・・・
一人酒池肉林しすぎて社会復帰が危ういと危機感を持って外にでる。



いやあちょっと出かけただけでこの前置き、長い、長すぎるから!
途中にぶっこんでみましたけど。お気づきでしょうか?
すみだ北斎美術館にて 「大江戸グルメと北斎」展。



なけなしの気合と根性を振り絞って、今年最初の美術鑑賞。
いやあこうなると一人酒池肉林の宴も一気に高尚になってまいりまして、世間体を通り越して、カタがつくわけ。

「お正月、どう過ごされたんですか?」
(飲みまくり寝正月からの〜)両国に北斎の浮世絵を見に行きましたわ。おほほ」


ほらご覧、括弧の中の言葉をのみこんで「おほほ」という高笑いをくっつける会話ができるんだなあ、いやあ目出度い。
これで一人昼酒にも大義名分がつく正月!

どんな展示だったかといえば

浮世絵だけではなく、江戸時代の料理を再現したレプリカや当時のレシピ本などもまじえ、現在の食文化のルーツである江戸時代の食の在り方をご紹介します。大江戸グルメを心ゆくまでご堪能ください。

と美術館のご案内をコピペしたところで

切り口が面白く、なかなか興味深く見てきたのだけど、さすが「江戸のグルメ」を冠するだけあり、見てるだけなのに腹がへるわけですよ。
するとどうでしょう、美術館から両国駅に向かう道すがら見かけたギャラリーみたいな店がまさかのカフェで展示とコラボをしておりさっきまで食品サンプルでこれでもかーとみせつけられた再現レシピを味わうことができるというではないか!
江戸グルメをツマミに飲めるのだという。

真っ昼間、一人というネガティブワードに、後ろめたさを微塵も感じさせない美術鑑賞からの実食+酒への構成。
素晴らしい!
江戸グルメの繁栄の背景を解説し、江戸の食材やレシピ、人気料理を紹介してからの酒。






正月に伝統的おせちや雑煮も食することなく肉だの寿司だとの浮かれていたところに伝統の系譜ともいうべき江戸グルメが投下されました。
個人的には江戸の高級料亭グルメ巡りができる歌川広重の「東都高名会席尽」が好き。




浮世絵もこいう切り口でみてみると非常に興味深いものでありますのよ おほほ。




追記
帰りがけのぞいた持ち帰り寿司屋のケース、真ん中あたりのいいところに「助六」がいてハッとする。
高名会席じゃないこんなところでお会いするとは、あらまあ。







書き初めるなら四字熟語

2019-01-01 | Weblog
年の瀬に2018年の漢字が発表されて、ゆく年を惜しみ、くる年に向けて書にその思いをしたためるならどんな言葉がよいかと考えていた。

塞翁之馬
水滴穿石
東京大学
四字熟語。  

半紙に4文字びちっと収められたときの達成感も書の醍醐味
座右の銘、目標、訓戒 折々に心に留め思い起こすべきそれらの言葉。
今一番好きな言葉は「もふもふもふもふ」
四字熟語ですらないけど、音のならびといい、想像するだけでにんまりしちゃう感じといいこの寒い季節に「もふもふもふもふ」とつぶやいて心身の暖をとっている。
「もふもふもふもふ」を書初めるなら「毛富ゝ毛富々」になろうかよ。


世はあっという間にクリスマスのきらめきが去り、スーパーの魚肉コーナー(かまぼことかはんぺんとかの冷蔵ケース)周辺を先頭にして全力で寿ぎの体制に突入したと思ったらもう元旦。
「寿ぎ」とはいつもなら100円の蒲鉾が500円になっている蒲鉾の前に立ち尽くすことである。
 
蒲鉾がたべたいのである
紀文の魚河岸あげが食べたいのである。

 
食べたいはずの蒲鉾は価格の面で折り合いがつかず諦めて
せめてもの「魚河岸あげ」と思うも、正月におされて日常がみあたらない。
こっそり隠れるようにおかれた日常つまり魚河岸あげをみつけてやっとカゴに放り込んだ。
食べられないという制約がかかればかかるほど食べたい!という衝動は強くなるからなあ。
蒲鉾、伊達巻、黒豆にかこまれてどどーんと御開帳された四字熟語。

 
「蒲鉾高騰」
 
蒲鉾の価格が高くなって、やっとお正月らしさを感じるのである。
そして明日にはもうかまぼこは安くなり、魚河岸あげも平然と山になっているに違いない。お正月が年々短くなっていく寂しさ。
 それでも年が明けあたくしもにぎにぎしく蒲鉾あたりををもってして全身全霊でお正月を寿ぎ中。
やはりお正月で書き初めるならこの四字熟語がよいだろう。

「昼酒万歳」

改めてまして
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します!