日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

談志のあとには

2011-11-30 | Weblog
13年間もあたしに吠え続け、避け続け、馬鹿にし続けてくれた
飼い犬が死んだ。

犬って人に優劣をつけるのだってきいたことがある。


餌をくれる人
散歩に連れて行ってくれる人
遊んでくれる人
自分(犬)
気が向いたらちょっかいを出す人(あたし)
時々、餌をくれる人(あたし)


間違いなくあたしは彼(ウチのワンコはオスでした)はあたしを下に見ていたよ。

お世話もちゃんとしてあげたのに
久しぶりに会ったら吠えまくって、声をかけたら「しまったぁ」って顔をして
どこかに行ってみたり、
香水を変えたら、別人と思って唸ってみたり・・・・それでも気がつくと
「あっしはあんたに吠えてるんじゃなくて地域防犯のお役に立ちたいが為に・・・」なんて
言い訳顔をしてみたりとなかなか愛嬌もあったのだ。


実家から「イヌ キトク」のメールをもらって週末に会いに行っての今日。
子供みたいに舐めるように可愛がるのではなく犬と自分という関係を保っていたから
多分、悲しいけど泣かないだろうと思っていた。




だけど、やっぱり
泣く。



13年って長いよね・・・・。




本当に仲悪かったんだから・・・すぐ噛みつくし、コワイし、なかなか触らせてくれないし。





憎まれ口たたくのが精一杯。
思い出とかはまだ書けません。
こんなにこんなに寂しいなんて。
思い出し泣き。
寂寥感、喪失感ってこういうことなんだろう。


よりによって談志のあとに・・・
憎まれっ子、世に憚ってもらわないと困るのにね。






実家からのメール
「11時30分頃 愛犬が死にました。
なんだか玄関先が寂しくなりました。」









業の肯定

2011-11-29 | Weblog
「落語とは人間の業の肯定である。」






時に人として問題である熊つぁんも八っつあんも魅力的だもの。
酒飲み、博打打ち、大げんか。
落語のネタは確かに人の業と不幸が何よりも面白い。


流石に立川談志だねぇ。
「落語とは業の肯定である」
気難しい天才であのべらんめえ口調の談志にこういわれたら
納得するしかない。



自由に生きることを許された稀有の人。
石原慎太郎は無類の話術家と称し、
林家三平は落語界の宝と賞す。


立川談志



破天荒
天才
孤高の人


立川談志を表す言葉はどれも過激で一途で愛にあふれている。
まるで落語にでてくる一癖も二癖もある市井の人のように。
名もなきを当たり前に生き、個性的な愛すべき落語の登場人物のように
立川談志という人物は語り継がれていくんだろう。


愛すべき頑固者
芸の探求者
稀代の変人
偉大な落語家 逝く。


話術って奥が深いと談志の落語を聴きながら
思った次第。









アートをひとつ

2011-11-24 | ギャラリー
祝日、一人時間を利用してお買いものに。
ブラブラとお目当てありぃの目的なしぃのでブラブラするのが好きだ。


本日 青ブラ。



表参道~ブラブラですからあしからず。


先日のtricotのシャツにあわせるパンツを買いに行ったはずが
標的ブツにかすりもせず、ご帰還となりました。


なのにだ!大荷物なのは何故に????


シャツに合うシルエットのよいパンツというのが本日のゴール。
ゴールに目指して走り出すもマラソンに例えればゴールするもルートミスして失格。
ゴルフの例えればOBというやつですね。




アート作品を買いました。











繊細なワイヤーアート。
軽いのだがお店の方がしっかり、丁寧に梱包してくれたのでがさ張ることこの上ない。
軽いのだがデカイ。
大きな紙袋と一緒に表参道を闊歩する。

紙袋をかかえて他の店によったらあっちこっちで興味深々で尋ねられる始末。
確かに、御大層な包みであります。


店員「大きなお荷物ですね。 何か買われたんですか? お預かりしますけど・・・」


そしておもむろに上品さをもってこう、答えます。


ワタクシ「アートをひとつ買いましたの。 軽いので大丈夫ですよ。 お気遣いありがとう(おほほ)」



ナイスな回答です。
完璧です。
何を買ったかと問われ、
アートを買ったという。
あたしの中での最高の模範解答。



アートをひとつ




「もしかしたら、あたしの連日の残業はこの作品を買うためだったもしれない。」
そう思うと涙がでちゃうぐらい救われました。
「なんで」とか「早く、帰りたいのに」とか「疲れた」とか「面倒」とか
折れそうなネガティブな心境で仕事するより
「アートを買うため」と言い聞かせれば
あたしの残業時間は有意義でバラ色のものに変わります。

こんな明確で希望ある目標かつ目的があったとは!
相方にかけた迷惑と負担も報われるちゅうもんです。

ビバ 残業!!!
今月、そして来月も頑張れそうだ。


アートをふたつ。


問題は相方のどこまでこの感覚を共有してくれるかってことなんだけどね。
きっとふたつめ迄は許容範囲ではないかと読んでいる。
みっつめは無い!
早く、カタつけなきゃなあ。








笑えない話

2011-11-23 | Weblog
「チョコパイガイドライン」


気になってチェックする。
ネットのニューストピック。
「北朝鮮に“チョコパイガイドライン”?…“金になる菓子”で闇市まで」


フランスには事細かいワインに関する法律があったり
ドイツにはソーセージにまでガイドラインがあるのは知っていたけど
チョコパイに関するガイドラインがあるとはね。


これはネタかい?
以下、YAHOOニュースより抜粋。
読んで、思わず笑っちゃたけど。


開城(ケソン)工業団地に‘チョコパイガイドライン’が生じる見込みだ。ここに進出した韓国の123社が、北朝鮮勤労者に間食として提供するチョコパイの統一された支給基準を決めてほしいと、工業団地管理委員会に要求した。


韓国情報当局の関係者は20日、「朝中国境都市の新義州(シンウィジュ)にまでチョコパイの闇市ができているという情報がある」と話した。

工業団地の関係者は「当初は1-2個のチョコパイが提供されていたが、各企業が競争的に支給量を増やし、混乱が生じている」と述べた。北朝鮮勤労者の間ではチョコパイの貸し借りが広がり、10個も支給する工場と3-4個を支給する工場の間で葛藤が生じつつあるという。

これを受け、チョコパイ支給量によって工場の生産性にまで影響が出るため、統一された配給量を定めてほしいということだ。
しかし統一部当局者は「民間企業が間食と現物成果給レベルで提供しているチョコパイの問題に政府が介入するのは難しい」と難色を示している。


企業関係者は「チョコパイ配給をやめた場合、勤労者の反発が予想され、北側も積極的に動けないため、南側が供給を中断してほしいと要求している状況」と説明した




確かに北朝鮮ではあたしがおもうチョコパイはチョコパイではない。
確かに2個のチョコパイより10個のチョコパイの方が有難いもの。

けど、チョコパイって・・・・。

真剣にチョコパイについて悩む国家。
正常ではないわね。

文字面だけ追って読んでいくと笑える話だが
実際は笑えない話。

チョコパイってそんなに有難いものだったとは知らなったもの。
自分にとって些細で箸にも棒にもかからない事柄でも世界や世間では
とっても大事(おおごと)なこともあるんだなと改めて認識した次第。

常識だと思ってもそれを他の人に強要するべからず。
常識もどきが大勢のコンセンサスを得て任意でなりたっているのだからね。
価値観が違えば常識も変わってくるのである。
常識は普遍ではないのだ。

「チョコパイ ガイドライン」

この話、作り話ではないのかね。
若干の疑いの余地ありと睨む。
そうでないと・・・・・・・本当に笑えない話である。





久しぶりにチョコパイ 食べたくなっちゃったなあ。
明日のおやつに決定!。
あたしの仕事の生産性上がるかしらねぇ。

妄想力がものを言う

2011-11-20 | ドレステリア
最近、ブログが飲んだくれとネガティブ話題になっていていやだなあ。
口にすべき言葉はもっと他にあるだろうに・・・。

という訳でお買いものしてみました。

こういう時はお買いもの。
いつもしてるけど・・・とつっこまないでぇ。


tricot COMME des GARCONS





トリコ コムデギャルソンのシャツ  ダチョウ柄




シャツは便利なはずなんだが出番が少ない。
多分、この形があたしに似合わないからなんだと思う。



男の人のワイシャツのように襟が立っているものは特にね。
ブラウスのように襟が寝ていて、襟ぐりが広い物の方があたしは使いやすい。
とは言ってもやはりシャツとしてはこの形が一番、美しい。
ジレンマ。

例えて言うなら
スキデキライデ
キライデスキデ。


これにルーズなパンツとカーディガンを合わせたい。
パンツはちょっとエッジの効いたものものが良い。
そして何の変哲もない赤い丸首のカーディガンとか・・・

定番のストライプシャツにダチョウ柄 まさにそういう感じ。


洋服を買うのは想像力をはるかに超えた妄想力が稼働する。
イメージを明確にできる想像して、その先のシチュエーションも数珠つなぎ。
そうやって買い物するのは本当に楽しい。


ああ着て、こう着て
あそこへそこへ行く
誰と?、あの人と。

買い物は妄想力がものを言う。

あなどるなかれ

2011-11-20 | ギャラリー
北海道のお土産定番と言えば

熊の木彫りの置物(鮭付き)




ド、定番!
もらっても困るし、自分で買うか・・・・・買わない。










思ってました!!!
今日までは。


これと並べて飾りたい。




鮭の逆襲


欲しいなあ。




思い込みに囚われてはなりません。
鮭は熊に咥えられるものと思っていたら大間違いなのさ
飼い犬があなたの手を咬むこともあるのです
そしてネズミだって「窮鼠猫を噛む」。
あたしだって、黙っちゃあいないさ!


「見てやがれ!」の精神で今週乗り切る。
そして本日、充電日。
寝まくり太郎・・・。
一日をほとんど寝て過ごす。
週末の貴重な時間が勿体ない。


いいさ、いいさ。
見てやがれ、あなどるなかれ。

ド定番のおみやげ品も鮭の逆襲となるとアートだもの。
あたしだっていつまでも喰われていちゃあ仕方がない。

鮭の逆襲。
しかしこの熊、いい表情してるわね。







ハモン 2枚、 ワイン1杯

2011-11-16 | トラットリア
月曜日から怒涛の日が続き忙しい。
今、頑張れば後が楽できると思っているし、
坂道を上がるように忙しくなるよりは転がり落ちるように楽したい。


おかげで振ればカラカラと鳴り、ワイン1杯で上機嫌の有様。
高島屋のCharcuterie Kodama でベジョータ 24ヶ月モノ 2枚を本日の糧、ご褒美とし乗り切る!

ハモン 2枚、 ワイン1杯。

コストパフォーマンスはどうなんだい?
いいのか、悪いのか。 微妙である。

スーパーで売ってる生ハムもどきじゃイヤだよ。
かといって生ハム 10枚食べても美味しくないもの。
そういうことを考えての


ハモン 2枚、 ワイン1杯。


ハモン・イベリコ・ディ・ベジョータ 4枚で 1038円。
これが明日への活力!  「priceless」。
マスターカードのCMみたいになっちゃったけど。




そして初めて知ったのだった。
オカズの状況を確認しつつ食べるライスの関係。

ここにあと3切れのとんかつがあるから・・・・とか
ホイコーローとザーザイでご飯1杯をやっつけるペース配分とか。
どうでもいいじゃんと思っていたけど結構、重大な問題よねこれ。


ハモン2枚でワインは何杯いけるか。
ああ、同じベクトルの悩み。



本日の黄金比
「ハモン 2枚  :  ワイン 1杯」


次回はここにどうやってブルーチーズを組み込むか?


この黄金比を使って
ハモンをXとし、ブルーチーズをYとして最低2杯はいけると仮定する。

2X=1
2X+Y=2



おお、自明の理。
答えは自ずとでてくるわよね。







 








滋味滋養

2011-11-12 | トラットリア
季節の変わり目、滋味滋養。

めっきり秋めいて天ぷらを食べに新宿 つな八へ
和食はやはり旬を愛で、食するものと心得る。

茗荷、
そら豆
アスパラガスはすでに無く、

ネギ
椎茸



白子

うむうむ、秋だなあ。
こうやって食材が変って、
季節の移ろいを実感す。

薬味のおろしが
トマトから大根の梅肉和えになり、
カレー塩が山葵塩になった。
はあ、寒くなるのは当たり前。



ビールから熱燗になり季節が変り行くのを ・・・・・・。
おっと、確かにアルコールは関係ないわね。
天ぷらには酒がよい。
それは夏でも、冬でも。


白いスープ

2011-11-11 | トラットリア
季節の先をいく初物か
去り行く季節を惜しむのか。

冬の白いスープ
今年最後の御嶽白菜。
白菜、再び。



豆乳にトロトロの白菜。
名残惜しい季節の味と季節の変わり目を堪能する温かいスープ。

季節が変わるのはちょっと淋しくて、ちょっと愉しみ



生姜をきかせた呉汁
クラムチャウダー
かぶと白味噌の味噌汁
白菜と鱈の潮仕立て
冬は白いスープがよく似合う。
昨夜は白菜と鳥団子の豆乳スープ

美味しい食材は何よりの贈り物。
季節を大事にできる人は乙なんである。

冬と
スープと
白菜と。

白いスープは贈り物!!


深夜のフライドポテト

2011-11-10 | Weblog
深夜にマックポテト。



高校生だった頃を思い出す。
あの頃は深夜に出歩くことはなかったけど。
行かなくなって久しいファミレスやファーストフード店でとりとめもなく、着地点もなく
しゃべり続けるあの感じ。

深夜のマックでポテトをつまんでいたら、そんな事を思い出した。
今では大して特別じゃなくなった夜のお出掛けもそれなりに一大事だった頃の話。

もちろん今ではそれが居酒屋になり、BARになっただけで
何も成長はない。
人としゃべる事が非常に楽しい今日この頃なの。


ただ、唯一にして最大の違いは翌日の疲れ方。
徹夜しても全然、大丈夫だったのに
今はダメ、ツライ!ネムイ、カサカサの三重苦。


相変わらず話のネタは尽きず、楽しい時間はあっという間なのになあ。