日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

弔事のこと  shuo(シュオ)のこと

2014-06-28 | Weblog
「ある日、突然にやってくるんだ それは」と痛切に思う。
心しても痛みを伴う。
そして、よく言ったものだとつくづく実感するのだ。






一度、喪服をだすとつづくよと。





初めて喪服を買ったときに言われた言葉。
その時はふうん、そんなものかと思ったけど実際に、確かにいくつかの葬儀が続いたのだ。
それから、幸運なことにあたしは喪服を着る機会が無く過ごせたのだけど
予想だにしない人の訃報から、義祖母と続きこれからは喪服を着る機会が格段に増えることを確信する。







もう、そういう年代になったということだ。
悲しみの時はいつだって本当に突然だから、動じることなく受け入れる準備が必要なんだと思い知る。
背伸びせず、かといって失礼にならないような私らしさをもって故人をちゃんとおくれるようにしたい。
マナーや常識は思いのほか、変るものだから余計なものに気をとられることなくあたしとその人の関係を想うことに集中したい。
思い出したのは昔の切り抜き GINZAの一ページ、ブラックフォーマルについて貴重な特集。
そして、出会ったのが『shuo`』というブランド。



shuo`(シュオ)

生きていくことをちゃんと考えたくて、 shuo` という名前のアクセサリーブランドをはじめました。 冠婚葬祭で使う小物やアクセサリーを中心に制作しています。 毎日忙しくしていても、友達の結婚式となれば爽やかに祝いたい。 悲しい席では、できるかぎり凜とした姿で故人を送りたい。 そんな瞬間にアクセサリーや小物が力添えできれば……。 shuo`はそんな発想から生まれたブランドです。 人生を大切に思う人の役に立てることを、ささやかに願って。



確かに生きていくことをちゃんと考えると祝いごとだけでなく悲しみごとも考えねば。
改めて、そう気づかされ数珠と袱紗をオーダーをしたのが、義祖母のお葬式後。







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桜が散って梅雨になったころ、仕上がりの連絡をもらい受け取りに行った今日。
そのうち、近くに寄った時でもと先延ばしにしていた受け取りでしたが、
どうしても今日、取りにいかなくてはいけなくなったのです。



あたしの仕事の、酒の、そして人生の師の訃報。
どう、受けて止めていいかわからなくて混乱している。




お葬式のこと、ちゃんと考えておこうと思っていた矢先。
だから文章は尻切れトンボですが、このままshuo`(シュオ)のお数珠と袱紗の写真を追記してアップすることにしました。
ハンカチは黒いもの ひびのこづえのもの。
まだまだ若くて、弔事のことなんて考えたことのない人が、これを読んで生きていくこと、お葬式のことをちゃんと考える微々たるきっかけになればと願うので。


本当にいつだって悲しみは突然だから。
































ニルヴァーナ 待ち

2014-06-26 | リブレリア
今夜の我が家 ニルヴァーナ待ち

鶏 ささ身



素麺の具となる運命。
食物は生命を頂く行為なり アーメン

 

    

友人オススメの『聖☆おにいさん』
ブッタとイエスが下界、立川でバカンスを謳歌中
信じる者は救われる的なゆるさと笑う門にはなんとやら。






我が家の栄えあるトイレ本(トイレのみで読むことを許された本)の地位を
のだめカンタービレから奪う勢い。
ばかばかしいほどに面白い。







裏通りの洋食屋 アカシア

2014-06-21 | トラットリア
お運びさんと呼ぶのが正しいようなおばあちゃんが2人組
客席を仕切る。
ああ、古風。


駅の立ち食いそばのような素早さで供される
ロールキャベツ
ああ、昭和の味。




ロールキャベツは1つではなく、
一貫と数える。
ああ、昭和をこえて江戸までいったか。



オレンジ色の光
新宿の裏通り
ランチでシチューにはゴハンでしょ。
パンではない、ライスではない。
正しくどんぶりご飯。
ああ、当時はハイカラであったのであろう。


学食のような親しみやすさと
定食屋の気安さで
サラリーマンの憩いの場
それでいて郷愁と老舗の貫録
ああ、目新しさは懐かしさにかわり。

  



こういうお店、貴重です。好きです。


たったと注文しないとばあちゃんにせっつかれますけど、新宿 アカシア。

生まれた時からアルデンテ

2014-06-14 | リブレリア
   冷蔵庫のダミアン・ハースト
         ―いいえ、たらみです。

本を読んでいたら衝撃的な文章に出会った。すごいぞこれ。
たらみのゼリーに打ち震える 23:15PM
スパゲティーは赤くなくてはいけないという価値観で育ってきたあたし(もちろん学生でなくなった頃にはパスタ界は無限の荒野であることを知っている)には
ダミアン・ハーストをみてもたらみのゼリー**にはたどり着かず
たらみのゼリーをみてもダミアン・ハーストにはたどりつく訳もなくむかえた6月14日のこの瞬間。
本日、23:16PM以降
たらみのゼリーがダミアン・ハーストの作品にみえるのです。
なんだか人生においてひとつの転換点にたちました、あたし。
これは生まれた時からアルデンテな人*への羨望ともいえよう。






だってたらみのゼリーはまごうことなき冷蔵庫の中のダミアン・ハースト***












*『生まれた時からアルデンテな人』 -平野紗季子この本の著者 平成生まれ
**『たらみのゼリー』 -透けるゼリーの中にはたっぷりの果実 たらみ社の看板商品
***ダミアン・ハースト -"Natural History"という、死んだ動物(鮫、牛、羊)をホルムアルデヒドによって保存したシリーズが有名(wikiより)

混ぜるな危険

2014-06-14 | ホーム
右手に今時分、濃厚な香りを漂わせるクチナシの花
白い花をみると何時だって山頭火を思い出す。

『白い花を机に』
種田山頭火の句


くちなしも鉢植えをみかけてお買い上げ。




花屋から白い花を家に



うきうき
右手にソムタム
無性にソムタムが食べたくなって行きつけのお店に寄り、
ソムタムをテイクアウト。
タイの屋台方式で手渡されるビニール袋入りのソムタム。





お店からソムタムを食卓に




うきうき
満足のいく買い物だったと両手をみれば
右からは濃厚なクチナシ
左からはニンニクたっぷりのタイ料理 ソムタム

ああ、その香り、混ぜるな危険!
混ぜると危険!












開幕 World Cup

2014-06-13 | Weblog
サッカー関連の特番にウンザリで
バカ騒ぎ、浮かれ騒ぎの口実になるワールドカップがナンボのもんじゃいと斜に構えてみたけど、FIFAランキング最下位 アメリカンサモアの奇跡なんていうものを開幕直前ネタで観てしまって


号泣!


やっぱりサッカーは世界を興奮につつみこむ術
ワールドカップは熱狂の祭典なのだと思い知って
ネイマール ゴールの歓喜に


号泣!!



サッカーのゴールシーンというのはいつだって一級の芸術なんだとあたしの心に住まう岡本太郎が爆発した。
ゴールシーン is マスターピース! 芸術は爆発だ。 サッカーはお祭りだ!


というわけで(どういうわけで・・・)
本日のドレスコード 『2014 ブラジル World Cup』
WACKO MARIA (ワコマリア)のシャツ




まさにワールドカップ仕様の一枚。

コルコバードの丘 キリスト像+サッカー


ブラジルのシンボル コルコバードの手を広げたあのキリスト像を柄にして
元Jリーガーがデザイナーというサッカーの要素も持ち合わせたこの洋服。
太郎も絶賛(心象風景) 松木安太郎もきっと絶賛(TVの画面のあの感じで)


ワンピースにしようと思ったんだけどすでにサイズがなく
お店の人に秋冬物(もう秋冬よ!)のスカートと一緒に勧められた
シャツが殊の外、あたしに似合って、Cロナウドの本領発揮の前にあたしの買物魂の本領発揮。
本田のシュートのようなするどいアドバイスを店員さんからもらって、紙袋を片手に意気揚々と伊勢丹を後にする。
その爽やかさたるや勝利を手にしてピッチを引き揚げる内田篤人のよう。


すでにすべてをやりきった あたしの2014 ブラジル ワールドカップ(ファッション編)。



ハモン イベリコ ベジョータ フリル

2014-06-08 | ドレステリア
じっとりとした空気になじませて
しっとりと脂が溶け出す頃が食べごろ。
ハモン イベリコ ベジョータ 44ヶ月。

深みのある赤と輝く白のコントラスト、波打つフリルの美しき哉。


明日の装いが決まる。
リバティーの赤と白のワンピース
袖がフリルのやつ。







好きなもの 生ハム、イタリアンサラミ
ぱっと目にはいる個性をもつワンピース。
このワンピースは袖のフリルのそれ。



雨、波紋 yesim chambrey

2014-06-07 | ドレステリア
よく降ること、雨。


すでに入梅、2日目にて雨降りの鬱陶しさにカビそうである。
しとしとではなくじゃぶじゃぶ。
靴はぐちょぐちょ。
出かけ先で行きかう人々の足元の多数がゴム長(靴)。
男の人の足元もHUNTERで新鮮で
あたしもうっかり、HUNTERのレインコートを衝動買いするとこだったわ。


買わなかったのはサイズがなかったから・・・・・。



雨ならば雨の装いをしましょう、そうしましょう!
雨のための装いはレインブーツ、レインコートだけに非ず。
yesim chambrey(イエシム シャンブレイ)のネックレス。
まるで雨のしずくが水たまりに飛び込む 雨紋、波紋のよう。











しとしと ぴっちゃん
しと ぴっちゃん
我が胸元に雨の装い。



バクテー 食べてー!

2014-06-06 | トラットリア
美容と健康のための漢方味

ちょっと不思議な味がするのは異国風だから。
クセになるのはアジアのパワーを感じるから。

バクテー(肉骨茶)を食べながら
アジアの喧騒にさらされたいと切に願うのは梅雨入りのニュースのせい。
ビールを飲むのをぐっと我慢したのはサラリーを頂く身のランチタイムのせい。

バクテー油条(中華風揚げパン)とともに。
次回はビールと共にバクテー 食べてー!