日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

傘にエロス

2013-06-06 | Weblog
傘を買った。

やっぱり、雨は降ってくれない。
そうだと思った。ある意味、期待通りすぎる。
傘を買えば雨は降らない。
サンダルを買うと雨が降る。
ストールを買うと一気に暑くなって出番はない。つまりそういうことだ。

自分がこんなに傘が好きだとは、知らなかった。
特に黒い傘。蝙蝠傘というやつ。
そこに改めて気がついたのは日曜日、晴天の有楽町 ESTNATION。


お店の入り口には時節柄、カラフルなパラソル
カサ ON シーズン 季節モノ。
長いのと短いフレームが交互になって凹凸のある優雅なデザイン。
ちょっと変わったカタチに興味をひかれて次々、広げられる色とりどりのカサ。
雨の日の楽しみはこういうカサなんだろうと思っていたけど




最後に広げられた傘は 黒。 漆黒。



黒い傘は格と迫力が違うと思っていたら
その手元、ハンドルは真っ赤だった。
傘はエロくないとね。


憂鬱な雨を吹き飛ばすようなカラフルさもいいが
傘にはエロスがないと、やっぱ。
あたしが傘に求めるのはそこだったんだと雷にうたれたごとく悟った。



悟り。



傘にエロス。




「カサ、お好きなんですか?」尋ねられ
それほどでもないと言い切ったが隣にいた相方が口を挟む。
「好きですよ カサ」
違いますと念を押してみたもの言い訳になった。

辛子色、小さ目の星形パラソル ハンドルはウッド シビラ
黒、パゴダ型パラソル、ハンドルはバンブー 一目ぼれの無名の品
ベージュ 和傘のような16本アンブレラ ハンドルはブラック シビラ
黒地、赤、ベージュのステッチ柄生地 深張りでカッティングが個性的なアンブレラ ハンドルはブラック  シビラ 
ドピンク ワンタッチで開閉(閉がポイント)できる折りたたみ傘 上海灘
蜘蛛の巣のような柄のビニール傘 ウンナナクール

思っている以上に傘に執着していて驚いた。
しかもどれもこれも一癖いや二癖以上の傘ばかり。
深層心理でしょうか?無意識に傘にエロスを求めていたらしい。
シビラの傘が多いのはその形がどれも個性的だったから。
しかも初期のものに集中。
いまじゃ買わないけど、面白くないから、エロくないし。



傘に求めるエロスとは
異性に対する、官能や性愛ではなく
プラトン哲学において真善美へのあこがれという純化された衝動という高尚さ。



だ・か・ら・ね!






エロの極み
ディチェザレ デザイン (DiCesare Designs )の傘
お値段 15750円
早く、雨降れ。
エロス 全開にて。






コメント
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