ある町のとても美しい王子の像。
瞳はサファイヤで体は金箔に包まれ、腰の剣にはルビーが埋め込まれ、それはそれは美しい姿で町の人々からも愛されているのでした。
しかしその美しい像は見た目もさることながら、困っている人に寄り添うことができるという美しい博愛という心をも持っていたのです。
一羽のツバメの助けを得ながら、困っている母を助け、飢えている作家を救い、幼い少女にも身を削って救いを差し伸べていく。
どんなに自分がボロボロでみすぼらしくなったとしても ・・・・・・幸福の王子の像は幸福なのであるというようなオスカー・ワイルドの短編。
ええとこれは何がいいたいかというと鏡に写ったあたくしが、あまりにボロボロでみすぼらしいっちゅう話です。
ついでに心が博愛の「は」、漢字で言うなれば博の「十」を殴り書いたぐらいの性根のあたしは身も心も金箔になんて元々ないのだから、ボロボロの幸福の王子像よりさらに荒んでいるのだなあと鏡の中の自分と思わず頷き合う。
あはは、はあ。
ということで幸福の王子よ、ここで苦しんでいる民草がおりますので、ツバメを寄越して下さい!至急!!
瞳はサファイヤで体は金箔に包まれ、腰の剣にはルビーが埋め込まれ、それはそれは美しい姿で町の人々からも愛されているのでした。
しかしその美しい像は見た目もさることながら、困っている人に寄り添うことができるという美しい博愛という心をも持っていたのです。
一羽のツバメの助けを得ながら、困っている母を助け、飢えている作家を救い、幼い少女にも身を削って救いを差し伸べていく。
どんなに自分がボロボロでみすぼらしくなったとしても ・・・・・・幸福の王子の像は幸福なのであるというようなオスカー・ワイルドの短編。
ええとこれは何がいいたいかというと鏡に写ったあたくしが、あまりにボロボロでみすぼらしいっちゅう話です。
ついでに心が博愛の「は」、漢字で言うなれば博の「十」を殴り書いたぐらいの性根のあたしは身も心も金箔になんて元々ないのだから、ボロボロの幸福の王子像よりさらに荒んでいるのだなあと鏡の中の自分と思わず頷き合う。
あはは、はあ。
ということで幸福の王子よ、ここで苦しんでいる民草がおりますので、ツバメを寄越して下さい!至急!!