日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

退化論

2012-05-31 | Weblog
このところ週末ごとに展覧会や企画展にいっているんだが一向に
あたしの中に貯まってくれない。

その時、いろいろ思うのだけど後になって、いや数時間後には
その感動や感想はどこかに行ってしまう。

どこでだだ漏れているんだろう?


今日も元気に後ろ向きな内容となっております。
いいですねぇ~この相変わらずオチもやる気もない内容。
ここまでくると「進化論」ならぬ「退化論」でも声高に偉そうに論じられる
ドクターになれそう。


マヤ歴の終末思想だって退化論の権威にかかれば
今週の「週末論」に早変わり。
一週間、長いね・・・・。

先週の日曜日はある私設美術館のご招待券をいただいたので出掛けたんだが、
爛漫に咲き誇る生命の息吹と老いゆく生命の儚さをつぶさにみせつけられる作品を
観る前に、こんなんを食べてしまった。
おかげでお腹が痛くなる。




二郎じゃないよ。


埼玉の地ラーメンを名乗りをあげたい「焦がしラーメン」。





ファイヤー!!!






そして絵画の感動はどこへやら。
結局、何よりの衝撃は太麺の太さと店主のもさもさ頭。
その店の佇まいは終末いや週末的。
やっぱり週末のラーメンにはパンチを求める。
そうそう、ついでにあたしのもさもさ頭は間違いなく一貫の終わり!!
ショートカットが伸びるとえげつない状態になりますな。
鳥の巣アタマをどうにかせねば。


「今週末こそカットに行きたい!」これ最近の口癖


さて今週末は無事にさっぱり髪の毛を切りにいけるんでしょうか?
どんなパンチあるラーメンにありつけるんでしょうか?
ラーメンは進化し、あたしは退化。
さっぱり系のラーメンなら蕎麦を食らうべし。
実は一度に食える量が多くないだけでギトギト ベタベタ マシマシは
嫌いじゃないのである。















その確率 97%

2012-05-30 | ドレステリア
樹脂と樹木と金属と貝

河島英五の「酒と泪と男と女」みたいな書き始めになってしまった。
連日の酔どれブログに拍車がかかる。
水戸黄門が最終回を迎え、最近の月曜日のお楽しみといったら

吉田類の「酒場放浪記」





辛辣なナレーションに突っ込まれながら、吉田類が
肴をツマミながらぐだぐだと飲み続けるだけの番組。


しかも、店は汚め、煮染めたオババがでてくる店の方が面白いのだから恐ろしい。
ツマミは「煮込み率」85%
赤提灯の破け率 72%


オシャレブログのはずなんだが
吉田類の「酒場放浪記」を楽しみにしていることを告白し
日々の晩酌を白状し、疲れた、疲れたと愚痴を言う。
なんだかあたし末期的。

いやいや・・・・・・・・本日はオシャレ内容にするのだぞ!
樹木と樹脂と金属と貝





Les Nereides ネックレス
色々な素材が組み合わさってトリになりました。
チェーンが長めでこれからの季節、使い勝手良いに違いない。

さあ、新しいネックレスでウキウキと焼き鳥、焼き鳥食べに行こう。
鳥ガラみたいな寡黙な爺さんとパワフルおババのいるあのお店。
安くて汚くて、ボリューム満点。
カクテルなんて洒落たもんはねえよ。

酔っ払ってご機嫌なおっちゃん達にまじってビールをぐびり。
そのうち、ネックレスがグラスやら料理へダイブ!!
その確率 94%

ロングネックレスは危険なんである。




4人目の女

2012-05-26 | ギャラリー
声楽のコンサートに行く@銀座 シャネル
メゾ ソプラノの声楽家。


イタリア語を始め、オペラはいかんせん言葉が分からないから難解だ。
イタリア語、フランス語、ドイツ語。
オペラははちゃんと字幕がついているからド素人でも物語を追っていけるが
コンサート形式ではそれは全て歌い手の力量になるから大変だ。

ピアノ、ヴァイオリン楽器を奏でる演奏家と違い、歌い手は言葉を操るがゆえに
情感を伝えやすく、情感を伝えにくい。




心情の機微、表情、物語、情感までをもメロディーに乗せて人の心を打つ
声楽家の実力を堪能できた観客は幸福だといえる。


夢見る乙女 ミニョン 「君を知るや南の国」
ほろ酔女 ペリコロール「ああ、なんて素敵なディナー」
コケティッシュな「エンパイア劇場のプリマドンナ」
三人の女を歌いわけた4人目の女 小野 和歌子

個性や背景まで伝え分ける彼女の視線の先の物語を見て見たくなった。
有意義な土曜の午後。


5人目の女、あたし。
銀座で高尚で贅沢な時間をすごし、感動を抱えながらタイ料理を食べに行く。
やっぱりひたすらタイ料理ブーム続く。
絶品だったフライドエッグ(目玉焼き)。
ここでも感動!





本日も二人目のほろ酔女 ペリコロールに負けない酔いっぷり。
音楽に酔ったんだからね。
ビール2杯、サワー2杯、飲み直しのカクテル3杯で酔っぱらった訳ではないからね。




5人目の女、往生際悪し。









迷い道 うろうろ

2012-05-23 | Weblog
「迷い道」

現在過去未来 あの人に逢ったなら
私はいつまでも彷徨っていると 誰か伝えて
まるで喜劇じゃないの ひとりいい気分になって
酔いもさめかけて、飲み過ぎなんて
ひとつ曲り角 ひとつまちがえて
迷い道うろうろ

今さら地図をみる余裕は残っていない
いかさま飲み屋にはまった訳でもない
あれからどうなったの、いまさらどこにいる?
ひとりのままでいると 夜道は危ない
ひとつ曲り角 ひとつまちがえて
迷い道うろうろ

もとからないのよ プライドなんて
もしも許されるものなら タクシーで帰る。
まるで喜劇じゃないの ひとりでいい気分になって
鍵はあけておいて、今夜のあたしのために
ひとつ曲り角 ひとつまちがえて
迷い道うろうろ






渡辺真知子「迷い道」の調べをBGMにお読みください。
鯖好きのあたくしめのために今夜はおしゃれな一品が届きました。


ワインビネガー〆のシメサバですよん。
今夜も飲まずにはいられません。
名曲、「迷い道」の酔どれバージョンが頭の中で回り出しました。

ほーんと、飲まなきゃやってらんないわよ!
おじさんが晩酌する気持ち分かるわぁ。
午後も頑張りますか!
目標(鯖)もあることだしとっとと仕事、終わらせなきゃ。

















まだ目がチカチカ

2012-05-21 | Weblog
お日柄、お天気もよく、きちっり観賞致しましたぞ。

金環日食


通勤中の大人からお子まで黒い紙のサングラスで空の同じ一点を見つめる光景も
不思議な体験。

















追記

興奮さめやらぬままに携帯からアップしたんだけど写真・・・・ヒドイナ
「日食をさがせ!」状態。
まあ、それもまた一興ということで。

カメラのレンズを通さずにみた日食はまさに金のリングで日食記念に指輪をひとつ
買ってしまおうかと思った。

世紀の天体ショーもあたしにとっては物欲を刺激する為だけのものだったということだ。
下世話な人間であることがバレた金環日食の一日であった。

欲しいのはnymphs(ニンフス)の金環食のリング、一粒の光のしずく(パール)か
一粒の星と合わせたい。
小さく今日の日付を彫るのも面白かも。





何事もなくつまらなくて忙殺された忙しい日が笑い話や糧となるべく未来の日のために。

キンカン フィーバー

2012-05-19 | Weblog
ぎゃ~ 早く、早く、ふうふうしておくれ!と
もんどりうつのはキンカンフィーバー。



蚊に刺され、かきむしった後の
キンカンのしみることといったら大騒ぎ。
「それが効いている証拠だから」とムヒには目もくれなかった我がハハ。



滲みて痛いし、臭いしで大嫌いだったキンカン。
おしゃれな「ムヒ」にかえてくれと懇願するも
効き目が弱っちいと受け付けてもらえなんだ。


173年ぶりの出来事を前にどうでもいいことを思いだしたキンカン派のあたくし。

駆け込んだホームセンターでは明後日に迫った金環日食を前に
日食グラスが売り切れていた。
キンカンフィーバーですな。

悔しいからドラッグストアでキンカンを買ってやったわ。
そうしたら日食のグラスがひっそりと並べられていた。
意外なところで手に入った日食グラス。
蚊の季節の前に早々と手にいれたキンカン。

世紀の天空ショー は東京で 21日(月) 7時34分





金環日食見た後も日食グラス捨てちゃダメよ。
お次は6月6日金星の日面通過。
太陽の表面を小さな金のさな金星が通り過ぎて見える
レア度はMAX。次は105年後。

キンカン派なのにキンカンではなくムヒを買ってしまう以上のレア度。






ONE PIECE展のOne piece

2012-05-19 | ギャラリー
『尾田栄一郎監修 ONE PIECE 展 ~原画×映像×体感のワンピース』@ 森アーツセンターギャラリー



以下ネタバレありですから要注意。
写真も一切とれませんので要注意!
それでも意を決して行ってきたんだ、公式の写真以外でレポートしちゃうぜ。
(ワイルドだぜぇ byスギちゃん風)
なんせ海賊相手だからな。




チョッピーだかチョッパーだかも分からずに行った。
入場時間制限ありの予約制チケット。
なのにあちこちで発生する待ち時間にめげそうになる。

52Fまでにいくエレベーター待ち
会場内、箇所のミニシアター(映像作品)待ち
作品鑑賞待ち
次々とでてくるアトラクションに順々に乗る感じに似ている。

家族、カップル、友達同士、盛り上がる内容は勿論、ワンピース。
次々とでてくるキャラクター名や再現される場面を小耳にはさみつつ列に並んで待っている身の
せつなさったらないよ。

ひとりディズニーの境地。(行ったことないけど)

小さな原画が見えなくても、描かれている内容がさっぱり分からなくても
最近の歌の歌詞の様に大げさで鼻白むことがあっても
それなりに楽しめるワンピース展。



出来れば仲間とお楽しみください。
ついでに上映される映像で拍手がおき、歓声がわき、鼻をすする音がひびくことに
ネエサン びっくりだわ。



紙面から飛び出る感動は分かち合ってこそ、よりひとしおということなんだろう。
ワンピースでいくもんじゃないです。
是非、two pieces以上でお出かけください。
写真はそうとう五月蝿く撮っちゃいかんよとのお達しあり。
海賊はやっぱりがめついのかね。
光、差し込む絶好のフォトスポット(等身大フィギュア)の前でも写真撮影は不可!!
あの天下の草間弥生作品だって一緒に写真におさまることができるのに。
さすが悪徳海賊商法だわ。
場内は500円の公式パンフレットを買えとのことらしい。



さらにがっぽり、52Fマドラウンジではコラボメニューも展開中。



天気の良い日はこんな景色と一緒に冒険を楽しめます。




オミヤゲ付き。



シリアルナンバー入りビブルカード。
あのう、ビブルカードって何ですか?
チョッパーって犬ですか?




人気コミック、「ONE PIECE」にあやかるべく撮った写真はコミック風にしてみました。
せっかくならカラーで観たいよね。
そんな風に思ったら足をはこぶべし。

あたしは東京現代美術館で偶然にもみかけた井上雅彦の絵を目の前にして
上野の森でやった「井上雅彦 最後のマンガ展」に足を運べばよかったと心から後悔した。
ついでにこのタイミングで大友克洋GENGA展も開催中。

どんなMANGAを描いているのがさっぱりわかないけどマンガはやはり芸術なのだと
原画を前に息をのむのだった。
安っぽい紙に印刷されてもハラハラドキドキ人を惹きつけてやまない作品だもの。
それが描きこまれた原画ならやはり感動は二乗。
きっとこちらもTWO PIECESで行った方がいいに違いない。
一人より二人、一人より仲間・・・・・なんだか身に沁みちゃったわよ。













いま、再びの

2012-05-17 | ドレステリア
いま、再びの奈良へ。



いえいえ奈良ではなくて



いま、再びのcitrus(シトラス)
いま、再びお会いできてうれしく思います。
आपसे मिलकर बड़ा खुशी हुई
アープセー・ミルカール・バリー・クーシー・フーイー
どうもどうも、再びお会いするとは!
奈良より近所で荒ぶる青に出会いました。



日本にもインドの青いシバ神みたいな青い神の像があるなんて知らなかった。
金峯山寺蔵王堂の本尊、蔵王権現立像。

あのお店にネックレスストールがあるのは知っていました。
citrusの青いシルクボールのネックレスと青いペイズリー柄ストール
ヨーロッパの洗練の青、インドの手仕事の青、あたしを彩る青
青い空、青い風の中、さわやかな青いストール。



シトラスのオハコ シルクボールのネックレスがストールになりました。
シトラスの画期的アイテム ネックレスストール再びです。
シルクボールのロングネックレスが手元に戻ってきてその使い勝手の良さに惚れ直す。
その流れでお買い上げとなりました。
青いネックレスストールはまさに荒ぶる青でインパクト大。
ひとつづつ縫い付けられたシルバーのパーツも荒ぶってます。
かっこよく上品にいま、再びシトラス!

各セレクトショップの買い付け品。
お店によって扱いが全く違うので出会ってピンときたら買いに一品。







埃と暗さの中和剤

2012-05-15 | ドレステリア
目下、視聴率低迷中 「平清盛」

あたしは毎週楽しみに視聴中。
何が不評なのかイマイチわからない。
画面の暗さと埃っぽさと汚さがやり手にあがっているようだが
胡散くさい物語と過剰な演出よりは好感が持てると思っている。

陰影礼賛


日本人は侘び寂び、そして陰影にこそ美を見出せるのではなかったのか。
目の前にある分かりやすさに固執すると本質が見えなくなるぜよ。

福山龍馬も松山清盛の人気が違いがわからない。
ツイッターで「ぜよ。」「ぜよ。」呟かれるよりよっぽどいいぜよ。
一億総勢、龍馬化現象ほど鬱陶しいものはなかった。
福山雅治は龍馬ではないからな。
ついでにあれが歴史ではないからな!
歴史を題材にしたドラマであることを肝に命じておけといいたいのだ。

そいう意味では松山清盛もいい役者なのに扱いが不公平だね。
三上博の怪演も、ARATAの恨みがましいあの演技も
松田翔太のやけっぱちぶりもドラマとして堪能しがいがあるんだが・・・・。

ネタとして斬新で今後の展開と成行きに期待をもっている。
ついでに個人的にはあの映像も好きだがら媚びずにかえてくれるなよ!

暗さと埃っぽさは仮想現実の中のリアリティーさだし
それを中和する透け感のある衣装も好きだ。

画面が暗くなりすぎない様に透ける素材でつくられた烏帽子
キャラクターを象徴する衣装の色合せ。
腹黒い人は暗い色。
華を添える存在には明るい色。

人物デザインのポイントのひとつが「透け感」だって。
大河の演出だけにさせておくのは勿体ない。





光を遮り
暗さを抑え、軽やかに
それでいて全てをさらけださない一物感。
皆、何考えているのか分からない慎重さと企みの心理。
見せたいところはあえて見せず、
本来、見えないところは柔らかに見せる。

透け感の妙技

麻混の薄いカーディガンとシルクの薄いニットを買った。
隠すべきところは遠慮がちに
みせるべきところも遠慮がちに
見えないところは想像力を使いましょう。
透けるから見える面白さもあるわけで。



この時期、透ける素材は重宝だ。
軽さが身上。
たくましい平安の埃と暗さの中和剤
平成の冬の寒さの中和剤
ついでに冬肥えの中和も期待して。







五月のはじめのやよいちゃん

2012-05-13 | ギャラリー
暑い夏の夜、NHKで草間弥生のドキュメンタリーをやっていた
暗い部屋の中でTVをつけ、光る画面を食い入るように見た作品が目の前にある。

暗闇で光っていたのは草間弥生のにじみ出る生命力とあふれ出す創作意欲と
躍り出る水玉たちであった。




  

永遠の永遠の永遠
草間弥生 「永遠の永遠の永遠」 @埼玉近代美術館


言葉では分からない時の流れだけど
草間作品をみているとちょっとそれに触れることができるような気がしてくる不思議


これからも決して色あせることのない、魅力ある作品は
まさに「永遠の永遠の永遠」の象徴なんだ。


お出迎えは

おおきなおおきなやよいちゃん。




見上げてもやよいちゃん

美術館の水玉ジャック



葉月に知って
弥生でお近づきになれたような気がする永遠の永遠の永遠。