日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

山用。

2014-07-31 | ドレステリア
このクソ暑い中で買ったもの。

ダウンベスト。


ジャケットの下とかに着れる至極、軽量で薄いダウン。
夏だしー、奥さん、是非にーなんて声を掛けられた訳ではないけど。
買ってみました 酷暑到来なのに!
初ダウン ユニクロの!

ユニクロのアンダーウエアはなかなか秀逸であるという評判であるが、
ヒートテックも持っていないし、サラファインも靴下すらも買ったことがない身とすれば
何を基準に語ればいいかがわからんが。
個人的にはユニクロのヒートテックより、GAPのギャップヒートの方が薄くて良いと信じているし。

H&MやZARAと同じようにファストファッションの代名詞みたいに語られるユニクロだけど
実は世界スタンダードを目指すアンダーウェア屋なんだろうと思っている。

重ねて、重ねてユニクロは隠す。
セーターの下のシャツ
長めチュニックの下のパンツ
コートの下のワンピース
但し、子どもの幼稚園のお迎えのみ。
ママ友とお茶をするなら別のやつを着て行くみたいなそういう感じ。
下着とは一線を画す、一枚でも外に出ていけるけど、アンダーウエアという訳だ。


ついにダウンジャケット迄もアンダーに。
アンダー ザ ジャケット
アンダー ザ コート



つまりライナーってなわけだ。
高いコートについているようなしっかり目のライナーをユニクロは別売りして、
ニッチな需要を獲得しようというわけなんだな。
そうなんだな!と納得して、買ってみるライナーを。









はあ~、こうやって見るとカッコいいのだけど・・・・ホントに。
ダウンベスト 山用 ONLY。




惜しむらくは雨、モーム

2014-07-27 | リブレリア
梅雨が明けたと思ったら、どうよこの暑さ。
一気に夏が来た。

強引で、有無を言わさず夏。
鬱陶しい梅雨の雨も気が滅入るが、
こうも暑いとあの雨が恋しい。


夕方の解放感に水をさし、電車遅延をひきおこすご迷惑なゲリラ豪雨ではなく
優雅に降り続ける梅雨の雨。
干からびた身体が欲す慈雨。
ゆく梅雨を惜しんでサマセット・モームの『雨』を読んだ。
とは言え、モームの雨はしとしと降る雨ではなく熱帯のうんざりするようなそれ、雨。

熱帯のいつ止むとも知れない重い雨がふる降る南洋のある小島が舞台。
その雨で狂わされたのは予定ではなく理性。
ねっとりとからみつくのは湿気ではなく、人としての本性であった。
物語は雨の中で進み、唐突に終わる。
それはまるで梅雨が終わり、一気に夏がくるかのように。
あえて多くは語るまい。
モームのストーリーテリングに酔って欲しいから。
雨を惜しむらく。


熱帯のからみつくような湿気と雨を思い起こさせてくれるモームの小説。
それはきっとバンコクの雨を思い出すからだ。
今、何かと話題の辻仁成。
彼の小説 『サヨナライツカ』
舞台はバンコク マンダリンオリエンタルのサマセット・モーム スイート。
バンコクを愛した作家はマンダリンオリエンタルを定宿とし、スイートルームにその名を残す。
強い日差しに束の間の雨 スコール。
熱帯の強い雨とサマセット・モーム スイート。
次回は是非、ステイしたい。 このスイートとは言わないけど。




写真は雨がふる直前、チャオプラヤ川での光景。







一雨の後、また熱気が立ち上がる前のその一瞬が好き。














すきやきの縁(よすが)ー和田金みやげの牛脂

2014-07-21 | トラットリア
楊逸(ヤン イー)の『すき・やき」を思い出した。
『すき・やき』を再読しなければとすきやきを食べながら思ったのだ。


楊逸(ヤン・イー)
日本語を母国語としない初めての芥川賞作家
ハルピンで生まれた中国語を母国語とする作家が描いたのは
高級すきやき店で働くココちゃんを主人公とした人間模様。


世界に轟く松阪牛の本場、松阪の和田金ですき焼きを食べた。
その感慨は今まで食べたどんな牛肉の味わいを遥かに超えて、
口に残るかつて経験したことがない食感への驚愕とこの小説であった。


小説に登場するすき焼きは和田金のそれとは違い、劇的な美味しさや展開を放つわけでもなくひたすらに粛々と進む。
唯一の共通点はその流れるような粛々さ。
重なるは和田金の中居さんの滞ることなく、流れるようにすき焼きをつくる様。
肉の甘みを感じるたびに『すき・やき』を読まねばと思う。
忘れたころに、よみがえる牛脂の甘みが、まるで小説そのものみたいに思えてきて、
和田金のすきやきは、肉を口に入れた瞬間の美味さと、極上の余韻を味わえる事を知って
たいして感想をもたなかったはずのこの小説が、人生最高のすきやきを食べた時に
思い出すのだから、もっとドラマティックで印象的なものだったかもしれないと
期待するのだ。

  

  

  



心ゆくサービスと和田金の牛肉のために選ばれた赤ワインとともに堪能したすきやきのよすがは楊逸の小説『すき・やき』だけに非ず。



和田金 すきやきのよすが  『牛脂』
持ち帰るべき 和田金みやげ 牛脂。(クール便にて配送可)
厳選された特選素材だけがもつ甘みと爽やかさがつまった牛脂。
驚くほど融点が低いふわふわの牛脂の瓶詰。


この牛脂なら猪脂飯(ラードごはん)を試す価値があるだろう。




ラードごはん
日本でいうところのバターライスみたいなもの
台湾や香港で食べられる貧乏メシ
猪油飯や猪油拌飯と呼ばれる。
あつあつのゴハンにラードをのせ、醤油を数滴たらしてかき込むべし。
ナイナイの岡村氏も絶賛の庶民のグルメ



和田金のHPでも、ネットでも、全く情報が皆無の幻の品 和田金 牛脂の瓶詰。
万単位の金額が並ぶ松阪牛の価格リスト、時雨煮、ハンバーグのご案内はあるのに
何故だかどこにもでてこない「牛脂」の文字。
手頃なお値段でこんなにも美味しいのになぜ情報が皆無なのか・・・。
それは芥川賞作家 楊逸に対抗して無冠のミステリー作家 山本美紗の極上ミステリーのごとく。


松阪 和田金の謎  -隠された宝を追って


もやしを炒めただけでもすこぶる高級な味になり
スーパーの安い牛肉が高級肉風へメタモルフォーゼ。
脂が牛肉の良さを判断する基準になるんだと確信したいなら、やっぱりラードご飯だろう。


宝は隠さず、謎は残さず。
美味しいラードにうっとりとしながら『すき・やき』を読む。
さあ、あのすき焼きを思い出す縁(よすが)。




牛脂の勝ち!

  

  








我が道、ベトナムの情景

2014-07-20 | トラットリア
一口、食べるや否や





鶏と





豚の脂がこんな状況で食道を暴走していった。


タマゴ好きだけど、それですらこんな状況で







トドメに







喉が渇いて仕方がない。





確かにこうなるんでした、ジャンクガレッジのまぜそば。
人生二回目のジャンクガレッジ。
その暴力的な脂とニンニク加減を忘れていたわ。

今日のあたしの食道は
ベトナムのバイクが大挙して押し寄せるガタガタの国道なのである。



もたれちゃって、もたれちゃって。




出会い、夢見て。

2014-07-18 | Weblog
ひ弱いでウンチ(運動音痴の略)のあたし。

このあたしがっ!


あたし自身も驚くことに!
山登り、つまり登山、オサレにいうところのトレッキングなんてものをする羽目になりましてー
その事実に今日の酔いも吹っ飛ぶのです。
基本、人生をナメテいますが、自然をナメると痛い目に会うこと必至ですから、
ちゃんとしたトレッキングシューズ(やっぱり靴から、足元から)を買って
せっせと歩く算段をしている。


実は先日、熊野古道に行ってきた。
エシレのトート片手にワンピースで、コンバース。
周囲の山ガール、トレッキングスタイルの人の中で浮きまくり、舐めまくり、視線浴びまくりのあたし。
ちょっくら世界遺産でも見るべのノリで行った無知のあたしをあざ笑うかのごとくの7.7km。



たらったら、らららと千鳥足で集団から遅れること100m。
神秘的な非日常を味わいつつ、生まれたての子鹿のふるふるの脚でついて行く。
苔むした石畳とジュラシックパークに出てきそう鬱蒼としたシダ。
生い茂る木々、いいものを撒き散らしているに違いない真っ直ぐと伸びた樹々の下を越えてゆく。
















あゝ、馬越峠。


その体験に痛く感動して、本格トレッキングに無謀にも憧れちまったわけだ。
靴は買った。
レインウエアもちゃんとしたものを買う予定。
Tシャツも買わねば。(よく考えたらTシャツ、一枚もない!)
ボトムスも買わなきゃ。(ジーパンではダメらしい。)
自然をナメルナらアイスをナメロ!が合言葉。


すると、宝物の時間に出逢えるらしいのです。

燃える朝日。
瞬く無数の光、刺すような月光。
覆いかぶさるような木々。
ご馳走ともいうべき美し空気。
米粒一つだってダイヤモンドの輝きだそうで。





さあ、それらに出逢えるのでしょうか?あたし!
山の記憶は10年後、筋肉痛あとの宝物。
















売ります!

2014-07-16 | Weblog
思いがけず、暗黒の2週間であった。


その暗黒っぷりたるや
拾った小さな種が実は大きな木の種子でその木を「不幸」
つける実を「絶望」と呼ぶみたいなかんじであった。
大袈裟でなく、マジで。

やっと我にかえったところ。
ひよひよと生えてきたその不幸の双葉を根こそぎ抜いて
天日干しできるぐらいに復活して夏の日差しの中。


誰か買いませんか?
不幸の干物。


干からびたスプラウト、あなたの涙で戻ります。

大陸の至宝 島国の至宝

2014-07-12 | ギャラリー
故宮博物院のあの至宝、白菜
翠玉白菜をはじめあれもこれも〆て186点が来日中。
本場、台北の故宮もぐちゃぐちゃの人込みで満足に見れなかったというのに
日本でちゃんと見られるか一抹の不安ものこるがやっぱり大陸の至宝は一見の価値に値す。

台北 故宮博物院展@東京国立博物館  → 現地の体験記はこちら




さすが故宮博物院、圧巻の名宝の数々はここに集結してるのねと思ったら、
あら、日本も負けていないじゃない。


超絶技巧! 明治工芸の粋@ 三井記念美術館




玉の白菜や角煮に対抗するのはこちら
牙彫 安藤禄山の竹の子、梅
竹の子の産毛も気持ち悪いほどリアルに写し取られている逸品













瑞々しいこのミカンも象牙です。
青銅器には金工を
青磁には薩摩焼
どうやっても、どこをとっても大陸の職人に負ける気がしない島国、日本の職人魂。
我の手柄ではないくせに日本人の繊細さと技術力の高さに酔いまくって、あたしが代わりに胸を張っておこう 明日迄。


大陸の至宝をみるか、日本の至宝をみるか。
故宮展は9/15迄 白菜見るなら7/7迄 上野 国立博物館にて。
超絶技巧 明治工芸の粋  竹の子、パイナップル 茄子をみるなら明日まで
日本橋 三井記念美術館にて。
奇しくも同じ黄色いパンフレットでその技を競い合って告知中。



日本橋で職人魂の鼻息に触れられるのは明日まで!!!
もう一回、胸張って言っておこう 「明日まで!」


ニッカボッカな問題

2014-07-11 | Weblog
モッカ(目下)の問題

今季2014 AW コムデギャルソンはあたしに似合うか?
カレーはチキンかビーフか?
折り畳みの日傘は買うべきか否か。
さて、どこへ出かけるか。



大したことではなく、今日もやっぱり牧歌的
本当は悩むべきことがあるはずだけど現実逃避。


目下牧歌
モッカボッカ


まるでニッカボッカ。




ってニッカボッカがわかる人はどれくらいおる?






(ニッカボッカ界の シャネル 寅壱のニッカボッカコレクションより写真を拝借)




つまりこういうことなのです。

2014-07-08 | ホーム
攻めの姿勢を示すということなんだろう。



装備は良くても、動けなくては仕方ないということ。
つまり、こういうことですよね? 安倍首相。






平和を守るにも武力が必要ということなのですね。
どんなに小難しく、言葉をつくしてもつまるところ そういうことですね。


ガンジーのように非武装による平和でなく、
時に、武装も武力も必要で、必要悪なら核兵器も持つ大義名分が成り立つというにつながっていくんでしょうかね。 安倍さん!


集団的自衛権やら外交世論をみているとなんだか嫌な流れになっていると思うのはわたしだけだろうか。


戦うなら皿の上。
取り合うのなら最後の一個、遠慮のカタマリ。







これ、ソルジャー型 ピック。
寿司にはいらないと思うけど食後のデザートには必要か。
守るべきは我が皿の上の陣地、相手より一切れ多いリンゴ、一粒多いイチゴ。
個人的利権を守るには軋轢がおきやすいということなんである。




ケンカはなしよー。











サンドイッチ ピクニック バスケット

2014-07-06 | トラットリア
先週の週末の出来事。
バスケットを片手、芝生を眺める東屋でPLAY TABLE。





ジャワティ『Play Table Party(プレイテーブルパーティ)

Play Table(プレイテーブル)とは、“食事をもっと楽しもう”
という合い言葉。
ジャワティと地域の美味しいお店がコラボして小さなパーティーを、食事を楽しもうという企画。

 


美味しい都内のパン屋さんとジャワティがバスケットの中で出会う。
東京  美味しいバケット 10店にランクインしているBread Plant OZ(八雲)のロースハムとチーズのバゲットサンド&マンゴーデニッシュ×ジャワティ ホワイト。
そしてFUNGO(三宿)はカマンベール&ドライトマトサンド&ローストビーフサンド ×ジャワ
ティ レッド。


 



雨の日、束の間の日差し。
どんなことがあろうと、やっぱり腹はへるのだ。
パンと飲物だけ。それだけなんだけど。
パンと飲物をビニール袋や紙袋に入れるんじゃなくてバスケットに入れるだけで
ピクニック気分が漂うから不思議。

近所の公園でピクニック。
隣りの芝生はいつだって青くて、開放感。