日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

再びのタイ時記 再びのトゥクトゥク

2017-08-28 | Weblog
さすが日本時間とは違う時間が流れている微笑みの国、タイ。
ゆったりと時が流れるなんていうのは思い込みであって、実はスピード至上主義のお国柄。
微笑みがはりつくほどのスピードで、周りに負けてなるものかとドライバーさんがグイグイアクセルを踏み込む事、1時間半。
日本だと多分、2時間ぐらい?かかるダムヌンサドゥアック水上マーケットへ行った。

タイの三大水上マーケットの一つ。
人気観光スポットで観光客多数。




ダムヌンサドゥアック水上マーケットには直接、バスやタクシーの陸路で行く方法と、マーケット手前から水路で行く方法があるようだけどやっぱりここは水上で暮らす人々の暮らしの中を通り抜けつつマーケットに突入したいと、乗り込むはスピードボートでガーッと!!

バスに続き、ボートもひえっーという歓声にもにた悲鳴をあげるとさらにスピードが上がるアトラクションであってタイのスピード至上主義の一端を見せつける。
タイは上海やソウル、ホーチミンのようにクラクションの喧騒はないのだけど、スピード命という気概がどの乗り物からもあふれている。
バスもタクシーもトゥクトゥク、ボートすらも。
渋滞がひどいからバンコク市内では大して感じなかったけど、目の前に空間があるのなら先ずはアクセルを踏んでみるというのが運転の大原則なのであろう。
ドライバー総勢、アイルトン・セナと化す。

でも哀しいかな、乗り合わせエンジンボートは乗り合わせた人の体重バランスが悪いらしく、おばちゃん船頭さんにはスピード上げきれず舌打ちの嵐。
スピードをあげたい時にあげられないストレスはたまりやすいもんねえ。
でも、手漕ぎボートが増えてきてうじゃうじゃのところにエンジンボートでグイグイ突っ込むのはやめてね。
トラックと軽トラの戦いみたいだから、ヒヤヒヤするの。
人気観光地で水路を上からみれば水の流れは見えず、舟が流れているよう。
どこかでみた光景と思えば、これは回転寿司だね!

ダムヌンサドゥアック回転寿司!
かき入れどき!
寿司MAXならぬ舟MAX流し。
そりゃ横からどーんと突っ込まなきゃ行きたい方向に行けないものね。
手漕ぎボートの船頭もセナなら、船上フルーツ屋のおばちゃんもセナ。
そして船の上の観光客は寿司。

船の上で売っているのはフルーツ、麺、カバンにタイパンツ、象グッツ。
揚げ物だって炒め物だって舟の上でやりますもの。
もちろんトゥクトゥクも売っています。
カオスだからこそ面白いダムヌンサドゥアック水上マーケット。







風を感じながら流れるゆく寿司の気分を満喫したら、次はセナになりたい。
トゥクトゥクでクーラーなしのベコベコバスをぶっちぎりたい。
今回、残念ながらトゥクトゥクに乗る機会がなかったから、お土産にトゥクトゥクを一台。
ぶっちぎりに値切れなかったのが心残り。
こんな弱気じゃアイルトン・セナにはなれませぬ。寿司どまり。



前回のトゥクトゥク話→こちら









再びのタイ時記、再びのプー パッ ポン カリー

2017-08-21 | Weblog
ASIA'S 50 BEST RESTAURANTSをご存知だろうか?
コペンハーゲンのnoma(ノーマ)や伝説のエル・ブジを伝説に押し上げたWorld’s 50 Best Restaurantのアジア版。
日本からはNARISAWAをはじめ9店がランクイン。
いろいろな意見もあるようだけど、ザガットやミシュランと同じように美食の羅針盤となるレストランリストASIA'S 50 BEST RESTAURANTS。
なんとこのベスト50の1位がタイのバンコクにある。
タイからは1位、5位以下、日本と同じ9店がランクイン。
ちなみに日本のトップは前述のNARISAWA(ナリサワ)で6位。
アジアの頂点に輝くその店はGAGGAN(ガガーン) タイでフュージョンインド料理。



タイに行く楽しみは美味しいタイ料理のためでもある。
ならばアジアイチ美味しい料理とやらを食べに行くことを旅のハイライトにしたいと勇むが、タイ料理を愛してやまない身ゆえにバンコクでインド料理を食べるのも気がすすまず、リストを舐めるように見返して熟考して、ここぞの一軒を決めた。
36位に輝くその名はThe Dining Room at The House on Sathorn


日本人が美味しく食べれる料理を、そして愛してやまないタイ料理の世界をトップクラスのレストランで、
和食の繊細さやテイスト、その他各国からのエッセンスを詰め込んだ店のプーパッポンカリーが如何なるものか我が舌で味わいたいのである。

しかもうっとりとするシチュエーションで優雅に優雅に頂きたい!
屋台でしか食べられない料理もあるだろう。
街角のレストランでしか味わえないものもあるだろう。
そして、高級とされるレストランでしか味わえない料理もあるわけで。







前回、美味しくて、美味しくてあれ以来、見つければ注文しちゃうプー パッポン カリー(カニのカレー粉炒め)。
元祖プー パッポン カリーといえば泣く子もだまるSomboon Seafood ร้านอาหารสมบูรณ์โภชนา (ソンブーン)。
※プー パッ ポン カリー ソンブーン 編→こちら
この店を外してプー パッポン カリーは語れないのだか、この料理、なかなかのくせ者でしで、どの店でも食べれるわけではない。
美味しいプー パッポン カリーにありつきたいという切なる願いを叶える極上のレストランとして選んだ一店がこのat The House on Sathornなのである。



まだ陽の高いChong Nonsi駅から歩いて5分、W Bangkok ホテルと同じ敷地内にある瀟洒な洋館がレストランになっている。
ダイニングではコースのみであるがコートヤード(中庭)ではタイ料理や和食スタイルものを好きなように好きなだけチョイスできる。
雨がじゃぶじゃぶならば室内のbarに席を用意してもらえます。
endives salad, quinoa, blue cheese, citrus vinaigrette
crab curry, eggs, celery, onions ←これがプー パッ ポン カリー!
miso black cod
そしてまさかのthai steamed rice
more moreと思うももう食えねえという量がきちゃいまして、big appetite発揮なんてそうそう無理ですごすごと退散。
素晴らしい料理と素晴らしいサービスを素晴らしい空間で適性価格で(バンコクの相場よりは高いがNARISAWAなんて、「けっ」と思う安価)
美味しいけど、もっと食べたいけど、もう無理なlarge size。







こんな旅はいい。
贅沢すぎるほど贅沢で。
美味しいは旅のハイライト!
食べたいものが目白押し、そうバンコク、万国の旅、ハイライト!



再びのタイ時記

2017-08-19 | Weblog
タイ時記から、早5年がたっている。
(過去ログ→タイ時記)
ついこないだのようでいて、ずいぶん昔な気もするし、時間の流れと記憶が連動してなくて不思議な気持ち。
絶対、また行こうと思っていたタイへ再び。

見ること聞くことがすべて新鮮だった5年前とは違って、バンコクは都市化してより親しみやすく、見慣れたものになっていた。
海外旅行というより、新宿や豊洲に買い物に行く?みたいな気安さ。
そんな気がするのは露店、物乞い、ずらりと並んだ客待ちのトゥクトゥク、道端で当たり前のように存在していたバンコクらしさが消しゴムで消されて、交差点は交差点として、歩道は歩道はとしてまっとうに機能していたからにほかならない。
歩道はリビングで、寝室でもあり、交差点は食事処であったバンコク。
経済の豊かさと引き換えに、猥雑な部分がなくなっていくことが都市の成長だといわれてしまえばそれまでだけど、その都市の人熱れがバンコクの魅力だと思うから少し寂しい。
テロ前にはあったエラワン祠を取り囲むようにあった露店も横断歩道まではみだしていた供物の象もいない。
目の前の光景に記憶のレイヤーを重ねればもっともっとザワザワと街が動き出す。





それでも、えんぴつでぐりぐりとぬりつぶしたような電線も健在で、埃っぽい路地もそこにわだかまる生活感もいたるところで顔を覗かせる。





じっとりと重く、甘いこの空気を私は愛す。
再びのタイ時記はじめます。



ふふふのフルッタ

2017-08-12 | ホーム
手の中にきっちおさまって、完全掌握という言葉をきっちりと授けることができるものというのはこの世の中にいくつ存在するのであろうか?
マヨネーズひとつ掌握できない民草の疑問。

ソース、ケチャップなんてとうにあきらめてるけど、ついにマヨネーズまで使い切らない。
すっきりやりきりたいのにと願ったところで今度は足りない。
マヨネーズが帯に短し襷に長し。
やりきれているのか、否か、諦め問題なのは化粧品関係。
買ったからには完全掌握!すべてのものにこの称号を与えて愛でたいのにどーにもーこーにも。
モノですらこれですから、それ以外なんてもう掌握には程遠い事態でして、自分の体調ですら意図せず方向へ。
咳で筋肉痛なやわな部分にメソメソして、家で大人しくゴロゴロと時間を無為に過ごす。
無為にぐうたらと過ごし、本日の総歩数が数十歩であったとしても、熱中症になる危険性とは隣り合わせらしいので、手の届くところには水分を。

完全掌握とも言えるグラスで冷やしアールグレイティー。
手の中に完璧に収まる大きさ、フォルム。
何より見目麗しいデザイン。
荒んだ惰性に、一筋の光を投げるグラス、イッタラのFrutta。

scopeでフルッタが買えるのです。
フルーツ柄のグラス。
凹凸が愛でどころなのだけど、スコープさんのように綺麗な写真に落とし込むのはすごく難しいから、宣伝をかねて



このイメージで刷り込みを。
フローラも素敵だけど、フルッタのこの大きさが絶妙で完全掌握の称号をほしいままににして、日がな一日このグラスがあたしの視界にある。

人の60%は水分でできているという。
今のあたしの50%はアールグレイティーでできている。
ふふふのフルッタと余裕かます場合ではなく、これを夏バテというのでしょう。



夏のショートカット ピン留めスタイル

2017-08-10 | ドレステリア
とろけるほど暑くって、クーラーガンガンで、緩急つけまくりな気温に振り回されて夏風邪の人?
はーい!あたしです。
声が天龍さんみたいにゴワゴワでガサガサになってあれよ、あれとよいうまに夏風邪である。
柔軟剤を入れずに炎天下に干したタオルみたいなゴワゴワの声。
もうTELでピザなんか注文できない(向こうが聞き取れない)状況におちて、病院へかけこめば、「また、喉風邪だねえ」とカルテをパラパラみながら優雅に医者に宣告され、楽しい夏休みを棒にふるのかとがっくり肩を落とすばかり。
調子がわるいと、もうあっちこっちと一気にガタがくるものだから、てやーと気合を入れて髪の毛を切りに行った。

怪力の秘密はその髪にあったサムソンを思い出すけど、やっぱり髪の毛って良い意味でも、悪い意味でも運とかそういうものが宿ってるから、いらないものを棄てるイキオイで。
長い髪は神秘性や女性らしさを持っているらしいけど、そこらへんもばっしと切り捨てる。
欲しいのは「勢」の一点。あ、ウソ。
バランスの良さも欲しいところ。
短い髪でも女らしさを。
短い髪で夏の涼しさを。
ショートカットのキモはバランスですから。


前髪は長めに残してもらって、後ろはチョリチョリにして、手に入れたのは涼しさと petite robe noireのヘアピン。



ピンはaccaのものが一番と思っていたけど、シュートヘアだからこそできるヘアアレンジもあるのですといわれればねえ、ねえ。




すっきり耳を出してイヤリングとヘアピンを。
ちょっと伸ばそうかななんて悩んだのが馬鹿馬鹿しくなるくらいラクチンなショート ピン留めスタイル。
黒のアメリカピンじゃ愛想もでないけど、さすが petite robe noireクラスになると愛嬌もでてくる不思議。
オデコ全開、ばっちこーいで夏休み。
ごてりとイヤリングで電話なんてとる気がないのよ半ば仕事放棄。
電車も空いてきて早くも夏休み気分。
休み気分だけはあちこち整ってはいるが、気分だけでも、気分だけの夏休みな本日。





リボンさえもコムデギャルソン

2017-08-04 | Weblog
NYのMETで好評を博した川久保玲 コムデギャルソン展
見に行きたいなー、早く世界巡回展やらんかなーと思っているのだけど、未だに日本開催のニュースは飛び込んで来ない。
コムデギャルソンは世界に誇る日本のファッションであり、アートなんだけど、もう完璧に日本という枠を飛び越えて世界のものとなってしまっているから、tokyoより上海やデリーでやった方が面白い展示になるのかも。
特にファッションは人がいてはじめて成り立つアートだから、人が、街が活気あってなんぼのもん。
人が動いて、膨れ上がった都市のエネルギーにさらされてファッションは面白くなる。
物欲が尾を引いて絡み合って、深い透明な闇が渦巻いているぶつかり稽古みたいなファッションを見たいと思う。
着たいと問われれば否ですが、着こなせないしでも見たい、この目で!

vougeコムデギャルソンの特集が組まれて本屋でもコムデギャルソン責めにあえば、もういてもたってもいられない。



すべての洋服が着こなせるわけではないが、ファッションはだしのなけなしのオシャレ部分を、最大限に輝かせてくれること間違いない一着がこの店のどこかには必ず埋まっているのだから、素晴らしい。


さあて、今期(すでに季節は移りゆき昨シーズンともいうSSコレクション)の着倒しの一枚。
リボンが決めてのブラウス。


裾が広がっており一枚で絶妙なバランスが出来上がる。
若干、太って見えるのがいいところ。(自分が太ったんじゃないという魔法がかけられるという意味でも)女ゴゴロを刺激する奇跡のブラウスである。

気をよくしてデザイン違いもGETだぜ。


物欲に寄り切られ、うっちゃられ、最後にゃー上手投げ。
もう、早よう早よう稀勢の里の完全回復を願う。
リボンがくっついただけだと思ってたこのブラウスは白鵬より強い。