日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

時々、突発的にどうしても!

2008-02-27 | トラットリア

誰にでも必ずあると思うのだ!

唐突に突発的に食べたくなるものが!

ちなみにあたしの場合はブロッコリーと納豆。
そしてフライドポテト。

そしてもう一つ。
「おかかスパゲティー」。
なんともジャンキーで手抜きな一品です。

絶対におしゃれな「パスタ」なんて呼べません。
料理といっていいのかもわからない・・・
それほどお手軽な食べ物。

椎名誠の本を読んでいたらものすごく美味しそうで作ってみました。
1 スパゲティーを茹でる(決してパスタではない!)
2 茹で上がったら湯を切る。
3 湯を切ったスパゲティーをモトのナベにもどす。
4そこへ「おかか」を1袋、マヨネーズ適量を投入。
5 隠し味に醤油を少し。
6 いっさいがっさい混ぜ混ぜして出来上がり。

以上

おう、なんて簡単!
しかも美味い。
豪華にするなら「おかか」をツナ缶にしてもいい。
個人的にはツナの「におい」があんまりすきではないので、バターと胡椒を少し

醤油とマヨネーズ
おかかと醤油
マヨネーズとおかか どれをとっても黄金の組み合わせ。
味も想像しやすいでしょ。

お手軽で美味しくて、分かりやすい味。
これが唐突性あれ食べたい症候群を発症させるのです。

症状としてはお腹が減ってくる。
お腹の虫が騒ぎ出す。
落ち着きがなくなる。
そして眼の裏に食べ物の残像がでてきたら・・・末期症状です。

う~ん、食べたい!!!
食べたいよね・・食べたいでしょ・・・・。
オススメなので是非!  


 


部屋干しのススメ

2008-02-26 | ギャラリー

花粉の季節に突入してきました。

花粉、砂埃、花粉そして明日は雨模様の予報。
そろそろお外に洗濯物が干せない時期になってきました。

我が家でも部屋干し、夜干しが日常となっております。
湿気も上がって窓の結露の原因にもなっているので、出来るだけ洗濯物は外に干したいのですがね。
なかなか難しいところです。
外に干すと日光消毒もなるでしょ。
お日様の力は偉大ですから。

こんな部屋干しなら大歓迎なんです。

ハンガーの形をしたクリップ。
これで写真をぶら下げていきます。

 こんなかんじです。

お気に入りの洋服をずらりと並べるように、写真も並べてみたいかな。

命の洗濯。
思い出を干して。

これなら部屋干しでもいいですね。


煙と思考がゆるゆると

2008-02-25 | ホーム

この時期にふさわしく雪模様のお皿。
そのお皿の上には笹の葉にとまった雀が一羽。

精巧につくられたお香立て。

京都の「清課堂」のお香立て。
大切につくられた品は繊細かつ意匠もとびきりなお品物。
先日、京都に行ったときにオミヤゲにしてみました。

京都って観光もさることながら、お買い物をする場所としても超一流なのです。
東京でお買い物するのとはやっぱり一味違います。

何が違うのかな・・・イマイチわからないのだけど、より日本らしく「MADE IN JAPAN」を強く感じるのです。
江戸の天保年間から続く老舗の錫や銀を扱う金工品の「清課堂」。

扱っている作品もよかったし、建物も京都らしくてね。
小指の頭ほどの小さな動物のお香立て。
お酒が美味しくなりそうな錫のちろり。
銀の耳掻きもあります。
実際の生活に溶け込めるもの、彩るもの。


伝統ってスゴイです。
長い間に培われた確かな技術。
現代にも通用する、モダンかつ、大胆なデザイン。

世界にもっと広めたい「MADE IN JAPAN」の実力です。

安いだけがいいのではない。
商品として客に渡すという責任と仕事に対する自負が「伝統」となっていくのだろう。


今、この一瞬の消費のためだけではない「これから」を見据えた考え方が求められている。

貴金属の値段は高騰の一途を。
清課堂の商品の原材料となる錫や銀も値上がりをしているようです。
ガソリン国会のニュースを見ていると「値上り」という問題にふりまわされて「枯渇」に対する対策は一向にすすんでいない。
増えるはずのない資源にたよってばかりはいられないのだ。

話題の「餃子事件」もまた然り。
消費者や社会に対する責任なんてこれっぽっちもないのだろう。
これでは老舗になれるはずなんてありません。

一言で「老舗」というけど、それだけ長い時間の裏づけがあるということは何よりの保証書になるのですね。

老舗や日本の地場産業も今以上に「MADE IN JAPAN」の底力と実力をみせつけて欲しいと思うのでした。

お香の煙がたなびくのを見ていると思考もするすると繋がってたなびいていきます。



 


 


その心は

2008-02-24 | トラットリア

五重塔に鳩ぽっぽ
そして、宝袋に雷様ついでに七福神と提灯とくれば・・・

はい、人形焼です。

お店によって形がちがう人形焼。
浅草の雷門から浅草寺までの仲見世を歩いていると美味しそうな香りに誘われます。
揚げ饅頭、お煎餅の誘惑も。

友人たちと待ち合わせをして浅草へ足を伸ばす。
厄落としをかねてお食事へ。

厄落としをした友人のおこぼれにも与りました。
おみくじは「大吉」。
本年、2回目の大吉です。

しかし、風がねぇ・・強くて、寒くてたまりません。
屋台も吹っ飛んでおりました。
悪いところを治そうとお線香の煙を頂くつもりが砂埃にまみれてじゃりじゃりになる。

あわててどこかに逃げ込もうということになる。
仲見世のすぐ近くの「梅園」には同じように考えた人たちが長蛇の列。
どこかないかと付近をウロウロ。
そして入ったのは紀文堂総本店。

お抹茶と人形焼でほっと一息。
メニューをみたら「ホットケーキ」もあるではないか!
人形焼屋さんのホットケーキ。
これは魅力的。
人形焼の皮と同じなのか期待を興味深々です。
でてきたのはシンプルなホットケーキ。
どうやら人形焼の皮とホットケーキの種は別みたい・・・残念。

ここで今年の動向を占います。
ロールケーキ→カップケーキに続いて今年は「ホットケーキ」に大注目です。
市場動向というより私的嗜好のブームなんですがね。
あたし的にホットケーキが熱いのですよ。

甘くないパンケーキとふんわかホットケーキ。
ホットケーキにはバターとたっぷりのシロップをお願いします。
もちろん定番のキャラメルシロップやメープルシロップもいいですが、
気分はちょっとくせのある「蜂蜜」かコンフィチュールを添えて。
もっとベタに食べるなら生クリームがいいかしらん。

そして久ぶりにコンビニで見つけたのは、「森永ホットケーキサンド」というアイス。
これ美味しいのだよ。
冷凍庫から出してすぐ食べるより、ちょっと時間をかけて解凍してから食べるとなお美味いと説明書きが添えられております。

ちなみにあたしはそこまで待っていられた試しなし。
まだホットケーキががじがしのところを食べ始めてしまいます。

本家のホットケーキミックスに似たパッケージというのも実はツボなのでした。

浅草で人形焼を食べつつ、ホットケーキについて考える。
なんだか我ながらスゴイ思考回路だと思った次第。

 



 


コケ図鑑

2008-02-21 | Weblog

先週末、京都へゆく。

旅行はやはりいいものです。
日常からの脱却、リフレッシュ、そして美味しいものと好奇心の満足。

京都の冬は寒い。
しかも「狐の嫁入り」な天気。

お天気雨ならぬお天気雪。
お日様の光のなかをちらちらと雪が舞います。
寒いはずだわ。
だけど、なんだか得した気分。
晴れているのに雪。
なかなか貴重な経験です。

ゴハンも美味しかったし、お土産もがっちり買い込む。
今週の我が家の晩御飯は京都風。

水菜とお揚げのたいたん
おじゃこを使った和風パスタ。
京都のぶぶをお茶漬けにして・・・。

そしてこの笑顔です。
大豊神社の狛犬。
おいおいちょっと笑いすぎだろう。

思わずこっちも大笑い。

いい笑顔に出会えるのも旅行の魅力なんだな

オマケに本年のネズミ年にちなんで

 狛ネズミちゃん。

大豊神社は狛アニマルの宝庫でした。
ネズミにサル、キツネに鳥まで勢揃いです。
小さな 小さな神社だけど、京都の奥深さを実感します。

そして本日、最後の一枚はあたしの好きな物。

そう「苔」。

お庭の良し悪しは分かりませんが「コケ」にはちょっとうるさいのですよ。
京都の寺社仏閣のお庭はどこもきちんと手入れがされております。
絶対、庭師の人が作業していますもん。
もしかして京都は日本一、庭師を見かける回数が多いのでは?

美しいコケは日々のお手入れが大切なのですよ。
何よりの癒しなんだな。

銀閣寺のコケです。
あえて建物なんか写しません。
あたしのデジカメはさながらコケ図鑑のようになっています。
「銀閣寺」といわないとわからない。

コケの写真が多すぎて目印がない。
はてはて、この写真はどこの「コケ」だったか・・・。
もうすこし、わかりやすい写真を撮らなくてはね。 反省。


ご迷答!!!

2008-02-13 | Weblog

自問自答。

ひょんなところからいい知恵がふってきました。
考え方の「きっかけ」を掴む。

わたく、昨晩いろいろと考えました。
周りの対人関係について多いに悩む。

そしてブログの投稿が終わった後、新聞を読む。
そしたら面白い記事を発見しました。

読売新聞 2/12付 夕刊 6面の社会面
三好春樹氏 「生活とリハビリ研究所」代表

「介護の心」という記事。
以下は記事より

特養ホームで生活をしている徳永さん(仮名 79歳男性)は、職員から半ば迷惑がられ、半ば面白がられている人だ。
というのも、どんな人にでも遠慮することなく言いたいことを言うのである。
初対面でも社会的地位のある人にでも。
施設の創立記念日の式典で長々とあいさつを続ける県議会議員に「つまらん話はもうやめてくれ」と言って周りをヒヤヒヤさせた。
もっともみんな内心は「よく言ってくれた」と思っていたのだが。

家族は言う。「昔はそんなことなかったんですがねぇ。病気になってから人間が変わったようになって」

徳永さんは脳卒中による左片マヒ。
実は左片マヒの人の一部に「遠近感の失認」というがある。
遠近法で描かれた絵を見ても、どちらが遠くなのか近いのかが認識できないというものだ。
どうやらそれが人間関係にも表れているらしい。

私たちは人と付き合うときに、その人との距離を測っている。
こいつは友達だから遠慮はいらないとか、この人は年上だから敬語を使おうといったふうに、人間関係の遠近法を使っている。
ところが徳永さんはそれがうまく測れなくて誰にでも等距離で近い関係に振る舞うのだ。

障害のせいだから本人のせいではないし、説得しても効果はない。
それより徳永さんの症状を個性として生かしたほうがいい。
明るくて率直で社交的な彼が楽しい雰囲気を作ってくれるので、レクリエーションには欠かせない人なのだ。

面白い!!!
人間関係にも遠近法があるなんてね。
しかもモノを見るのと同じベクトルでの距離感なのだ。
脳へなんらかの障害が発生した場合、あっけなく失われてしまうのもだなんて、思っても見ませんでした。

そうだよね。
相手を理解できない、自分を理解してもらえないと考えるよりこの人との関係は○cmだから、こんなもんで!と考えれば気楽なもんです。

1km先の人と内緒話しようなんて土台ムリな話なのだ。
目をこらして見ればその人との間にはグランドキャニオンが見えるかもしれないのだ。

遠近法と距離感にその答えがあるとは。
迷ってたどり着いたご迷答ですな。

 


薄氷の上を

2008-02-12 | Weblog

このところ周りが騒がしい。

人間関係が地殻変動を起こす。
職場しかり、個人的な関係も。

長年の友人は「勝手知ったる・・」で有り難い存在。
お世話になりっぱなし。
わたくしは周囲の愛情の上で生活をしております。

だけど、どうでもいいところがメンドクサイのだ。

「お付き合い程度」と割り切っているつもりなのだがその割り切り加減が難しい。
拗らす訳にはいかないし、かといってガマンを重ねるにもね。
人の考え方はそれぞれ十人十色と理解してるつもりがそうでもない。

結局、自分自身が一喜一憂で疲れてしまう。
考えすぎなのだな、きっと。

相手のことを考えすぎて空回り。
自分の重いが上手く伝わらなくて空回り。
多分、相手はそんな深く考えちゃいない!思うから適当な態度をとると・・・意外と相手にはツボだったり。
気を使えば相手にはどうでもいいことだったり・・・
終いには自分の中で「ドラマ仕立て」になっていて悲しくなったり、イライラしてみたり。

どうしようもありません。
上手くいかないものです、コミュニケエーションは。

自分と相手の関係を思い浮かべては「薄氷を踏む」思い。
意思の疎通ができていれば氷は厚く、楽しいスケートも出来るのに。
それが出来ないからちょっとした衝撃で割れてしまう。

細心の注意が必要という事自体、すでに煩わしいのだから仕方がない。
さりとて薄氷を割ってしまう気概も勇気もないのだ。

また明日から寒い日が続くみたい。
暖かくなれば気にならなくなるのになぁ。氷も霜柱も・・・。

 


コクのある話

2008-02-11 | トラットリア

「こく」のある味。

滋味深く、味わいが濃いこと。

コク=「黒」。

本日は「黒(こく)」のお話。

「黒い」色は流行のようだ。
ファッション界に限らず、食品もまた。

黒胡麻
黒豆
黒糖

そしてこんなものを買ってみました。

ルピシアの緑茶フレーバーティー「黒蜜きなこ」。

行きつけの美容室で出してもらってあまりに美味しくネタを聞き出す。
初め飲んだとき、「んっ ?」と思いました。
そして黒蜜の甘さがほんのり鼻腔をぬけていきます。
実際にお茶には甘みが入っているわけではないのにね。不思議。
黒糖の味はさすがにわかったんだけど、あと何かが隠れています。
その「何か」がわからない。

正体は「きなこ」。
おおこの香ばしさは「きなこ」であったか!!!

何の味なのか、ヒントがないと意外と判別するのは難しい。
きっと人は食品を食べる時、何の味かを予期して食べているのですね。
そのヒントは視覚を通してだったり、嗅覚をとおしてだったり、経験値だったり。

時にはノーヒントで自分の味覚をテストしてみるのも面白いかもしれません。

黒い食品は栄養価も高く注目の食品。
そしてね日本人は「黒」を受け入れる環境が他の民族より高いという話。

「黒色」は哀しみの色で不吉な色とされる事が多いけど、実際には対極の色でもあるのだ。
オメデタイ結婚式にも「黒」留袖は正式なお召し物とされているし、主役の花嫁にも黒地の振袖を用意する事もある。
黒は高貴な色として使われているという文化をあわせもつ日本人。

黒を受け入れる「懐」ももっているのだ。
黒のまな板
黒のトイレットペーパー
黒色のデンタルペースト

黒と一言で言っても奥がふかいのですね。


 


対策会議

2008-02-10 | ドレステリア

先日からぼちぼちご報告をしているのですが・・

わたくしの「風邪」もしかしたら「花粉症」という疑惑が発覚しました。

「花粉症」

これがほんとならえらいこっちゃです。
鼻がずるずるなのですがこれに「目が痒い」という症状が加わったら花粉症決定らしい。

花粉症のエキスパートである相方に対策を伝授してもらう事にしました。

効果があるのはマスク。
そしてメガネも効果有りとのこと。
細かい事なら洋服の素材とか、部屋に花粉を持ち込まないとか、うがいとか・・・・
いろいろ薀蓄が飛び出してきました。

マスクはね・・・イマイチ乗り気になれず。
まあこれが一番効果的なんだろうケド。
マスクも日々、進化を遂げているようです。
素材、形状、デザインもまた。
確かにマスクが手放せない人にとっては大切な事ですよね。
喉にやさしいもの、耳がいたくならないマスク、化粧崩れを防いでくれるものもあるみたい。
もうしばし、進化に期待してしまおう。

そして「メガネ」にくいついてみました。
視力はいい。
だけど「遠視」の気があるようで、本を読むときやパソコンを使う時にはメガネがある方が便利。
細かい作業をするときにもメガネをかける。
集中したいときにも「メガネ」はもってこい。

普段、メガネを使っていない分だけ「メガネを使う時は集中する時」という気持ちの切り替えや周囲にも無言のアピールをする事ができるしね。
今のメガネは手元を見るためのものだからウロウロ外を歩くのには向いていない。

メガネってあたしにとってとっても魅力的なアイテム。
これひとつあるだけで、劇的に印象を変えてくれるアクセサリーなのですから。
あたしの友人にメガネがとても似合う人がいるのだけど、理想としてはそういう感じ。
違和感なくメガネが彼女の「個性」の一部として溶け込んでると表現したらいいかな。
メガネの似合う人に憧れます。
あたしなんか「ざあますオバサン」になってしまうのにな・・・
何がどう違うんだろう・・・・。

残念ながらシンプルですっきり、知的な眼鏡は似合ってくれません。
こうなったらトコトン派手でアクセサリーのような眼鏡をモノにしようと決意。
視力はいいのですから度はいれずに眼鏡をつくることにします。

候補はこちら・・・J.F REYのハデハデおしゃれメガネさん。

こちらはどうでしょうか・・

こうなったらトコトン派手でいきましょう。
花粉症対策もなるべく陽気に陽気に。
対策会議もできるだけ楽しく楽しく。

花粉症は春に近づいている合図ですからね。
 


迷宮レストランと空想レストラン

2008-02-06 | リブレリア

面白い本をみつけました。

「迷宮レストラン」

NHKの「きょうの料理」に連載されていた会員制不思議料理店を1冊にまとめたもの。
店主(作者)の開店のご挨拶によると

誰にとっても、食べるというのはごく日常的に行われている行為です。
それゆえ、食事に対する考え方は、その人の生まれ育った環境や人生観が無意識に映し出されていくものだと思うのです

そう、考え方は十人十色、食事も千差万別なのです。

そして来客は
クレオパトラ
サンタクロース
玄奘三蔵
源義経
アンデルセン
ガウディ
ナポレオン ・・・など著名な方々。

彼らが何を食べ、食事に何を求めていたかを具体的にしてみようという画期的な内容となっております。

個人的にも「食」に何を求めるかというのは大変、重要な事だと思うのですよ。
生理的欲求だからという人もいれば、食にステータスを求める人もいる。
最大限の関心をはらう人もいれば、興味のない人も。
好き嫌いの多い人、全くない人。
新しいものに果敢にチャレンジする人、見慣れないものにはストライクゾーンが狭い人もいる。

親からどういう「食育」をうけてきたのかによっても然り。
食べ物に対する興味、趣味嗜好というのは人間として根本をなす部分の一部だと思う。
大げさかもしれないけど、大事な事。

あたしが相方の魅力だと思うことのひとつに「食に対する考え方」があるのだ。
毎日を生活していくうえでこの部分に相違が多いと面倒な事も多いはず。
食に対することについては共通点が多い方が圧倒的に有利だとも思うのです。

相方の実家で「カレーライス」を頂いた時に比較的、実家と似たようなカレーがでてきました。
「あっ、この人なら間違いないな」と確信したのも事実。
似たもの夫婦という言葉があるけど、同じものを同じように食べていれば似てくるのは当たり前な訳です。
体をつくっている構成材料が一緒ということですからね。

毎食とはいかないけど、「一緒」に食事を楽しむというのは家族であれ、友人であれ重要なこと。
食事という「時間」を共有し、体の構成材料そして時によっては「考え方」も共有しているのかもしれません。

なんだか大袈裟だな。

そんな事を考えながら読んでいく。

内容はお難くないし、ひたすら面白い(興味深いといったほうが近いかも)


例えば源 義経 のメニューは

にごり酒
ほやと牡蠣の干し貝
梅納豆
鯉こく
玄米ゴハン
粕漬け
銘菓

奥州平泉にほどちかい三陸の食材などを用いての料理。
基本は鎌倉時代の武士の食事にあわせて考慮されております。
時代背景と風土背景に基づいてシェフのオリジナルレシピで用意された食事はあたしも食べてみたいと思わせるもの。

納豆は旅する義経が偶然につくったという言い伝えがあるみたいだし、弁慶の好物が粕汁という話もちゃんとメニューに生かされております。

この本にはレシピもついているし店主が何故その料理を選んだかというのもちゃんと解説されているので説得力があるのです。

誰が何をどのように食べていたのか。
面白い切り口ですよね。
そして誰かのために料理を用意するのは楽しい。

今週末、あたしもレストランを開店します。
人をお招きしてオウチでゴハン。
迷宮レストランならぬ空想レストラン。
空想力で足りないものを補ってもらう予定。

お客様によろこんでもらえますように!