日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

真夜中の台所

2008-08-26 | Weblog

吉本バナナの「キッチン」

とか

宮尾登美子の「菊亭 八百善の人びと」

のように台所とか食べ物がでてくる小説って好きだ。

 

普段、映画はあまりみないけど「ディナーラッシュ」とか見てしまったり、
「マーサの幸せのレシピ」とか「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」みたいに
食事がつくられる場所を舞台にしたもの、食べ物がらみの映画も面白いものが多いという持論。

食欲って人間の基本的欲求のひとつだからネタとしては申し分ないのではなかろうかと考えるのだ。

小さい頃から大好きな絵本もモーリス・センダックの「まよなかのだいどころ」だったし。

美味しい香りはそれだけで幸福感をくれるし、見目ウルワシイ食べ物は充実感を満足させてくれる。


悲しいことも、辛い事も、うれしい事も悲喜こもごもをちゃんと調理して消化できる状態にしてくれるところ。
イライラも、溜息も、痛手も微塵切りにしてかろうじて残った幸福感をスパイスにばっと炒めて美味しくしてしまえばなんとか食べられるようになるものだ。

そこに家族の笑顔とかあったかい湯気とかあれば尚の事、うまくやっつけてしまえるのだけど。

「キッチン」って多分、そういうところだよね。

 

 

今日は相方が遅くなるため、あたくしは気楽にオヒトリディナー。
なのにこの時間でグリルでは秋刀魚が焼かれています。

銚子からピチピチの秋刀魚が手に入ったということで実家よりおすそ分けをもらう。
新鮮なうちに調理をしたくてね。
ものすごくいい香りをふりまいてくれてます。
モクモクだけど。

本当はそのまま食べてしまえばいいのかもしれないけど、
食事はね一人より二人、二人より大勢の方がおいしいのだよ。
という事で「マリネ」にする。

ポン酢に野菜と焼きたての秋刀魚をじゅっと漬け込み、冷蔵庫で寝かせます。
明日には美味しい「サンマリネ」が出来ております。

「サンマリネ」
サンマをマリネだからサンマリネ。
くだらない。

これじゃあ犬も喰わんよな。

 


甘いという贅沢

2008-08-24 | トラットリア

ちょっと肌寒い日が続きます。

冷たい麦茶を温かい緑茶に切り替えて、美味しいケーキを食べる

 

突発的、唐突に食べたくなるものランキングの上位にある食べ物。

「生クリーム」

 

あたしだけでしょうか・・・。
ケーキとかパフェとかじゃなくて・・生クリームメインで食べたくなるのです。
あたしの中で生クリームが久しぶりに「旬」をむかえております。

 

こんなときは生クリームに限らずちょっと甘いものが食べたくなるのだ。
和菓子、洋菓子何でもござれです。
そういえばものすごく久しぶりに「ままどおる」を食べました。

福島銘菓「ままどおる」
リッチなお味です。
仙台銘菓の「萩の月」も美味いですよね。

今年の夏は秋保温泉へ出かける。
仙台で「萩の月」を買い、帰りがけに通った福島で「ままどおる」を買う。
銘菓の旅。

子供の頃、頂き物やお土産で食べたお菓子たち。
初めて食べた時、なんて美味いお菓子だろうと子供ゴゴロに思いました。
年月を経て、食べてもやっぱり大人ゴゴロにも美味いと思う。
このお菓子たちの共通点はたっぷりお砂糖、たっぷりタマゴのリッチなお味。
リッチなお味は甘い記憶と思い出につながっているのでした。
多分、「生クリーム」はその象徴ではなかろうかと。

きっかけは銘菓旅で行き着いた先は生クリーム。
三全は「萩の月」が有名だけどなんとこちら洋菓子部門もあるのです。

ロワイヤル・テラッセの生パイは絶品
賞味期限は当日、店舗は仙台市内のみ。
旅行に出かけないと食べられないお菓子もあるんですね。
たっぷりにカスタードと生クリームのサクサクパイ。





ちなみにブログを更新しながらチョコレートアイスを2本食べました。
3本目をどうするか思案中。

食べすぎだっつうの!!!!



シアワセのアオ

2008-08-23 | Weblog

モーリス メーテルリンクの「青い鳥」。
有名な童話。

シアワセは自分のすぐ側にあるというお話。
ついでに青い鳥症候群なるものもあるみたい。
今の自分は本当の自分ではないと信じいつまでも自分探しをして転職を繰り返す人の事を指す。

このところすくなからず、動揺する内容のことが多くてね。
ついでにもって食傷気味。

 

 

シアワセは常に自分のそばに「ひっそり」とあるのに、人のせいにして、努力もせず、言い訳を繰り返す。
そういう人に限って隣の芝は青いのだ。

サッカーのスタジアムのように美しい芝を維持するのは手間と労力とお金がちゃんとかかっているのだよ。

手入れもせずに「青い」訳ないじゃん・・・・。
道理として気が付けよという話。

だだ砂漠に芝を根付かせるのは到底ムリ。
ならば、砂漠の気候に適したものを植えればいい。
そして芝に適した土地を探して植えるという選択肢もあるのだ。

言い訳って本当に便利で口に出して他人に伝える事によって自分を正当化し納得させる効果もあるのだね。

 


他力本願的に我慢を爆発させるのか。
努力の末に燃え尽きるのか。
どっちも出来れば避けたい状況だけど、あたしは後者になれるようにという願望。
青い鳥はいつでもちゃんとあたしの側にいると信じて。

 

 


 


 


火に油

2008-08-17 | Weblog

火に油を注ぐと、勢いを増す。

つまりそういうことですね。

「加油!!!」

中国語で「頑張れ!」という意味。
ジャーユーと読むんでしょうか・・。

さらに勢いをつけろ!
熱く、燃え上がれといういう意味なんでしょうかね。
油を加えるということはそういう事ですよね。

中国語は「謝謝」しか知らなかったけど、北京オリンピックのおかげで2個目の単語を知ることが出来ました。
漢字の国の言葉はやはり面白い。
推測が合っているかは不明ですが単語を分解して想像して意味を補う。
勝手に納得してみました。
「油を加える」と頑張れるということ。

日本語の「頑張れ」も頑なに・強く押し通せという言葉から出来ているんですものね。

興味が全く無いと思っていたオリンピックも、やはり「金メダル」のニュースを見るとやはり面白い。

谷選手の銅メダルも。
北島選手の金メダルも。
星野監督の眉間のしわも・・・。
どの選手にも悔いの無いよう持てる力を押し通していただきたいものです。

加油!!! 頑張れ!!!

 


無垢色

2008-08-12 | ホーム

気長に待ってくださいといわれました。

そして待つこと「4ヶ月」。

 

ついに手元に届く。
須田二郎さんの木の器。

 

 

木のお皿を探しておりました。
美味しいトーストが食べたかったのだ。
ホットサンドも。

パンを焼いて、食卓にもってくるとき、どのお皿にのせるか毎度考えてしまう。
どうしても陶器やガラスのプレートだと水分が逃げてくれない。
さっくり焼いたパンも台無しなのだ。

行きつけのカフェでホットサンドを出してもらった時に使っていた木のお皿。
これはいいと膝をうつ。
そしていそいそと手を打つ。

 

 

そして行き着いたのが須田二郎さんの作品でした。
陶器、漆器、ガラスのお皿は見つかるんだけど、無垢のお皿はなかなかない。
愛情をもってつくられた木の製品は何よりも魅力的。
柄も無い。
色も無い。
塗装も無い。
あるのは自然の美しさと作り手の心意気そしてシンプルな造形の美しさ。

 

美味しいトーストを食べれるようにとオーダーをお願いする。
食パン1枚がちょうどよくおさまる大きさに。

 

お願いをしたお店では「控え」ももらわなかったし、とんと音沙汰もなかったのでちょっと心配してました。
お値段も出来上がりも納期も一切合切のおまかせで。
だけど「気長に待っていて」といわれたのでその言葉を信じて待つ。

気長に 気長に

 

待った甲斐あり。
これでおいしいトーストが頂けます。
材質は「ホウ」の木。
お値段 、1枚2500円。
良心的なお値段で 思わずほっとする。

日曜日のブランチという楽しみが増える。
ウレシイ!
気長に待つといいことがあるのね。
短気は損気。
妥協しないで選んでよかったよ。

ついでに予算の範囲内で小さい木の小鉢も。
ステキ ステキ 自己満足。
こっちは桜の木の色。

同じ木材でも木の種類が違えばこんなに色も違ってくるんですね。
無垢という色。
ステキ ステキ 奥が深い。

これでトマトの赤もとうもろこしの黄色もゴーヤの緑も美しく映える。
小さな桜の器にはくるみとカッテージチーズとはちみつを!と勧められました。

うん、マチガイナイ。
美味しそう。
個人的にはブルーチーズに蕎麦の蜂蜜をかけたものを用意したい。
ブルーチーズにクセのある蜂蜜をあわせると絶品だと小耳に挟む。
試した事は無いのだけど想像の味は間違いなく「美味」と判定されております。

ぎゃ~こうやってメニューを想像するだけでヨダレが ・・・

 

 


摩訶カレー

2008-08-11 | トラットリア

いま、一番行ってみたいところはトルコ。

そして今、一番、食べたいものは「バターカレー」。

初めて「バターカレー」なるものを食べた時の衝撃といったら!!
美味しい!ものすごく美味しい!!!
スパイスというよりクリーミーなカレーがこんなに美味しいとはね。

世界の三大料理は
中華料理
フランス料理
そしてトルコ料理といわれる。

個人的には
和食
イタリア料理
そしてインド料理ではなかろうかとおもうのだ。

世界各国どこにでもあるのは中華料理。
当たり外れも多いみたい。
その点、インド料理はおしなべて評価は高いとされるんだが・・・
真相は不明。

日本人にとって美味しく頂けるかはどれだけスパイスに馴染んでいるかということなんだと思うのだけど。

やっぱり夏には「カレー」が食べたくなる。
南インド地方ではジャスミンライス。
北の地方ではナンがメイン。
スパイスの複雑な香りが鼻腔をくすぐると「摩訶不思議」という言葉が連想ゲームのようにでてきます。
インドという国にはぴったりな形容詞。
「摩訶不思議」

摩訶不思議の「摩訶」ってどういう意味なんだろう。
不思議 不思議。

摩訶
仏教で、下にくる語を賛美・強調するための接頭語のように用いられる。大きいこと。すぐれていること。偉大であること。

ほほう、仏教用語だったのね。
「大きな」不思議=とても不思議ということなのかしらね。

 

ああ、カレーが食べたい!!!
摩訶、食べたい!
レシピもあれこれしらべては見たもののなんかイメージがちがうんだよな。
レシピに「トマト」を使うものが非常に多い。
あたしのもっているのもトマトバターカレー
2007、7月号のELLE a tableのもの。


だけど、行きつけのお店にバターカレーには「トマト」入ってないんだよね。
当分、レシピを探すことになりそうだ。


詩的で素敵

2008-08-06 | ドレステリア

詩的な香りのするネックレスを手に入れました。

その名も「poem」

刺繍がそのままネックレスになりました。


ネックレスには名前の通り「詩」がそえられています。

「はみでたわたし」

わたし
わたし
はみでてる

あなたが先に気がついた

・・・・・・・

「詩」にふれることは日常生活の中であんまりない。
だけど、必要な時には必要な詩がふってくるものだ。

図書館の本棚の片隅で
仕事に疲れた帰り道にも

心に降り積もる時もあれば、目に飛び込んでくることもある。
心情や心境そして時には人生を助け、変えてくれる「一編の詩」。
心が時に適った「言葉」を欲するから出会いがあるのだろう。

はみでたわたしがいるネックレス。

そう、万事が上手くレールにのっかてなくてもいいのだ。
はみでたわたし

只今、ものすごくアウトサイダー思考が強いのわたし。
多分、夏バテ。

 

 

 

 


いつものように

2008-08-04 | ホーム

子供ゴゴロにとてつもなく大人っぽく見え、憧れたもの。

四角いスーツケース。

 

昔の皇族たちがバカンスに出かける時のような大きなスーツケース。
スーツケースというよりはトランクといったほうがいいのかな?

自分では持ち運ぶことすらできないような大きなトランクに身の回りのものをつめこんで、出かけていく。
旅先にも連れて行くお気に入りで当たり前のような顔をした日用品。
この旅行のために取り揃えた品々。
新顔も旧顔も同じケースに収まって出かけていく。

 

 

旅行に行くということはいつでも非日常でエキサイティングな出来事だ。
狭い世界に住んでいる子供の頃もそして今でも。
情報や知識は増えても結局のところ狭い世界をぬけだせていないのです。
それを脱却しエスケープすることによってリフレッシュしようというのが旅の目的で醍醐味なのですね。

 ただ、非日常を楽しみに行く「旅行」なのにいつもの「日常」をつれていきたくなるのはどうしてなんでしょう。

 

かくいう私は荷物は少なめがモットー。
しかし、最近は「欲張り」になってしまったのであれもこれもと荷物が増える。
日常の延長ではなく非日常を最大限に楽しみたいのだ。
アロマキャンドルだったり、美味しいお茶だったり、ずっと読まなかった本だったり。

前はもっと身軽に出かけられたのに。
あたしの旅行用のスーツケースはグローブドトロッターのサファリになる。


カバンにサラサラ興味が無いのに奮発して買いました。
実際には1年に数回の出番しかないのだけど、理想としてはいつでも持ち歩いているカバンにしたかったのだ。
だから、ちゃんと気に入ったものを買う事に。

なかなか連れ出してあげられないのが淋しい。
お気に入りをだけをつめこんで出かける楽しみ。
至福!

そして家でも詰め込む楽しみを与えてくれそうなものを見つけました。
パッキングが楽しくなりそう、そして言い換えるとお片づけが楽しくなりそうなもの。
お片づけギライで詰め込みたがりのあたしにはベストな逸品です。

トランク型のキャビネット。

       

店名/フラマン東京店
商品名/トランクST.LOUIS
サイズ/W51×D41×H122cm
価格/598,000円

お気に入りがものすごく沢山入りそうな収納力も魅力的。
なんだかどっかにお出かけできそうだし。

ただなぁ~これ買うと旅行なんて言ってられなくなるよね。


行ったつもりの海外旅行。
実際に行ってくるか海外旅行。

かなり豪華な海外旅行
生活をともにする一生モノのキャビネット。

 


比べようも無い次元のそれぞれのメリット、デメリット。
なんだかな・・・。
まずはこの難問を詰め込んで近場でお出かけです。
ガソリンも上がってますけど・・気にしない・・・よ・・。