日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

プロジェクト タクラマカンビール

2017-07-30 | ギャラリー
横浜トリエンナーレ 2017に行きたい。
アートを楽しみたいという純粋な想いで見所をチェックすれば、この夏、この陽気まさに、渇いた喉いやカラカラの魂を潤す壮大な作品に出会う。
立ち上る熱気と、容赦ない日差しと、充満するアジアのねっとりとした湿気のうんざりする日々を吹き飛ばす、とりあえず一杯のビールのような爽快な作品に!



作品名 ザオ・ザオ(赵赵) プロジェクト タクラマカン
アーティストはイアン・チェン
日本で初めて本格的に紹介される近年活躍の著しい若手だそう。

作品 ザオ・ザオ(赵赵) 《プロジェクト・タクラマカン》は彼の出身地であり、いろんな民族問題の舞台ともなるタクラマカン砂漠の真ん中で冷たいビールを飲むという行為を映像作品とするもの。
ただ、飲むんじゃない、砂漠に冷蔵庫を運んで配線し、冷えたビールを飲むという壮大に馬鹿げて大真面目な大仕事をユーモアにくくって作品としている。




ビールは確かに苦労するほど、美味しく飲むことがべきる不思議な飲み物。
爽やかな秋風に吹かれてスポーツをした後より、炎天下でこき使われたのち、
寝起きの寝ぼけまなこより、ヘトヘトの労働のち、

ビール!


民族紛争の舞台で、
照り乾く砂漠で
冷たいビール プロジェクト。
流石、新進気鋭のアーティストの考えることは夏のビール飲みの10歩も20歩も先に行く。
苦労が多いほど、苦味は旨み。

8月4日から
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」




アートに囲まれて横浜で冷たいビールを飲むプロジェクト 勝手にザオザオヨコハマプロジェクト始動!
あえてうだる暑さの日を狙って行こう。




妻が椎茸だったころ

2017-07-24 | リブレリア
占いは気にしだすと止まらないのだけど、うっかりを注意とか、人に優しくとか日頃疎かにしがちな事に対しの注意喚起だと思えばなかなかありがたいもので、ずどーんと分かりやすく落ち込んだ日に挨拶は元気よくとかいわれちゃうとACの広告より説得力があって困ってしまう。
ジャングルで生き抜くサバイバーには、時に灯りとなり、矢印となる(かも)占い。

VOUGE girlで連載のしいたけ占い
内容が前向きで気に入っている。



時に膝をうつような的確な日本語はもやもやによく効く。
言い表せないような微妙な倦怠感に病名が与えられるてスッキリみたいな。
病名がわかれば手のほどこしようもきちんとあるわけで。

あんまり得意ではない椎茸だけど、椎茸すばらしなどと思いつつ、なぜに椎茸なんだとも思うのだ。キノコという言葉のメルヘンさを差し置いての椎茸推し。
キノコ占いならぬしいたけ占い。
地味ながらの存在感では一理あるか。
さて、そんな椎茸のはなしを一歩進めて、さらに一歩先をゆくはなしへ。


中島京子著 妻が椎茸だったころ



あたしは椎茸だったこともなければ、椎茸だった記憶もないのだけど、不思議なタイトルのこの一篇は確かに妻が椎茸だったころの話で、実によく椎茸の味わいがきいている。
サーロインでもなく、白菜でもない、椎茸。
タイトルの妙で手にとったことも鑑みれば、椎茸がじつによい仕事をしている。
派手さはないけど、特有の旨味が地味滋養となって、出汁を丁寧にとった煮物みたいな味わい。
もちろん干し椎茸の戻し汁がポイント。
地味な和食こそ手間がかかるのよね、実は。
そんな味わいの美味しい小説。


椎茸ギライのしいたけ話。
こんな椎茸なら食べず嫌いは勿体ない。
召しませ 椎茸!

かわいいパンダ おいしいパンダ

2017-07-12 | トラットリア
パンダ 1/12歳
生まれて一カ月たったそうな。



わーい。
バンザーイ!

体長測定すらかわいいのである。



いやはや、ぬいぐるみのようでとはまさにこの事。
パンダは絵になる、金になる。
上野駅周辺にあつまるパンダグッツをみると、一匹ぐらいは連れて帰りたいよね欲がぐわんぐわんと渦巻いちゃう。
パンダのカワイイ光線は人をダメにする。

上野駅構内で見つけたパンダ懐紙。
ここぞで使うんだーとかってみたけど、天ぷらの折敷にもなれず、引き出しの奥でじっくり出番を待っていったのをパンダ誕生 一カ月記念にあわせて蔵出しました!




お菓子は桃林堂の和菓子 パンダ
パンダ尽くし。
パンダとは罪つくりないきものである。
深夜の和菓子。
和菓子なだけ、罪悪感はすくなめであるが。








ツェツェ アソシエの四月の花器、11月の花器

2017-07-09 | ホーム
果報は寝て待て
ならぬ
楽しみは寝て待て

楽しみはおいおいの方がよい。
待つ身の期待に膨らんでいる間の幸福感も楽しめるから。
不機嫌な出来事があっても、今日を乗り切り、明日をやっつけているとあっという間に、時間は過ぎて、季節が変わり秋になる。
するとですね、忘れた頃、思いがけない時に舞い込む吉報。
気長に待ったご褒美として届くツェツェの四月に花器。




ツェツェ アソシエの代表作 四 月の花器
21本の試験管連ねた四月の花器はパリ ポンピドゥセンターのパーマネントコレクションともなっている作品で、買って、使うことができるアート作品。



その四月の花器がこの度25周年を迎え、限定かつ特別なバージョンが用意され、他のアーティストがオマージュで作ったまごうなきアート作品も買える機会がパリからやってきた。
パリのmerciで好評だったマスカレード(仮面舞踏会)と銘打たれた作品が日本で見られて、しかも日本のみで特別販売されるときけば、まぎれ込みたい仮面舞踏会。







面体を隠してひっそりと出かけて、囁くようにしてお値段をお伺いすればアスティエ ド ヴィラットの作品は25万円。めげずに今回の目玉、二つの特別な四月の花器のお値段はと問えば、試験管部分がアンバー色のものと金属部分がカラフルなものは3万円、4万円程度で買える。
目玉品、目玉飛び出ず、あたしでも買えなくはない。
そうなるとこの機会で四月の花器を手に入れることが至極真っ当に思えて、紛れ込むだけでは足りず、やっぱりね。


考えることは皆同じ。
受注販売に切り替わり、届くのは11月頃だそう。
こうやって忘れた頃にプレゼントみたいに届く買い物は果報という言葉が相応しい。
なんだか気忙しくってガサガサと過ぎていく日々だと11月なんてあっという間ね。
イヤなことがあっても、辛いことがあっても数ヶ月後に楽しみがあると思えば結構、頑張れるものです。

ツェツェの『四月の花器 』買いました。
四月の花器に11月を生ける楽しみ。
勝手に『十一月の花器』と名付けて楽しみは寝て待つ。
花器だけじゃなく、『お楽しみ』が一緒に買えなんて、なんてステキなお買い物。
ツェツェの11月の花器、ご褒美的に楽しみにしている。






kate spade の腕時計らしき

2017-07-06 | ドレステリア
もう、なんつーか諦めで達観の境地、無なんですよ、無!
終電、近くまで飲んでること自体アウトな状況で、切り上げて帰るなんていう精神力もないからこんな時間になり、ちょい飲みで帰るなんていう芸当が出来れば駅で逆立ちもできるはず。
途中でお酒からノンアルコールにかえるなんていう気が使えれば、終電間際で無の境地になることはないわけだ。
しかも、無事に店を早々に出たとしても無事に家にたどり着ける保証はない。すでに。
トラップだらけの家路にも諦めモードが漂い始めたら・・・・・。
もう飲むしかない!
しこたまのんで達観の境地で、無で飲み続けるしかないの。
そう、一切のしがらみをなかったことにして







いうことが結構、あるとか、ないとか。(いろいろ封印された記憶なもので)
これっぽっちも説得力のない言い訳がうんざりするほど長々とこぼれでることに、これじゃまずかろう、やばいやろということで腕時計を買いました。
オモチャみたいなやつ。
派手なやつ。
kate spadeのやつ。
時間をみないからそうなるんだときっちりお小言をもらい、良心の呵責とか世間体とか、もういい加減に大人になれよという自戒に囚われて、自分の意思の弱さを棚に上げ、全ての元凶は腕時計がないからということにして、腕時計さえあれば、真っ当な大人よ ア ・タ・シという旗を掲げ、腕時計を買いました!
もうこれで、終電間際の居酒屋で悟りをひらくことないはずである。
いざ、腕時計を身につけ意気揚揚と居酒屋へ!






それがさ、




あと5時間もすれば始発が出るんですってよ。
おかしいことにごっそりと時間が進んでいまして、無というより真っ白になっております。
記憶も、目の前も、宵闇も。
最近は日の出もめっきりはやいですものねー オホホ。
腕時計はきちんと腕にいる。
ハデですからね、腕で私は時計よ!とちゃんと主張しているのにどうよこの体たらく。
そりゃそうだ、
ずぶずぶに飲んだくれた身で、ハデなフェイスに埋もれるような針の腕時計でWhat time is it now?が判別できる判断力はなく、ぶっちゃけるならば、もう針がみえないのよ、おばちゃん、老眼、霞目、疲れ目で!
結局、オシャレ時計はオシャレのみに威力を発揮し、時計という機能は活かされないまま、我が腕の腕時計。
時間がわからないなんて腕時計とは呼べないね。
でも時間はイマイチわかんなくても、ラクダのウィンクでなんか元気出る?とテンションをあげる役割のものと考えれば腕にくくりつける価値はあるのです。

kete spadeのなんか元気のでるもの
ネックレスと合わせ買った時計らしき。
ネックレスと指輪やネックレスとピアスのようにセットでつけたら面白いかなと、実用もかねて時計という選択肢を選んでみたもののハデな時計はアクセサリーと再認識。
モロッコをテーマにしたラクダのネックレスと腕時計らしき。
そう、あたしが手に入れたものは腕時計ではない。だからこの体たらくは仕方がない。
腕時計さえあれば、腕時計さえあれば、腕時計さえあれば!





静岡でウレシい挟み討ち!

2017-07-03 | Weblog
右からは桜エビのかき揚げ


左からは海鮮丼、生マグロ仕様



前からは生しらす




背後にはお茶割り



もう左党なら逃げ場はありませぬ。
魚、肴が美味しいのは予定通りだけど、緑茶割りにもやられようとは思いもよらず。
さすが、茶どころ静岡の本領発揮でデキャンタでボーンと出されたお茶のたっぷりなこと、美味なこと
もう白旗の体。

お土産に桜エビのアヒージョや生ワサビを買えば酒飲みを殺すのは刃物もいらぬ。
飲み過ぎ千鳥足だし、逃げ道は蟻の通る隙間ぐらい。
すごく美味しそうだったバジルソース(静岡県産ではない)を買ったのがささやかな抵抗ということで。
ノミの逃げ道ごときの抵抗ではあるが。
天気のよい日に富士山を視界に入れながら美味しいものを求めてあっちへこっちへ。
静岡の美味しいところを狙ってジグザクと進む。
たまごふわふわも食べたいのです。
やっぱり甘いものより、酒をいかに美味しく飲むかに注力したいかを再確認する静岡旅。
よい具合に酔いが回って週末旅の終了ー!