日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

“Bon Appetit”と供されるディナー

2012-08-29 | トラットリア
“Bon soir”


フランス語で“Bon soir”と言われてはじまるディナー。
もちろん、飲み物はシャンパンから。
久しぶりに仕事抜きで、飲みにいく。
ついでにフレンチも久しぶり。




ウキウキと久しぶりのゴハンだわと出かけるも
よくよく思い出すと先週もきちんと同僚と連れ立って仕事帰りにゴハン食べに行っているのだ。
一週間もするとそわそわしてしまう回遊魚。
止まると死んでしまう性の貧乏性。
美味しい思いは何よりの栄養と確信している。

ゴハンの友を待ち先に一杯、飲み始めた。
その空白の時間のお供は三島由紀夫 豊饒の海からの第三部 「暁の寺」


三島作品最後の長編 豊饒の海は
第一部の『春の雪』、『奔馬』、『暁の寺』、『天人五衰』と4部からなり
重厚で三島作品の中でも特に読み応えがある。
暇つぶしで読む内容じゃないけど、フランス語と日本語 がさざめき、カトラリーがぶつかるざわめきの中、読むと輪廻転生、袖触れ合うも他生の縁という感慨がわく。
そして、あえて「暁の寺」をタイ料理屋でよまないのがいいところだと悦に入る。


スッキリの白ワインとオリーブ。
三島作品とは対極な取り合わせでも“Bon Appetit”















真夜中のバーにて

2012-08-25 | Weblog
真夜中のバーにてブランデーベースのショートスタイルの何かをのむ。


バーテンダーにお任せで。
ブランデーベースショートスタイル
スッキリときっぱり酔いたい。


女子会のち、女子会。
ほのかな明かりのバーに流れるのは荘厳なバッハか何か。

頑張っている女子は強いな。
強さを生み出す何かが騒ぎ出す。
疲れても、溜まるストレスもやり過ごす何か。


その何かって「使命感」なのかとふと思ったのだ。
それでその使命感をささえているのが愛情だとしたら
きっとそれは水に火に飛び込む力になるんだろう。


シリア アレッポで銃撃戦に巻き込まれなくなった山本美香さんを想う。
女性や子供、弱者に寄り添いその言葉を世界に発信し続けた
女性ジャーナリスト亡くなる。
彼女の死は一人の女性が亡くなるだけではなく、
今、そこにしかないものを世界と共有する術が無くなるということなのだ。
「赤ちゃんだ」と発した柔らかな慈しみの声を残して使命感を果たし尽くす。



彼女を戦地へと駆り立てたものは何か。
最愛のパートナーの死に直面してなお、その事実をたんたんと伝える佐藤氏の冷静さを保たせる何か。


きっとそれは使命と愛でできている。
長い取材旅行、おかえりなさい。
あたしはあなたの生き方を知り、何かを得たと思うのです。
うまく説明できないけど。






















肉 LOVE

2012-08-21 | Weblog
最近のBRUTUSがグルメ雑誌のようになってきているような気がする。


ワンテーマを掘り下げるっていう紙面のつくりはまさに男性誌の真骨頂で
薀蓄満載、写真もよく、レシピ重視の女性誌とはまったく違う視点でつくられているのだなと
感心する。


単なるお店の紹介ではなく、
レシピ重視のお料理本ではなく
目で肉を楽しめと!


肉質感たっぷりの写真をみていたら腹へる。
帰りの電車で雑誌の肉を眺めていたら、隣のおじさんが写真を横目でちらりと覗きこんで
喉をごくりとならす。




確かに、確かに、腹へる時間である。


肉は厚ければ厚いほどエライと信じて疑わぬ身としては久しぶりのステーキを食べたくなった。
LOVE 肉!!!!



菊、咲く秋に

2012-08-18 | Weblog
連日の猛烈な暑さにやられる。

今日も暴力的にあつい、暑すぎる。
短いはずの髪の毛もうっとうしい。
結わける長さもないからピンを駆使して夜会巻風にとめている。

長い髪はステキと思うがこのくそ暑い中、結わきもせずにいる人をみると
女って大変だなと同情する。
おしゃれの為なら、夏の日差しにも冬の寒さにもマケズ、(by宮沢賢治)

あたし、無理だわ。
なのにこの髪の長さでは結わけないわ、どうしようもないわでてんやわんや。
もう少し涼しくなってきたらヘッドドレスとワンピースで出かけようと目論んで手に入れた
INDRESSのdouble dahlia。







そのころには髪の毛も丁度いい長さになっているに違いない。


9月9日 重陽の節句のドレスアップ


重陽の節句は菊の節句
縁起のよい陽(奇数)の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる
9月9日を、「重陽」そして菊の咲く季節から「菊」の節句として祝う。
菊って漢方薬としての薬効もあり。
菊花酒を飲み、けがれを祓い長寿を願う風習を残す。


夏を乗り越え、痛んだ髪と肌を労り、来るべく味覚の秋の備える頃の装いとして
大輪の「菊」のようなヘッドドレスはいいねと思ったのだ。
その9月9日を待たず、出番多し。
ピンで止めきれず、にっちもさっちもいかない飛び出す短い髪の毛をかくすのに大活躍中。
そこまで苦労するならとっととヘアサロンでも行って来いという声が正解。

暑くて外にでたくないのよ。
もう、出掛けられる髪型になっていないのよ。
暑さと無精が溶け合って最悪ですわ。

夏休みはあっという間に過ぎ去るのに、この暑い日々はさっと去ってくれないの。
何故ですかねぇ。




ずんずんと夏を

2012-08-15 | Weblog
 『ずんずんと 夏をながすや 最上川』
                      正岡子規の夏の句


夏を感じるみちのく旅へ行ってきた。





仙台で牛タンを食し
山形 山寺で筋肉痛になり
最上川で夏を感じ
蠱惑でもの悲しい強烈な赤に出会う。
酒田では寿司とひさしぶりのふぐのヒレ酒に酔い
新潟 村上でサザエ飯を食らう。


マッハのスピードで夏をかけぬける旅。(*実際には法定速度ですよ ちゃんと。) 

今回の一番のお土産はなんといっても筋肉痛!
煩悩が人より多めなようで山寺のあの階段が辛いこと、辛いこと。
ひいたおみくじは「吉」でありました。
頑張って奥の院までいったのにご利益はさっぱりない模様。


『じんじんと 足にひびくは 筋肉痛』
                     我が心の俳句



いつかのメヘンディ

2012-08-15 | ドレステリア
いつかやってみたいこと


アイルランドでドラフトのギネスをぐびり。
アフリカの大地を眼下に見ながらの気球の旅。
オーストラリアでコアラをだっこ。
中国のパンダセンターで子パンダだっこも。
イタリアでジェラートを食す。


そしてインドでメヘンディ。


メヘンディ
ヘナをつかって手や足に模様を描くボディアート。






初めて、メヘンディを見た時はそのレースのような細かさに驚いたものだ。
掌までびっしりと描かれたメヘンディの迫力には躊躇もするが
いつか、一度はやってみたいと思っている。
どんな手のこんだ図案でも消えてしまうというのもいい。
素肌にまとうレース メヘンディ


いつかインドで








オリンピックは佳境

2012-08-12 | Weblog
連日、寝不足の人も多いかしら。
どのチャンネルを回してもオリンピック、オリンピック、オリンピック。
朝のニュースも新聞の一面もすべてオリンピックからはじまる日々。


思わず観ちゃうような、どうでもいいような、それでもメダル獲得の一報には
じんときてしまったりで忙しい。
興味ないふりしてオリンピックに振り回される2週間。


努力が目に見えるかたちで(勝利とメダル)かえってくるというのは何にも代えられない
達成感と喜びなんだろう。
もちろんその逆もあるわけで流した汗と涙が報われなかったというのはやっぱり悔しい。


女子サッカーの銀
レスリング 吉田沙織の金
ボクシング 村田諒太の金
そして男子 フルーレ団体の銀

十分、堪能しました。

オリンピックは国家にたいする武士道のような楽しみ方もあるだろうけど
フェンシングのようにメダルをとって注目をあびて、メジャースポーツになっていく過程を楽しむ
騎士道もよい。
フェンシングのあのシャープで瞬間的な戦いぶりは新鮮である。
レスリングってごろごろ転がりまわる地味なスポーツなはずだがあの強さは
安心して(笑)みてられるから楽しい。
女子サッカーだってワールドカップで優勝したから、オリンピックでもあれだけ盛り上がったのだろう。
マイナーなスポーツであればあるほど実力と実績が求められるってな訳。

やっぱりスポーツは白黒がすっきりつくだけに悲喜こもごもなドラマなんですね。
オリンピックもあと少し。




きっと、そうであろう

2012-08-11 | リブレリア
きっと、そうであろう相方の叫びより


また何か買ったらしい。
当の本人はこっそりのつもりらしいがバレバレである。
今度は何を買ったんだか。


「ピンポーン」
やっと帰ってきたと思ったら
本人ではなく宅急便だった。
妙に重くてデカイ。




あまり触って、余分なことすると怒られるからそのまま受け取って玄関先へ放置。
怒るとコワイからなあ。


しかし、また何を散財したんだが・・・。








そのお届け物、オズボーンコレクッション











主、心も声を吐く

2012-08-10 | リブレリア
ブログの主、年齢不詳 最近落ち込み気味の8diaの心の声




やっと手に入れた。
優に100冊を超えるであろう我が絵本コレクションは
すべてこの本たちへの思慕から始まったんだと思う。

今では若干、(相方にとっては間違いなく)邪魔な絵本たち。
なのに姪っ子ちゃんが来ても、友達のお子がきても簡単には触らすことができない。
「触れたら、血をみるぜ」と脅す、心の狭いおばはんなのであります。




触ってはいけないというと触りたくなるのが子供ゴゴロ。
わかちゃいるが触っていいよとはいえません!

ハードカバーの立派な装丁の本もあれば
手のひらサイズの小さな本もある。
絵本といえども字も多い。
すべて茶色い函に収めらられた貴重な、まさに大人の絵本なのである。












その心の狭さを助長するのは オズボーン コレクション

ママのひみつ

2012-08-10 | リブレリア
もうすこしで5才 まあちゃんのつぶやきより





ママのひみつをみつけたよ。
ママはかくしているつもりだけどあたししってるよ。

あたしはそんなにこどもじゃないの。
おねえちゃんなんだから。
ママがものをかくすときはおかしもそうだけどなにかうしろときまってる。
クッキーはおさらのうしろ。
はんこはお花のうしろ。
DSはおさかなさんのおうちのうしろ。
そのほんはパパの字ばっかりのつまんない本のうしろ。

パパほんでうさこちゃんのおうちをつくろうとおもっていちばんおおきなほんを
とったらその本のうしろからちいちゃいのとかおっきいのとかでてきた。
あけたらすごくきれいなほんがでてきた。
びっくりした。
じはみたことがないやつだからさっぱりわからないけど。
おひめさまとかカメとかでてきたよ。



もっとみたかったけどママがさわっちゃいけないってすごくおこった。
なんでおこった?









その秘密、オズボーン コレクション