日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

抜かりなし、足下

2014-11-29 | ドレステリア
今年も残すところ、あと一ヶ月。
本年も悲しいぐらい時間が立つのがはやい。
まさしくこれを怒涛というのでしょう。


気絶してる間に、
現実逃避をしているうちに、
ついでに狸寝入りの合間に一年が過ぎ去って
また、大人の階段をひとつ上ります。
どこが頂点かわからないうちに、階段を転げて骨折して高齢者であることを自覚するのでしょうか。



ついでにマイクロミニスカートはいつまで穿いてよろしいのでしょうか?



そんなつまらないことを考えながら、
残り少ない今年の日々も現実から目を背けて生きて行こうと思っています。



こんなネガティブで大丈夫?とごく稀にご心配してくださる方もいるでしょうから、
しっかり宣言をしておきます。



天性の逃げ腰は天賦の楽観性



つまり、『まっ、いいか!』で解決という訳です。
そして、マイクロミニスカートもまだまだガンガン穿きます宣言。





ホント、自分の思い通りにだけはならないのね。
嫌われてんじゃないかと思うぐらい・・・・。(って、マジで嫌われてるかもしれん)
それでも人は人で自分は自分ですから「まっ、いいか」と自身で折り合いをつければ
あらあら不思議、土砂降りの雨がすっかり晴天になっていく。




無関心は最大の防御。






現実から浮き足立った、我が人生の足元。
それでも、他の人にすくわれないよう、抜かりなしのComme il Faur(コム イル フォー)。






アルゼンチンのラグジュアリー タンゴ シューズで掬われる前に、踊り出せ。
面倒臭いほどに前向きなあたしの足元は
敵が目前に来たならば、走って逃げられるハイヒール。


あたしはこの靴で我が道を行くしかないのです。




誰が何と言おうと我が道を!





よいか、誰が何と言おうと我が道を!!










冬タビ   -そして土っこー

2014-11-26 | Weblog
「土っこ見たっておもしろぐねぇ」と言われたけど



かろうじて日の沈む前。




確かに人っ子 一人いない・・・・寂しげなのは寒さのせいである  きっと?







風が鼻を耳をきりりとなでつけていく中、嬉々としているのは相方だけ。




「土っこ見たって・・・・」。




店主の言葉は真実。
















*ちょっとフォロー
いい陽気の中、ちゃんと解説をしてもらって見て回ったら面白いと思う。
寒さに震える夕暮れ時に行くもんじゃあないと言いたいのです。









冬タビ    ー夏が騒いで立佞武多ー

2014-11-23 | Weblog
青森市内の割烹で地の魚、地酒で悶絶。
酒の澄み切るウマサは青森の夜に漂うきっぱりとした冷気のごとく。


店主の口から飛び出すお国訛りは
例えるなら心地よい念仏であった。
観光客相手ですから手加減をしてもらっているはずなのに
笑っちゃうぐらい何を言っているのか分からないの。
でもそれが味で醍醐味というものである。
郷土料理とともに青森を堪能する。


お国訛り全開で問われたのは「観光で?」
青森県立美術館に行って、明日は三内丸山遺跡と答えたら・・・
「土っこ見てもなんもおもしろぐねぇ」と言われ
折角なら五所川原の立佞武多を見に行けと勧められた。


早速。
折角ですから早速。
だってお国訛りからあふれだす地元愛は熱くて、目の前でくつくつと音を立ててる熱々の貝焼きのよう。



五所川原立佞武多


 



凍てつく風と忍び寄る冷気を「ヤッテマレ、ヤッテマレ」のかけ声で吹き飛ばして
その大きさに度肝を抜かれる。
高さ、圧巻22m。

摩天楼の行進は泣く子も黙る喧嘩ごし。
「ヤッテマレ」のかけ声は伊達ではない。

冬の最中、夏の立佞武多がこれほど騒ぐとは!
次回は是非、夏に来るべきであると祭魂に言い聞かせて夏が騒いで立佞武多。
祭魂は夏心。
店主のオススメは料理だけではなかったのだあ。   










冬タビ      ーアレコノシャガールー

2014-11-16 | Weblog
あれ? これ、シャガール?



あーれー、この シャガール!




圧倒的。




縦9m×横15mの圧倒的スケールの絵が3枚。
同じ空間に納まってあたしを迎え討つ。
シャガールが描いた圧倒的すぎる絵はバレエの舞台の背景画。







シャガールの色彩の中には愛と哀しみがとけこんでいる。
それが心の機微の色のように思えて、目をそらすことができない。
あの色、色、色。
幻想と神秘が放射されている。


愛とは何か
苦しみとは何か
美しさとは何か
喜びとは何か
寂しさとは何か
怒りとは何か






深く印象的な1幕目。
いわくありげな2幕目。
迫力の4幕目は青森県立美術館にあり、
3幕目は フィラデルフィア美術館に収蔵されている。



やっぱり個人的には青のシャガール。
シャガール ブルー
幻想的で神秘すら感じる一幕目に吸い込まれる。
恋する貴族の若者アレコとジプシーの娘ゼンフィラとの恋が描かれているからか?


その恋は2幕のカーニヴァルの情景を背にして浮かれて踊りだして


3幕の夏の麦畑を背景に熟れきって、心変わり。
夏の日差しはゼンフィラの新しい恋とアレコの嫉妬をあぶりだす。


そして最後、4幕の白く駆けて行く馬はアレコの狂気か、否か。
嫉妬は悪夢と幻覚を産み、ゼンフィラとその恋人を死に追いやるのであった。







バレエ『アレコ』のための背景画。
バレエの舞台が右に左に正面に3つあるようなもので
アレコ ホールと名付けられた展示ホールの壮大さもご想像いただけよう。





アレコのシャガール

 


シャガールの大きさを体感してほしい。
大きさとはつまり、偉大さでもある。








冬タビ ー アオモリ犬の頭にはー

2014-11-16 | Weblog
雪といえば白







白といえば静寂



静寂といえば美術館



美術館といえば青森県立美術館








青森県立美術館といえばアオモリ犬



奈良美智の作品、アオモリ犬




このオシャレ犬、冬には帽子をかぶるのだそう。





雪の。






寒いから、帽子を。
でも、まだ寒くなり始め。
向寒の候。
だから雪は降れども帽子にはならず、カツラ並。
アオモリ犬 薄っすらと雪のカツラ。









冬タビ

2014-11-15 | Weblog
雪舞う、旅。


『国境の長いトンネルをぬけると雪国であった』とは川端康成の名文が口をついて出てきそうなほどの寒さ。


新幹線を降りると雪国であった。


今シーズン、初雪。



今度はあの名曲。




♬青森駅は雪の中~



上野発の夜行列車じゃないから、




♬新青森駅は雪の中~




びっくりするほど寒い。
そうだ冬とはこういう寒さのことだったんだと思い出して
海鳴りに耳を澄ます・・・・・って。
海は見えてないけど、海鳴りが聴こえそうな寒さの青森へ。







そちらの勝ち!

2014-11-13 | Weblog
あーた、あたしにケンカ売ってんのかいっ!


売られたケンカは買うぜ的なニキビができている。



ニキビ、もとい 吹き出物。
どでかいやつ。




これが見事に育ってイテーのなんの!
前言撤回。
売られたケンカはスルーする。
痛いし、見てくれ悪いし、気になるしで触って潰しちゃって流血騒ぎ。
大人な対応をすべく、薬局へgo。

「大人様!ニキビですね」にっこりと店員に対応され
自分からは認めたくない『吹き出物』でなく、自分で言うには気恥ずかしい『ニキビ』というキーワードでもなく、しっくり昇華した大人ワード、『大人様ニキビ』。

こんな薬局接客用語もあるんだと感心して、観念して吹き出物薬をお買い上げ。






売られたケンカは買わないお年頃はドラッグストアの前で薬を握りしめて空を仰ぐのだった。





ニキビの勝ち!









むふふなおでん

2014-11-09 | ドレステリア
aikoの定番 足元 Dr.Martens(ドクターマーチン)
このキーワードでブログにたどりついてくれる人が多いようで。


過去ログ
aikoとDr.Martens

それが昨年の話ですが、今年も引き続きブーツの流れはぺったんこ。
それはブーツだけにとどまらず、ウィングチップやオックスフォード スリッポン。
ブーツは短め サイドゴア ワークブーツ エンジニアブーツ ヒールはなしか太目が紀文。


紀文といえばおでん。
おでんの気分。
ああ、本格的に秋冬の寒さに身がしみだしておでんを食べながら考えた。


さあ、何を買う?



ヒール至上主義の身としてはピンヒールのブーティーなんだろうけど
華奢な足元はどうもインパクト薄な気がしていて去年に引き続きボリューム感が欲しいところ。
お出汁のしみた大根とすじ、大好き玉子を頬張りながら、日本酒でその残りを流し込みつつ
相方の話も上の空で考え続ける今年の足元。


久しぶりに膝丈のスカートが旬だし。
きちんとウエストにあわせたレディライクなフレアースカートに白シャツ、カーディガン。
そうなるとピンヒールではパンチがないのよね。
白滝、ロールキャベル、はんぺんを食べきったところで


そうね、ヒールなしブーツにする。
el andaluciaのエンジニア ブーツ
aikoのドクターマーチンが一足目なら、それに次ぐ二足目にはel andalucia(エルアンダルシア)。

  



コムデギャルソンのニットのタイツとウールのフレアースカート
カーディガンはPLAY COMME des GARCONS の新作。
右胸ではなく右肩に小さなハートのエンブレム。
あっ、目が合っちゃった・・・・

「日本酒 お燗で2合」


目があったのはこっそり右肩 赤いSMALL EMBLEMのあのハートではなく
お店のおかみ。

  



おでんとブーツとコムデギャルソン。
寒さが楽しくなる時間。むふふなおでん。