原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「雑談が出来ない人」って実際存在する。

2024年09月10日 | 人間関係
 (冒頭写真は、少し前の朝日新聞広告欄より転載したもの。)


 この原左都子は、多少“気難しそう”な印象があるかもしれないが。 
 「雑談」はけっこう得意かも!! 😜 

 とは言えども、「雑談」と「本論」の区別は意外と困難かもしれない。
 と言うより、話術に長けた人物とは、「本論」の中にウィットに富んだ「雑談」を何気なく入れ込んだりする多彩(多才)さがあったりするものだなあ。



 私が身近に思い起す「雑談」が出来ない人物とは。
 30年前に縁を切った、我が実姉(Hとしておこう)だ。

 Hはそもそも人との会話が苦手な性格だった。
 大人になって以降は、自身が好む相手との会話はある程度 自由にできるようになったようだが。 
 若い頃より、どういう訳か自身に好意をよせてくれている相手に対してすら自由会話が成立しない人格だったのを記憶している。
 Hは元々外見が良く、進学した高校の男女比が8対2と、男子生徒が多かったこともあり。 とにかくモテまくったようなのだが…
 デートのオファーが沢山舞い込んできて、そのデートによく出掛けたのは私も承知している。 にもかかわらず、一向に「彼氏」が出来ない。😥 😷 
 ある時、未だ子どもの私が姉に何度か尋ねたことがある。「この前デートした男の子とは付き合わないの?」 
 姉が応えて、「あの男子はダメだった…」 その類の回答ばかりが連続して返って来た。
 
 当時の私は女子生徒が多い高校に通っていたこともあり、そんな姉が羨ましい時もあったのだが。
 結果として、姉は高校時代には誰一人の男子とも交際に至らないままに、大学へ進学した。

 姉が大阪にて大学生になった後に、私がその住まいを訪ねたことがあるのだが。 その際にも、姉が付き合っている(??)らしき男子学生より電話がかかってきた。
 その電話に出た私の印象から言うと、十分に利発で良き青年のイメージが湧き出るような男性の電話にての対応だった。

 にもかかわらず、姉からの回答とは「この人ダメ!」だったのだ。

 あの時私は18歳だったと記憶しているが、その年齢にして思ったことがある。
 (もしかしたら姉という人間とは、老若男女を問わず真っ当な相手と渡り合えないのではなかろうか?!? それは女性に対しても同様で、事実今までの人生に於いて ただの一人の女友達もできないし… )

 その後、そんな姉は米国へ移住したりして結婚・離婚を3度繰り返しつつ。結果として高齢域に達している現在は、独り身で相変わらず懇親の男性を“とっかえひっかえ”しながら、現在に至っているようだ。


 その姉だが、元々“育ちが悪い”(これに関しては、私も“同じ穴の狢”だが)。😖 😵 
 
 特筆するべきは 表題の如く、一切の「雑談が出来ない」人種だった事実である!!

 我が父も母も、この私も。 “雑談“は出来る人種だった。
 にもかかわらず 姉は、まさに全く“雑談が不能な人種であることに、妹の私は姉が高校生時代から気付いていた。



 いやもちろんのこと、人間関係が「雑談」のみだったならば 世は成り立ちようがないのは歴然だ。

 ところが、「雑談」とは人と人との心のオアシスとでも言える貴重な存在ではなかろうか?!?

 これを人間関係上、上手く操れる人材こそがこの世を心地よく成果を掴みつつ渡っているものと私は捉え、その努力を続けている。😃 


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