原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

私の「側弯症」、40代まで見逃された…

2024年09月08日 | 医学・医療・介護
 とは言えども、私の子ども時代には学校の健診にて「側弯症」の項目など全く存在しなかった。

 
 これを最初に指摘して下さったのは、我が40代の職場にての健診時に「胸部X線」の映像を見ていた医師だった。
 医師曰く、「貴方は胸のX線検査に関しては全く異常はありませんが。 『側弯症』ですね。 ご覧のように、背骨が左に湾曲しています。」
 驚いた私がその映像を注視すると、医師先生がおっしゃる通りに、我が背骨が“ものの見事に!”左に湾曲していた。
 私応えて、「“側弯症”を指摘いただいたのは初めてですが、自身の上半身が左に傾いている自覚がずっと以前より十分にありました! これ、何かの治療でも必要でしょうか?」
 医師が返して、「放置しておいても特段の支障はないと思いますが、もしも今後傾きが大きくなるようでしたら対処した方が良いかもしれませんね。」

 その後の健診では、他の医師よりの「側弯症」の指摘は無かったのだが。

 私自身が 特に後ろ姿を鏡に映す都度、「側弯症」を意識する日々だった…


 
 我が娘に話題を移そう。

 娘が小6の時のことだ。
 既に学校健診にて「側弯症」項目があり、それを指摘された。 (嫌なところは似るもんだ…)😵 と愕然としつつも。
 直ぐに「側弯症」専門科がある大学病院へ連れて行った。
 既に世の中が「側弯症」に関する医学分野が進化している時代背景であり、娘にはすぐさま「側弯症」診断が下った。

 さて、その治療はどうするのかと言うと。
 傾き具合にもよるようだが、娘の場背骨の傾き具合が「要治療」だったようで、すぐさま「背骨側弯症補正器具(コルセット)」を作らされる羽目となった。
 これが当時保険医療外で、自費にての(数十万円??)の負担となった。😭 
 
 ところがそれが出来てきて驚いたのだが。😱 
 「こんなもの、娘に背負わせられない!!」と驚いてしまう程の、頑丈で重いコルセットが届いてしまった。
 実際、病院の帰り道にそれを装着させたのだが、傍で見ていて娘の細い身体が可哀そうで忍びなかったものだ… 😰 
 医師の指導では、「毎日装着して、夜中も外さないように!」だったが。
 私は、それを娘に無理矢理やらせるほどの非常識者でも鬼母でも無かったぞ!!!😡 

 結局、その後きっぱりと病院通院は全面的にやめにして。
 
 我が娘は 6歳時からずっとクラシックバレエを習っていたのだが、その指導先生に側弯症を指摘されることは一度も無かった。
 それをよしとして、とにかくクラシックバレエを中2まで続けさせることが、一番の「側弯症治療」ではなかろうか?!? と考えた私はその方針を貫いた。

 その後の娘の背中の歪みが悪化することは無く、現在に至っている。
 
 多少の歪みは抱えて生きる運命にあるにせよ、とにかくこの「鬼母」の私でも。 
 未だ か細かった娘に“あの”「コルセット(側弯症治療器具)」を強制的に背負わせるとの“惨い仕打”を避けて通した事実こそが、その後の娘の人生にとって大きなプラスだったと結論づけている。


 参考だが、私と娘の「側弯症」は単に背中が傾いているのみで、特段の痛みが無いのが特徴かもしれない。
 「痛み」がある側弯症の場合、背中の痛みで夜な夜な目覚めたりするそうなので、そのような場合は当然ながら緊急対応を要することだろう!!

 そう言えば 我が娘の「側弯症」の場合、当時のクラシックバレエレッスンの成果もあったのか年齢と共に歪みが改善されてきて、今では何らの傾きも分からない程になっている。


 片や、既に高齢域に達している私の場合は。
 年齢と共に背中の傾きが増強して、老齢化が進んでしまっているだろうか?!?!

 毎晩自主的に実行しているダンスエクササイズの時には、鏡を見ながら背中の傾きも十分に気にしているのだが。
 あまりに神経がそちらに行くと肝心のダンスに身が入らないし、楽しめないとの弊害もあり…

 年老いては、いろいろと困難なものだ… 😫 😭 


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