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創業事業の1年後の生存率

2005年10月14日 06時12分58秒 | 起業支援・創業支援・独立開業
おはようございます。スプラムの竹内幸次です。今日はネット販売に関するコンサルと、午後はダイヤモンド社の取材を受け(1ページ位で私が載るらしいのです)、仕事の打ち合わせ、夜は川崎商工会議所での創業支援セミナーの講師です。4本です。

今日は起業家の事業生存率に関してです。随分と以前の中小企業白書ですが、「中小企業創造的活動実態調査」(平成10年12月)では、個人企業が事業に失敗して廃業するまでの期間が整理されています。

開業後1年未満:30%が廃業
開業後3年未満:65%が廃業
開業後5年未満:75%が廃業

驚くべき数値ですね。最近では起業ブームへの警鐘として失敗起業は交通事故よりも発生確率が高いという趣旨の本を出版している人もいるようです。

でも、私の周囲で起業した人の30%が1年以内に廃業したということはありません。調査対象が個人企業であること、現在のような創業塾や創業支援策があまりなかった時代であることを考えると、現在は失敗の可能性は30%も高くはないと思います。

また、現在の起業家は、過去の失敗起業家を教訓として起業することができます。起業はたやすいものではありませんが、過度に恐れず、たとえ失敗しても命までは取られませんので、ある程度の思いっきりも必要でしょう。


株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 中小企業診断士
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