第42回 九谷と花・選抜出合い展が始まった。
午前9時から開会式が行われた。
広く天井の高い、サイエンスヒルズこまつ、
選抜された40人の陶芸家と40人の華道家の合同作品展。
今回の展覧会では、
古流松栄会の方が私の作品に生け花を生け込んで下さった。
今日の初日、会場に出かけるまで、
どの会派の方がお花を生けて下さっているか、分からなかった。
不安でもあり、心配もしていた。
前回までは、異なった流派の華道家の方が花を生けて下さり、
今風に、様々な花材を使って斬新な生け花に仕立てて下さった。
今回は古流の方で、伝統にそって、
立派な「うめもどき、つばき、こちょうらん」を
やさしく、かつ品よく生け込んで下さった。
殆どの皆さんの生け花は、
何かしらの流木や、手の加わった花材を使用されていた。
そんな中、この作品は静かに品よく佇んでいた。
次々と立ち止まって生け花を観賞する方々。
ひろく高い天井の会場、
かなり大きな青磁線文壺を出品したが、
こんなにも空間のある会場では、作品の大きさは分からない。
それでも、九谷焼(上絵)と異なって、
青磁が発する静かな色合いは、凛として見えるから不思議。
10日まで、小松駅東口、サイエンスヒルズ小松にて
この展覧会が行われています。
ぜひ、ご高覧下さい。