創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

作品整理

2010年09月15日 | 日記

あと1回の窯焚きを残しながら、個展作品を順々に整理している毎日、
それもようやく後半にまで漕ぎつける事ができました。

整理が終わった作品を撮影し、桐箱や仮箱に詰める作業を行っています。
桐箱は非常にやわらかく、運搬途中で痛んだりしますので仮箱に詰めざるをえません。
小さい作品は桐箱に入れて送ることができますが、大きな作品はとても無理、
その為、お買い上げ頂いた時点で桐箱を作ってもらうことにしております。
その方が美しい桐箱を御届けできるのです。

Photo_2

   日常作品の整理

くみ出し碗やマグカップ、ゆのみ、皿などの普段使いの作品を化粧箱に入れている場面です。
一つ一つを点検し、それらが終了した時点で同じく写真撮影を行います。
これまではネガフィルムで撮影していましたが、数年前からコンパクトデジタルカメラを使用。
デジタルカメラの利点は、その場で撮影確認が出来るので大変便利。

出来るなら一眼レフカメラを使いたいのですが、贅沢な気もしてコンパクトカメラを使っています。
これまで使っていた、ネガフィルム用の一眼レフカメラは今後使用するか分からないけれど、
湿気取りなどを添えて大切に保管。

さて、個展のご挨拶も書かなくてはならないし、作品の整理も行わなくてはならないし、
もう1回窯を焚く必要があるしで、頭の回路は目まぐるしく回転しているはず。

昨晩、何気にインターネットを見ていたら、「 あなたの脳年齢調査 」があり、
挑戦してみました。  何と結果は30歳前半、と判定。
これは思考が30歳前半ではなく、いかに早く脳が起動するかのテストですので・・・。

ま、その結果が私にとって嬉しいのか否かは分かりませんが、脳が若いだけでも良しとしよう。
実年齢は、あと半年で還暦。 とてもではないけれど信じられません。
若い時、還暦近くの方々とお話しさせていただく機会がありましたが、
その方々と交流させて頂き、なんと素晴らしい生き方、考え方をされるのかと感心しきり。
そしていま、私がその年齢。 冷静に自身を見つめていますと・・・なんともはや。

Photo

      西の空


   梯川の堤防から

なんだかんだと思いをめぐらし、ステレオから好みの音楽を流しつつの作業を続け、
夕方の爽やかな風が渡るころ、梯川の堤防へ散歩に出かけてまいりました。

台風9号が通り過ぎてから急に秋めいてきて、空にも変化が出始めてきておりました。
特に今日の空は不思議な光景、何とも珍しい雲が夕陽に照らされて。
飛行機雲ならば軌跡があるはずなのに、この雲は少しばかり様子が違っていました。

まるで空から水滴が落ちて、それが跳ね上がった感じにも見えるから不思議。
いままで見たことのない雲の形に、しばしの時間その変化を観察。
かなりの時間、同じ状態を保ちつつ、滴は時間の経過と共に西の空に溶け込んで。

珍しい自然現象を見ることが出来、今日の散歩は至極満足。
この満足を持続しつつ、気持ちを込めて作品整理を行おうと思っております。


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2 コメント

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白山 様 (by 堂前)
2010-09-19 08:45:31
白山 様

本当に厳しすぎた夏でしたね。 白山様にはいかがお過しでしたでしょうか?
気候異変とは関係ないのですが、窯焚きは何度か失敗いたしました。
ややこしい焼物を焼いていますので仕方のないことなのですが、
一度でいいから焼き上がった作品すべてに合格点をつけたい、そう願っているのです。
でも、これからもずっと失敗などを繰り返していきそうな、そんな感じもしています。
その中から一つでも合格点をつけられる作品が焼きあがることを願っているのです。
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ご無沙汰しておりました。 (白山)
2010-09-18 17:37:59
ご無沙汰しておりました。
とはいえ、いつも日記を読ませていただきながら、窯焚きが成功しますようにと
お祈りしていました。
先生がお求めになられている作品は厳しいものがありますね。
妥協なさらない作品だからこそ、見させていただく私達に安心感を与えて下さるのですね。
酷暑のあいだに何回も窯を焚かれたとありましたが、お疲れではありませんか。
作品整理の日記を読ませていただき、満足なさったお顔が浮かんでおります。
仙台で待っていられる皆様、きっと先生の世界に魅了されることと思っております。
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