創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

窯ガス配管点検。

2021年07月30日 | 日記

                         大城エネルギー

29日はガス配管の点検。
仕事も一段落したことだし点検をお願いした。

普段は自分で行っている窯周りの点検。
ガス配管などになると自分で点検はムリ。
前回の点検をお願いしたのはいつだったか。
かなり前の事。

                      ガスボンベの配管点検

このガスはプロパンではなくブタンガス

液体のブタンガスをペーパーライザーに通し、
気化させて窯のバーナーに送り込む温水器。

かれこれ40年以上使っているペーパーライザー。
腐食や錆が激しく、ネジ止めなどもさわれず。
あと3年、4年、もつかどうか、と。

ガス漏れがないかキッチリ点検してもらった。
運よく今のところガス漏れはないとの事。

窯の下に取り付けてある6本のバーナー。
取り外して点検と掃除が必要との事。
大きな作品を焼くことは無いので、
頃合いをみて点検をお願いした。

鉢巻きしている方は63歳。
これまでずいぶんとお世話になった。

今回は若い人(40歳代)に教えるために
一緒に点検をしてくれた。

作業がおわったあと若い人は先に帰り、
63歳の人が残って色々と話をした。
現場担当者がだんだん減って来て、
この先どうなることやらと。

どの分野でも同じことだが、
デスクワークだけでは仕事は進まない。
ぜったいに最終の仕事は人の手が必要になる。
しかし現実はなかなか難しいと。

そのような話を彼と小一時間した。
焼き物の世界も同じ、特に私の仕事。
計算通りに焼くことができるなら誰でも作家。
そうならないのが芸術の仕事である。
それを助けてくれるのは彼の様な人である。
経験を積んで体で覚える仕事の数々。
果たしてこの先どうなるか。

段取りができたらバーナーをはずしてキレイに
掃除と点検などしてくれると約束してくれた。

からだが動く限り作品を創らねば、
あらためて思った昨日。

 

 

 

 

 

 

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