例年よりも雪が少ない今年、
今のところ、10cmほどの積雪がある。
これくらいなら歓迎する雪の量。
枯れ葉も草も真っ白な雪の下になり、
一服の墨絵の様に見える。
気まぐれな天気で、
雪が降ったりやんだり、
そして青空までも見える。
ピンポ~ン。
雪が降っているのに、どなたかな?
とインターホンをオンに。
「あんちゃん、おるかー?」
あ、母の友人のオバちゃんだ。
玄関を開けると、オバちゃんが。
いま畑から取って来たばかり、
七草粥にして食べてと、野菜を下さった。
午後、家の中を片づけていると、ピンポ~ン。
「はい、どちらさんですか?」と問うと、
「ワシや、ネブカ持ってきた。」と。
戸を開けると、降りしきる雪の中、
母の友人のオッちゃんが掘りたてのネギを。
寒いのに、スミマセン、ありがとう、というと、
鍋にでも入れて食べて、と。
さっそく母の遺影に報告した。
いつも皆さんが気遣って下さる、
ほんとにうれしいね。