日本伝統工芸展の初日、会場に出かけてきました。
いつのころからか、会場が二つになり、
陶芸作品は新館に。
三越で行われる伝統工芸展には、あまり来たことが無く、
何十年ぶりに見に来たことでしょうか。
何となく会場が狭く感じました。
作品も少なくなったような?
何点か青磁作品はありましたが、
無垢の青磁は私の作品だけでした。
ずいぶん前から貫入、かんにゅうに墨を入れる手法が流行り、
青磁作家の多くがそれを始めています。
言い方は悪いかもしれないが、
青く美しい青磁であれば墨など入れる必要は無い、
そう考え、あくまでも青磁本来の青さを焼き上げています。
青く、濃い水色の青磁鉢、遠目からでも確認できます。
ぜひご覧ください。
せっかくの東京、上野の美術館に出かけてきました。
何度か取材で訪れたイタリア、特にフィレンツェは美術の宝庫、
殆ど見たはずなのに、今回の展示品の一部は初めて目にしました。
見落としたはずがないのに、そう思いつつ拝観しましたが、
やはり見たことが無い美術品が多々。
次に東洋館、そして平成館も見てきました。
特に目新しいものはありませんでしたが、
大好きなギリシアの考古物もあり、
興味を魅かれました。
若い時、45年前に初めて訪れた国がギリシア、
彫刻に興味があり、作品に彫刻の要素を取り入れようと
模索していたころがギリシアを訪れるきっかけになり、
その思いが今もなお続いているのです。
発掘された美術品の数々、じっくり、ゆっくり観ていると、
またまたギリシアに出かけたくなりました。
そのうちに、機会があれば、と。
駆け足の東京、19日の最終便で帰って来ました。