こまつの美も無事に終了。
多くの方々にご覧頂き、感想も頂戴致しました。
今回の私の作品、口周りをグッとしぼり、
細い線文を彫り込み、アクセントとして焼き上げました。
見慣れた形の皿、鉢ではなく、重厚さを感じて良かった、等々。
うれしいお言葉でした。
九谷焼産地の中心地、小松。
上絵ではなく、釉薬だけで作品作りをしているのは私くらい。
口を絞った鉢ゆえに、照明が複雑に交差して青磁の発色が良かった。
次は、6月1日から始まる「石川の伝統工芸展」
出品する作品は決めてあり、何んとか入選をと願っている。
同時に、小品展も併設して行われ、3点の小壺も出展する。
この時季にきて、畑の仕事も一気に行わなくてはならない。
作品作りと並行して夏野菜苗を買って来て畑に植えた。
ジャガイモも大きくなり、うねに土を盛り上げる作業も行った。
このウネの中で、ジャガイモは大きく育つ、はずである。
畑で仕事をしていたら、
ご近所のオバちゃんが、「フキ、食べんか」と。
フキは殆ど食べる事はないが、喜んで頂いた。
まな板に塩を振り、
そのうえでフキをゴロゴロすれば簡単にスジが取れる。
けれど、1本づつスジをむいて下処理を行った。
指先が黒くなったけど、きっとおいしくなる、
そう願いつつ、フキのスジを取り去った。
昆布とカツオのダシを加えて、コトコトと煮詰めた。
出来るだけ塩分を取らないようにと調理した。
ある程度やわらかくなったところで火を止め、
蓋をして一晩寝かせた。
翌日、ふたたび煮直して味見。かなりの上出来。
小分けして冷凍もしたし、今年は沢山食べられる。
畑では皆さんが本当に気遣って下さる。
ありがたい。