創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

春祭り、そしてシャンソンコンサート

2015年04月15日 | 日記

東京から帰った翌日、わが町内の春祭り。
家の前の神社に無事に個展が終わったことの報告に出かけた。
金曜夜に帰ったので桜がまだ咲いているのか分からなかったが、
丁度満開の時期を迎えていた。

柏手をうち、個展を無事に終えたことの御礼を述べた。
家に戻ると早速こども獅子が回って来た。
 

小さい子供から中学生まで、みな法被を着てピーヒャラリ。

あっというまに獅子舞は終わり、順々に家々を回って行った。
私の子供のころは獅子舞などなく、静かな春祭りだった。
全てが派手になる、時代の流れ、これも伝統行事なのだろう。

翌日12日、白山市鶴来町ふれあい館でのシャンソンコンサート。
知り合いの中川ゆみさんが教えていられる方々の発表会。
三越個展前に連絡が入り、聴かせて頂く約束をした。

日頃の練習のたまものか、皆さん心こめ、歌われた。

今日まで個展などで一緒にお手伝い下さったS氏もメンバーだった。
シャンソン、ラテン、ファドまで歌いこなせられるようになったS氏。

S氏は中川ゆみさん、そして歌っていられるNさんと大変気が合っていた。
S氏は昨年2月16日、まさかの病気で遠くに旅立ってしまった。
元気でいたなら、この日はここで歌うはずだった。

我が家に手伝いに来る時も先生が書き起こして下さった楽譜を持参。
「 分からんから、ここはどのように歌う?」その都度手を休め、
私の下手な伴奏で練習してもらった。

歌をこよなく愛していたS氏、今頃は天国で歌っているだろう。

教室の最高齢者は82歳の男性。
おっかなびっくりで、最初の出だしの音を聴いて更にビックリ!
ブレが無く、素晴らしく説得力のある歌声を響かせて下さった。
曲目は、「 じっとこうして 」聞き惚れてしまった。

♪ じっとこうして、離さないで ♪ そのような愛もいいな。

シニア世代の方々の心のこもったシャンソンの世界、
個展で疲れた心身をすっかりと癒して頂いた。

さくら満開の、鶴来獅子吼高原ふもと、「 ふれあい館 」。
素晴らしいひと時をありがとう!、と桜の中を車を走らせた。

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