創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

第四回 千葉三越個展Ⅲ

2009年04月05日 | 日記

Photo

     荒木田町

   白山神社の桜
     


数日間続いた肌寒い気温から、
今朝は暖かい日の光が降り注ぎ、我が家の前、150メートル先の神社の桜も開花した。
咲き始めたばかりの桜は美しい。毎年何かの行事が重なり神社の桜をめでることはなかったが、
今年の桜はひとしお美しく思える。

Photo_11

   千葉ワシントンホテル
  


千葉三越個展でいつも宿泊しているホテル、三越とは目と鼻の先のところに位置している。
3月30日、この日は天気も良く、気分もスッキリと最終日の個展会場へと向かった。

Photo_12

    ホテルを出ると
   目の前に千葉三越
  


個展が始まった頃は天候も悪く、加えて朝からのテレビは不況不況と言い立てていた。
厳しい時の個展だな、と覚悟をして毎日この歩道を渡って三越へ通っていた。

Photo_13

   歩道から千葉駅
  


個展が始まる前から、準備する前から大変な経済状況とイヤになるほど聞かされ、
もうこれ以上心配のしようが無いほど心を痛めた今回の個展、
これまでご支援頂いたお客様方に支えていただき、また初めてお越し頂いたお客様方にも
作品を高く評価していただき、それぞれの作品がお手元へと渡っていき、心より安堵。

三越からは次回の個展企画も頂き、本当に嬉しく思いました。
私らしいものを、私しか作れないものを、代々に引き継いでいただけるものを、
そのように願って作り続けてきた作品、千葉に送り出したそれらの作品の箱も
随分と軽くなって先日帰って参りました。
次の個展まで、更なる精進と研鑽を積んで良い作品づくりをしなければと思っております。

Photo_14

   日本橋


3月31日、小雨降る中、銀座、日本橋を端から端へと歩きに歩いた。
桜開花は例年より早まる、と言われていたが、極端な気温低下で蕾も開かず。
上京した時は蕾だった日本橋の桜、この日は程よく咲き、見る私の心も手伝ってか
とても美しく感じた。   周りでは多くの人々がカメラのレンズを向けていた。

ああ、でもすぐ上を走っている高速道路の側壁が気になってしょうがない。
確か重要文化財のはずなのに、何故にこのような愚かな建設を許すのだろう。
前の日記にも書いたけれど、海外のオールドタウンを視察に行っているはずなのに、
自国の景観はどうでもよい、の考えなのだろうか? さっさと取っ払って欲しいと思った。

翌日4月1日も情報集めにと、同じく歩いた。
ところが疲れが出たのか、どうも体の調子が思わしくない。
これ以上無理すると、あとに影響が出てしまうので羽田空港へ早めに行った。

Photo_15

   第二羽田空港 ラウンジ


いつもはJALで帰る為、第一空港を利用するが、
第二空港が出来てから初めてこのターミナルを利用した。
出発まで数時間ある為、疲れを取るためにラウンジに入ってみた。

Photo_16

  ラウンジの外風景


第一ターミナルのラウンジと異なって新しいためか、広くて静かな環境のラウンジ。
出発までの数時間、静かにゆっくりと疲れを癒すことが出来た。
雨が降り続いていて、定刻の19時20分を35分も過ぎて飛行機は羽田を離陸。
心配しどうしの毎日だったが良い成果を得ることができ、本当に安心して帰ることが出来た。

Photo_17

   神社の桜


作品を積んだトラックを見送った時から14日あまり。
この春は心より穏やかな気分で桜をめでることが出来、幸せに感じております。
そして又一つ年を重ねた今日、山形から「 啓翁桜 」 が届きました。
贅沢に、玄関に飾ってある「 青磁耳付輪花壷 」にドカッと生け込んでみました。

Photo_18

   啓翁桜


東北山形の桜を家で、玄関を出ればすぐ前の鎮守の杜の桜をめでることが出来る幸せ、
ご支援くださる方々に少しでもご恩返しが出来るよう、これからも心こめ、
精一杯の精進で創作に励みたいと思います。
ありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする