創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

ヴィトレの丘・個展

2008年09月20日 | 日記
9月18日、個展搬入のため、あさ小松出発。  前回と同じく一般道をゆっくりと。
志賀町・ヴィトレの丘・に近づいたころ、目の前に海が開けて何処からともなく
潮の香までもが車の中に入り来て、能登半島の真ん中へきたことを実感した。

ふーっと何気に海を眺めていたら、突然目に飛び込んだ海上自衛隊の自衛艦隊群。
一体何事?  原子力発電所からそれ程も離れていない。 それにしても数が多すぎる。

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              石川県志賀町、ロードパーク 「 滝 ・眺望台 」

                沖合い数百メートルに、5、6隻の自衛艦

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                     少しずつ岸から離れる自衛艦隊

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   かなりの装備をした、自衛艦隊

5、6隻の自衛艦隊が岸辺近くまできている。
何があるのだろう? そう思いつつ、ロードパーク 「 滝 」 眺望台に上ってみた。
同じ思いの人もいるらしく、それぞれが思い思いにカメラを向けていた。

しばらく様子を眺めつつ、最近隣国の核問題や、あちこちで勃発している世界情勢の不穏な
変化があったことも影響しているのかと、思わずにいられなかった。
人の欲望にはキリは無く、それぞれ互いの利害関係はあろうとも、
何とか妥協点を模索しつつ幸せな暮らしが実現できるようにと、
目の前の物騒な自衛艦隊を眺めて次へと向かった。

ヴィトレの丘には午後から搬入作業にかかればよいと、
先日立ち寄らなかった能登金剛、巌門を訪れた。

海上自衛隊の自衛艦隊付近はいかにもカモフラージュしたがごとく、何となくモヤっていたが、
巌門まで来ると天候もよく、波も穏やかだった。
季節も観光シーズン真っ盛り。駐車場にはあふれんばかりのバス、そして旅行者。

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   遊覧船・ガンモン

数年前、仙台のお客様がこられた時、一緒に訪れた能登金剛、
その時は 11月23日、 初冬の風情でそれなりに趣があってよかったのだが、
肝心の巌門は海が荒れていて岩場に下りることも出来ず、観光は出来なかった。

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   巌門から遊覧船を見る

今回は運よく、夏の名残の暑ささえ我慢すれば、最高の観光日和。
多くの方々が観光遊覧船に乗船し、奇岩が迫り来る海岸線を海上から楽しんでいられた。

潮の香を深呼吸で胸いっぱいにし、何となくオゾンを浴びた心もちになり、次へと向かった。
能登金剛・巌門・から数分北上すると、見えてくるのは能登二見。

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   能登二見・機貝岩(はたごいわ)

いわれのある、機貝(はたご)岩の物語、能登にはこのような景勝地がそこかしこに存在する。
搬入時間も迫りきて、車をユーターンしヴィトレの丘に向かった。
作品が引き立つようにと、一点一点を吟味しながら陳列配置を考え、2時間余りで陳列作業も
無事完了し、良い個展になるようにと祈りつつ、夕方ヴィトレの丘を後にした。

9月19日

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   羽咋市を過ぎたあたりから見えてくる

      標識


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   福浦港からはヴィトレまですぐ

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   ペンション村の案内

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   道路わきの、ヴィトレの丘の入り口

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   ヴィトレの丘・エントランス

9月19日、中能登志賀町・ヴィトレの丘・個展が始まった。
初日は静かな出足。
個展前に何点か展示してあり、それをご覧頂いた方が私を待っていてくださった。

お客様は美術品に造詣(ぞうけい)の深い、志賀町のご住職。
お話しが素晴らしく、また私の話しにも耳を傾けてくださり、知らぬ間に時間が経過していた。
気づけば太陽も傾き、画廊の中に差し込む光が金色に輝き始めた。
時間もそろそろ6時前。
ゆったりとした時間が流れ、ご住職からも貴重なお話も伺え、有意義な初日だった。

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   夕日を浴びた作品

そして今日20日、近隣のお客様や、金沢からのお客様にもお越しいただきました。
台風の影響を心配した個展の始まりでしたが、穏やかな日和に恵まれ、嬉しく思っております。

始まったばかりの、「 ヴィトレの丘・個展・ 」
皆様方にぜひお出かけいただき、静かな環境の中での展示会をお楽しみ頂きたく願っております。

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