|
畑の富有柿とミカンの木 |
ずいぶん前から、母に頼まれていたミカンの木の剪定。
天気の良い今日を選んで畑に出かけた。
本来なら、3月中に行うミカンの剪定。 仙台・藤崎個展が目前に控えていて、
とてもそんな気持ちの余裕も無かった。
親切なお隣さん達がいて、母の顔を見るたびに早く剪定しなければ、と教えてくれていた。
去年もその前の年も、毎度の事なので母には気にせずに待っていてくれ、と言ってあり、
ようやく母の願いを叶えてやることが出来た。
|
野鳥の巣 ウズラの卵くらいの大きさ |
3本あるミカンの木の中に、かくれんぼしているように人目のつかないところに 野鳥の巣。
大きなハサミで伸びた枝や、込み合っている小枝を切り落としている内に、
偶然に見つけた 「巣」
きっと親鳥が心配して近くにいるに違いない、そう思って急いで作業を終了した。
|
親鳥 |
剪定が終わり急いでミカンの木から離れると、すぐに親鳥が戻ってきた。
さて、何と言う名前の鳥だろうか、尾羽が10センチくらいもある鳥だ。
まるで私が大敵のように、私の動きを目で追っていた。
悪かったね、と写真だけ撮らせてもらって、そこから離れた。
|
80を過ぎていても日焼けは困るらしく しっかりと日よけをしている母 腰掛けて、畝の作り方を指導してくれている |
ジャガイモは植えてしまえばそのまま、とは限らず、必ず土を盛る必要があるのです。
土を盛ることでジャガイモが育ち、梅雨が明けるころには大きく成長するのです。
この土盛りの作業は、ジャガイモ種を植えてから2~3度行わなければなりません。
|
ジャガイモの葉に土がかぶらないように 丁寧に土を盛る作業 |
午前中にミカンの木の剪定と、ジャガイモの畝作りを完了。
母の日には何もしてやれなかったけれど、ずっと気に掛けていた畑仕事、
これで母も一安心、といったところか。
野鳥の親鳥は今日の事をどう思っているのやら。
もう近づかないから安心して卵を温めて、と。
気持ちよく汗も流したことだし、今日の昼は久し振りに母と外食を楽しんだ。