昨日の朝日新聞の朝刊にキム・ヨナが2年後のソチ冬季オリンピック後に引退することを報じていた。それも、スポーツ欄ではなく、社会面である。
キム・ヨナもソチを目指すのか!
ソチ冬季オリンピックもバンクーバーの時と同じく浅田真央さんとキム・ヨナの2人が中心になるのか!
よく聞かれます。浅田真央さんとキム・ヨナの違い。
キム・ヨナ「こうすれば100点が獲れる」
浅田真央さん「私はこういうふうにして100点を獲る」
「獲れる」と「獲る」の違いだと思う。
どちらが心に響く演技を見せてくれるのであろうか?
2年前のバンクーバー冬季オリンピックでのフリーの演技。
キム・ヨナの演技は、すっかり忘れてしまった。もう曲目も思い出せない。
しかし浅田真央さんのラフマニノフの前奏曲「鐘」の演技。今も心に強く残っている。
この違いは、どこからきているのであろうか?私には分からない。断っておくが、好きだから、嫌いだからという次元ではない。
昨年の世界選手権でのキム・ヨナの「ジゼル」
真っ黒の爪のジゼル。ゾッとした。あんなのジゼルではないよ!
ブライアン・オーサーコーチだったら絶対に許さなかったと思う。
キム・ヨナのコーチは誰になるのだろうか?誰とソチを目指すのであろうか?
映像は2006-2007年のシーズンのフリー、ヴォーン・ウィリアムズ作曲「揚げひばり」での演技。
繊細なヴォーン・ウィリアムズの音楽での演技。
まさに表現者してのキム・ヨナがいた!
純粋に音楽に身を捧げるキム・ヨナがいた。
この頃のキム・ヨナが一番好きだな。
自分の全てをさらけ出して、はい上がろうとしている浅田真央さん。
バンクーバーが終わると、すぐにソチを見据えていて、競技者として毎年のシーズンを迎えている浅田真央さん。
とにかく浅田真央さんとキム・ヨナのソチまで2年間、しっかりと見て行きたい。
荒川静香さんが著書で記しています。
「オリンピックは、オリンピックそのものがゴールではなく、そこを目指す道のりこそが大切だと,私は思っています(中略)応援してくれる人の気持ち、自分の気持ち、来られなかった人の気持ち・・・みんなの気持ちを心に留めて臨めば、結果は後からついてくるものです」