①オッフェンバック(ロザンタール編)バレエ音楽「パリの喜び」
②グノー 歌劇「ファウスト」よりバレエ音楽 以上シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団モントリオール交響楽団(1983年録音 デッカ盤)
③プロコフィエフ バレエ音楽「シンデレラ」全曲盤より アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(1983年録音 EMI盤)
④グラズノフ バレエ音楽「ライモンダ」より ロブロ・フォン・マタチッチ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1956年録音 EMI盤)
⑤マリオ・デル・モナコ/オペラアリア集(デッカ盤)
⑥シューベルト 交響曲第9番ハ長調D944「ザ・グレイト」 ウィリヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1942年ライブ録音 Delta盤)
昨晩は大変寝苦しい夜で朝からボーとしていた。
暑くて外出する気が全くしないので部屋に閉じこもってCDばかり聴いていた。
そして手にしたのはバレエ音楽ばかり。暑さを忘れてバレエの音楽を聴きながら華麗な舞台を思うのも一興である。
オッフェンバックの「パリの喜び」では喜歌劇「天国と地獄」や「ホフマンの舟歌」など、お馴染みのメロディーが流れてきて暑苦しさを忘れさせるものがあります。
プロコフィエフの「シンデレラ」の音楽を聴くとフィギュアスケートの2006ー07年のシーズンの中野友加里さんのフリーのプログラムを思い出します。淡いピンクの衣装を着て、このバレエの第2幕フィナーレの音楽を感動的に演じた中野友加里さん。この音楽を聴くと中野友加里さんの演技と重なるものがあり熱いものが込み上げてきます。
もし中野友加里さんの演技を見ることがなかったら、私はこの作品はスルーだったかもしれません。
バレエ音楽のあとデル・モナコのオペラアリア集から「道化師」「トゥーランドット」「マノン・レスコー」「アンドレア・シェニエ」を聴く。
まさに聴いていて、しびれてくる凄い声。夏の暑さを吹っ飛ばすものがあります。
そして最後に何故かシューベルトの交響曲。それも長大な第9番。
この作品の録音では、私は、やはりフルトヴェングラーの1942年のライブ録音が一番好きである。
私の持っているDelta盤は録音の古さを感じさせない。
シューベルトを聴くと言うよりもフルトヴェングラーを聴くと言った方が良いかもしれない。だから、こういう演奏を嫌う方もいるかもしれません。
しかし、あのフルトヴェングラーの毒気に当たるのが大好きな私には最高の演奏です。
映像は2006年全日本選手権での中野友加里さんのフリー「シンデレラ」の演技。
この年のシーズン前、荒川静香さんが競技者生活から引退してプロに転向して、何かポッカリと心の中に穴が空いたままシーズンに入った私が、この時の中野友加里さんの演技を見て感動。
中野友加里さんがいた!
私が中野友加里さんに開眼した記念すべき映像です。