オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

やっぱりベートーヴェン

2011年04月27日 08時17分11秒 | NHK交響楽団
毎週、日曜の朝6時からNHKのBSで放送されるNHK交響楽団の演奏会の放送。
この前、24日の日曜の放送は今月10日東京文化会館での東日本大震災 被災者支援チャリティー・コンサートとしてのNHK交響楽団特別演奏会でした。
指揮はズービン・メータ。曲目はベートヴェンの交響曲第9番「合唱」である。ソプラノ・並河寿美、メゾ・ソプラノ・藤村実穂子、テノール・福井 敬、バス・アッティラ・ユン、合唱・東京オペラシンガーズ。

第9の演奏の前に、メータのスピーチ、全員による黙祷、そしてバッハのアリアが演奏されました。
あの大震災後、多くのコンサートが中止になり、また来日を取りやめた演奏家もいた中で、大震災から、まだ1ヶ月も経っていない困難な時に大物指揮者のメータが急遽、単身来日してN響の指揮台に立ち、第9を振ったのには、たいへん驚かされました。

メータのスピーチ。
「桜が満開となる今日、避難所で闘っている被災者の方々が来年以降も一生涯、桜を楽しめますように」

音楽の持つ力。それを信じての急遽の来日、そして第9の演奏だったと思います。

ベートーヴェンの音楽は、やはり素晴らしく、強い!
そしてベートーヴェンの音楽は、どんな困難な時も生きる力を与えてくれる。どんな困難も克服しようとする力を持ち、勇気を与えてくれる。

私自身、いろいろな音楽を聴きますが、行きつくのは、やはりベートーヴェンの音楽。
時間に余裕があり、機会があれば交響曲第1番から第9番まで、番号順に腰を据えて語っていきたいと思っていますが、ただ、私はアレもコレもという八方美人的聴き方が出来ない人間なので、どうしても朝比奈隆とフルトヴェングラーのオンパレードになってしまうでしょう。私は、こだわりの強い不器用な人間なので、やはり難しい。出来ないでしょう。ただ、朝比奈隆が、亡くなって年月が経ちましたが、彼に対する偏見や単なるご長寿指揮者という見方と戦うことは、残された朝比奈ファンとしての、私の使命だと思っています。
この前、ザンデルリングがフィルハーモニア管弦楽団を振ったベートーヴェン交響曲全集のCDが届きました。また、新しい発見があるかもしれません。
最近、やっとゲヴァントハウス弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲全曲のCDを聴き終えました。(内容の)重たいアルバムでした。物凄い世界でした。
これからもベートーヴェンの音楽を一生の宝として、ベートーヴェンの音楽に向き合っていきたい。

最後の本日聴いたCD
ヴェルディ 歌劇「仮面舞踏会」(全曲) パヴァロッティ(テノール)ショルティ指揮ナショナルフィル(デッカ盤)
ブラームス「ドイツ・レクイエム」 アーノンクール指揮ウィーンフィル(RCA盤)