オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

続・浅田真央さんの「蝶々夫人」

2016年05月12日 21時37分06秒 | 浅田真央さん
2015-2016年のシーズンが終わりました。私自身、今は、このシーズンの録画を競技会を中心に見直しています。昨晩は昨年暮の全日本選手権の映像を見ました。ジュニア勢の皆さんの演技には何か新しい世界が、これから見れるのではという期待感を大きく持つことが出来ました。そして何と言っても、やはり浅田真央さん。私にとって、今シーズンは、やはり浅田真央さんが中心だってと言っていいでしょう。
順位や得点などを何か超越したもの、フィギュアスケートにとって一番大切なものを教えてくれた、いかにフィギュアスケートでの演技が、心を打つもであるかということを改めて浅田真央さんの演技から教えてくれたと言えます。
浅田真央さんの今シーズンのフリーの曲目はプッチーニの歌劇「蝶々夫人」の音楽。オペラ大好き人間の私にとって、たいへんこだわりを持っているオペラである。このオペラの音楽を浅田真央さんが、どのように演ずるのかシーズン初めから楽しみにしていましたが、本当に素晴らしいプログラムに仕上げてくれました。
浅田真央さんが演ずる「蝶々夫人」は単にプッチーニの音楽で演技しましたというものではない。何か蝶々さんが浅田真央さんに乗り移ったような演技。
全2幕のオペラで演じられる蝶々さんの喜びや悲しみが浅田真央さんの演技に凝縮されていて見事なプログラムでした。
顔の表情、ちょっとした仕草など十代の若いスケーターの演技からは絶対に感じられない見事な感情移入された演技で、どの競技会の演技を見ても心を打つものがありました。
この素晴らしい「蝶々夫人」を振付したのがカナダのローリー・二コルである。
最近、いろいろとフィギュアスケートファンのブログを拝見していると、4月のスイスでのアイスレジェンドのあと、真央さんがカナダへ渡ったことに対して不満をもたれれる方がいらっしゃるのに驚かされました。
ローリー・二コルに何が不満なのでしょうか?二コルが振付した「蝶々夫人」を見て何も感じなかったとしか私は思えません。
また1月の「NHK杯スペシャルエキシビション」での「ジュピター」を見て何も感じることの出来ない方が論じているのでしょうか?
もっとひどいものになるとコーチ変更まで叫んでいるものあり心が痛みました。
そんなコメントなどスルーすればいいのに、やはり悲しくなっていく自分がいる。
浅田真央さんが信頼してお願いした振付やコーチ対して、真央さんを優しく見守ってあげることが出来ないコメントを読むと、何か、やりきれないものを感じています。
二コル以外の振付を見たいことと、二コルに不満を持つことを絶対に混同してはいけません。
私は、これからも浅田真央さんを、しっかり見守り、そして応援していきたい。
浅田真央さんと共に喜び、共に悲しみ、同じ気持ちになりたい。今シーズンのフリーの「蝶々夫人」を見続けて、さらに、その気持ちを強くしました。
さて下記は今シーズンの各競技会での「蝶々夫人」の画像。
完全に私の自己満足の世界ですが、歌劇「蝶々夫人」を、そして、このプログラムを愛する者として、いつまでも心の中で大切にしていたい浅田真央さんの演技です。




2015年9月、ジャパンオープン




2015年10月、カップ・オブ・チャイナ




2015年11月、NHK杯




1015年12月、全日本選手権




1016年3月、世界選手権

最後に、今年1月の「NHK杯スペシャルエキシビション」でのローリー・二コルとの画像と、もう一度、ローリー・二コルのコメント。


「選手全体のテクニックのレベルは20年前と比べたら格段に上がっていて、トップスケーターは技術の面では差がつかなくなってきています。これからは再び「表現」の時代がやってくるでしょう」
「これまでの人生で得たすべての感情や力を、音楽と一緒に解き放ちなさい」

浅田真央さんの「蝶々夫人」


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