オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

フィンランド放送交響楽団のシベリウス。

2015年12月05日 12時34分33秒 | 音楽
11月29日の日曜日にNHK・Eテレで、この秋、来日したフィンランド放送交響楽団の演奏会の放送がありました。
ヴァイオリン独奏は諏訪内晶子さん。指揮は首席指揮者のハンヌ・リントゥ。
プログラムは当然ながら、オール・シベリウスプログラム。
それも交響詩「フィンランディア」、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番というシベリウス定番プログラム。
交響曲は、やはり第4番以降の作品を聴いてみたかったというのが私の本音。
それでも、それなりに楽しみました。
フィンランド出身の指揮者とフィンランドのオーケストラの組み合わせ。
先般のチェコフィルの来日公演の放送の時にもコメントしましたが、私自身、必ずしもお国ものにこだわる方ではありませんが、やはりフィンランドのオーケストラによるシベリウスの演奏。やはり空気の違いがあります。これはチェコフィルの「わが祖国」と同様、どうにもならないものがあります。
「フィンランディア」の中間部の「フィンランディア讃歌」の歌い方は、本当に気持ちがこもっていて、やはり他国のオーケストラの演奏との違いを見せてくれました。
そして素晴らしかったのはヴァイオリン協奏曲での諏訪内晶子さん。
諏訪内さんのヴァイオリン独奏の音色が、このフィンランドのオーケストラに溶け込んでいて、時には冷たく、そして時には熱く、このヴァイオリン協奏曲の魅力を最高に引き出してくれた演奏で本当に素晴らしかった。
特に、私の大好きな第2楽章の後半の盛り上がりは最高だった。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、私にとって特別な作品だけに、今回、録画した映像を手元に置くことが出来ることは本当に嬉しい。
アンコールでもシベリウスの作品が2曲、演奏されましたが、その中で「4つの伝説曲」より第4曲「レンミンカイネンの帰郷」が演奏されたのが、これまた嬉しかった。「4つの伝説曲」は今、私が一番、ハマっている作品。それにしても私の大好きな第1曲の「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」も聴いてみたかったなあ。

昨日、ネットで手配していたオッコ・カム指揮ラハティ響によるシベリウス交響曲全集の最新録音盤が届きました。
シベリウス生誕150年の記念の今年。
今年も、あとわずか。暮れまでシベリウス三昧になりそうです。





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