オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

スケートカナダ2014、アイスダンスFD

2014年11月21日 14時14分57秒 | 私はアイスダンスが大好き!


フィギュアスケートのグランプリシリーズも4大会が終わりました。
私自身、今、CSのテレ朝チャンネル2での放送の録画が溜まってきて、大忙し?
特に、地上波やBSでの放送では全く無視されている私の大好きなアイスダンスの映像は、やはり力が入ります。
やっとこさスケート・カナダのフリーダンスの録画を見る。
優勝したカナダのケイリトン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組が群を抜いている。
音楽はヴィヴァルディの「四季」の音楽。
見事だった。
多くの方々に見て欲しい。
ウィーバーの衣装が美しい。
カナダのアイスダンス界と言うと今までテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアが不動のトップでしたが、その陰に隠れていましたが着実に力をつけてきたケイリトン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェのカップル。
こらからの世界のアイスダンス界はウィーバー&ポジェを中心に動いて行く予感。






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映画「幸福の黄色いハンカチ」

2014年11月21日 12時54分29秒 | 映画
健さんの訃報を聞いて、数日が経ちますが、やはり、その存在の大きさを強く感じている。
昨晩、久し振りに映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」のDVDを見る。
私は山田洋次監督の映画は大好きなので、特にお気に入りの作品はDVDを購入して、手元に置いている。
「幸福の黄色いハンカチ」も、その1本である。
この映画は大学生の頃、初めて封切られた時、初日に渋谷の映画館で見ました。
調べてみると公開日は1977年10月1日で、たいへんな昔のことになってしました。確か土曜日だった。
今日、久し振りに、映画館で購入したパンフレットを取り出して目を通しました。たいへん、懐かしい。
この映画はビート・ハミルの短編小説の映画化で作詞・作曲されたフォークソング「幸せの黄色いリボン」を題材に作られている。
パンフレットには、このフォークソング「幸せの黄色いリボン」の歌詞が掲載されている。


貴方の帰るのを、三年も待ちわびたわ
監獄の冷たい扉が開いて貴方が
この町に帰ってくる
黄色いリボンを約束の樫の木に結びましょう
それが今でも変わらずに、愛している印なの
だから私、私はいつまでも貴方のもの

貴方の乗るバスが丘の道登って来る
もしもリボンが見えない時は
貴方はバスに乗ったまま行ってしまう
黄色いリボンを約束の樫の木に結びましょう
それが今も変わらずに
愛している印なの
だから私 何百もリボンを結んで待つの

ホラ、バスが止まり 貴方が降りる
私をめざしてかけて来る・・・


この歌詞を基に山田洋次監督は北海道を舞台に見事なロードムービーを作りあげました。
今、見ても古さは全く感じさえない強さのある映画。
釧路、網走、帯広、そして夕張と移っていく牧歌的とも言える北海道の景色の美しさ。
たくさんの、かけがえのない日本の風景を目にすることの出来る幸福感。
その風景の中で主演の高倉健と武田鉄矢の両極端な個性がぶつかり合う台詞(せりふ)の面白さ。
そして、この映画の命(いのち)は、やはりラストシーン。
画面に一杯、ひるがえるたくさんの黄色いハンカチ。
初公開の時も、非現実だと批判がありました。
たくさんの黄色いハンカチ。
これこそ夫(高倉健)を、ひたすら待つ妻(倍賞千恵子)の愛の大きさ、強さ。
それをたくさんの黄色いハンカチの映像を通じて、私たち映画を見ている者は、それを強く感じて心を動かされるのである。
それを感じることの出来る私は幸せである。

健さんの訃報を知った日に武田鉄矢が、このラストシーンの撮影風景を記した記述を記載しました。もう一度・・・。


キャメラマンの高羽哲夫さんの手が緊張のあまり震えていた。その緊張をときほぐすために、高羽キャメラマンはキャメラを持つ手を自分でたたくのだが、いっこうに震えはおさまりそうもなかった。
健さんの眼にはうっすらと涙がうかび、桃井かおり嬢と僕にペコリと頭を下げる。
そして最愛の妻が待つ、黄色いハンカチがたなびく我が家に歩きはじめる。誰かが待っていてくれる場所に帰ることが、人間の一番の幸福なのだというこの映画のテーマを端的に表しているようで僕はとても感動的だった。
高羽さんはあとで、健さんの表情があまりにもよすぎて、寒気がしたと語ってくれた。


役に没頭し役になりきっている主演俳優。その主演俳優の表情を克明にとらえようとしているキャメラマン。そして、それを見て、映画のテーマを強く感じる共演俳優。
物凄い緊張感が伝わってきます。
映画の神髄を見た!
最後にパンフレットに掲載されている山田洋次監督の演出のことば。

愛するということは、自分と相手の人生を、いとおしく感じ、大事にしたいと願うことです。
この物語に登場する二人の若い男女は、旅先で幸運にもめぐり逢うことの出来た貴重な体験を通じて、大事な人生の扉をくぐりぬけていくのです。