「パティシエになりたーい!」ブログ。

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遊戯王文庫版感想 10巻

2008-12-26 23:35:11 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆海馬ランドトートバッグも予約しました(ええー)。

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10巻に収録されている16話のうち、社長が出るのはたったの3話だけなんですけども…それでもなんというか、存在感がすごいのはやっぱり…神のカードの出現とセット(いやこれシャレじゃなくて)になっているからでしょうか。
これから始まるバトルシティ編の序章に、主要メンバーの中では社長たった一人が立ち会っている、…っていうのも考えてみればすごいことのような(まあバトルシティの仕掛け人なわけだし…当たり前かもだけど)。
大体さ、主人公の遊戯より先に、三千年前のエジプトのエピソードを聞くことになるんだもんなあ~。ううむ。


まあそれは後で!


この巻の大部分を占めるのは御伽君のエピソードです!
…私、ここもアニメではまるっと飛ばしたんだよねー。
ごめん御伽。ていうか、御伽「寵児」だと思ってた。「龍児」だった。寵児って…そんな名前普通つけないよな。ごめん御伽。
お父さんの予想以上の最悪っぷりに唖然としたり、パズルを壊されたときの表ちゃんの取り乱しっぷりに涙したり……。
でも!一番驚いたのは…
「(やれやれ、手間のかかる王サマだぜ…。)」
というセリフと共に登場の……バクラ!!
か…かっこええええ!!キャーってなりました!
ていうか、やっと「王様」って言ってくれる人が!
…ニコニコでMAD見てると、闇遊戯は「王様」なんだよね。呼び名が。それか○○○(←真の名前。一応ここでは伏せてみた)。
だからついついここでも王様って呼びそうになるけど…闇遊戯が王様である、というのは一応原作ではここまで伏せられていることなわけで。特に序盤はこの感想でもよく「王様」と書いてしまっていて、何度も後であわてて修正しました。もう「闇遊戯」や「闇様」に慣れたので間違えないけど。

話がそれましたが、バクラは、表遊戯vs御伽とのバトルへ何しに来たかというと……応援&激励に来たのです。
びっくりした。
いや、もちろん「真の目的」を果たすための、演技でもあるんだけど…
それでも、まさかあのバクラが「このゲームに勝つのは遊戯だ!」とか言うなんて…予想外すぎて笑ける!
なんていうか…ある意味すっごく真面目で純粋なんじゃないの!?バクラ!
…私は現時点で彼の「正体」はほとんど知らないので…ちょっと、いや、すごく楽しみになってきたかも!彼の目的が明かされる時が待ち遠しい!

遊戯は「バクラ」を見て、最初は驚愕します。そりゃそうだ。あの闇のゲーム以来だもんね!
そんな遊戯に対して、これ。
「安心しな…。オレは以前のオレじゃねぇ…。ちょっとばかし改心ってやつをしたんでね…。
今は…仲間だぜ!」

いやそんな怖い顔で言われても、って言いたくなる顔してます…。
社長だったらここ、絶対模写してるんですけども、まあやめといた。
…つか社長が仲間だなんて演技でも口にしたら世界の終わりだな(←ひでえ)。

その後も遊戯を叱咤激励、アメとムチを使って名コーチみたいになってるバクラがなんかかわいくてしょうがない!目的のためなら手段全然問わないタイプなんですね!
でも、遊戯が勝利を収めた後は…自分の目的をきっちり果たし、しかもあっさりひっこんで宿主と交代しやがった!だああああー!!そうやって宿主の人生かいつまんで悪いことすんのやめてええええー!演技するならせめて今日一日はきっちり責任持てよー!突然知らない場所に放り出されたも同然の宿主…、後で遊戯が御伽父に捕まってしまう時、オロオロするしかできない宿主がかわいそうでかわいそうでなりません……。
炎の中、パズルを組み立てる…っていうエピソードは、アニメでは確か別のところに入ってた。あの時もほろりと来たけど…ほんと泣けるわ。あいかわらず城之内くんは熱くてオイシイ役です。信じてギリギリまで遊戯を待ってて、もう限界ってなったとこで、「頼む…パズルを放してくれ…!!」って泣いてしまうとこは、思わず一緒にもらい泣きしてしまいます。


そして、146話。サブタイトル「古の石版」。
扉にイシズ姉様がいるのを見て…もう本当に、気分は諸手を挙げて大喜び、って感じ!来たよー来たよー!バトルシティ編!!

イシズさん大好きなのです。
遊戯王の世界の中で、あの海馬瀬人社長をあんな風に扱えるのはこの人だけ!って思う!
普通の人は会話すらままならないのに!(←言い過ぎだ)


古代エジプト展のために来日した、エジプト考古局長官、イシズ・イシュタール。
その彼女が、社長を呼び出した。場所はエジプト展開催の美術館。人目を避けるかのように、夜中に。
わーい、しゃちょ……なんじゃそのコート!また!!
王国編とはデザインが違う…けどあの柄は同じ?好きなのか?
やめてくれよ。模写しにくいんだよ!(えー)

そして、イシズさんとの会話が始まるわけなんですけども…
もう、おもしろすぎ!
何回読んでも笑ってしまいます。
…だって、社長のリアクション、でかすぎやねんもん!!
「なに!!」って感じで驚いてる顔だらけですよ。いや本当に。
話の内容は…えーと(←笑ってばっかりで読めてないのがバレバレ)、
M&Wのカードの起源は、古代エジプトにあるということ。
…あのゲームを作ったのはペガサスだけど、彼がインスピレーションを受けたとされる壁画は…三千年前のもので。そこに描かれているのは…カード、そして、遊戯そっくりの人物…。対立する神官が呼び出しているのは、社長の愛する「青眼」…。

「これ以上バカげた事をぬかすな!ここに描かれているのは遊戯だ!三千年前の王であるハズがなかろう!!」
髪型でもう遊戯だと特定している社長。
がなる社長の長台詞を、目を閉じて聞いてるイシズさん、素敵です…。
そしてこれ。
「セト…。心を揺らさずに…。
この石版と向かい合えば、あなた自身にも語りかけてくるものがあるハズ…。」

セト!?
いきなり、下の名前で、呼び捨てー!?
キャー!さすがイシズ姉様!!
てか、このセリフの後、ちゃんと石版を見ようとしてる社長が、かっ…かわいすぎます!!「く…!」って言ってますけど。しかも三回も。…うーん、この状況で、心を揺らさずっていうのは無理みたいですね☆
青眼のことを言われそうになって思わず「だまれ!!」とさえぎる社長。そんでこれ!有名なセリフですね!!
「くだらん、くだらん!くだらん!!非ぃ科学的だ!!」
かわっ…かわいい!オカルト嫌いなんですね!必死だね!!

こんなに間近で叫ばれてもちっとも動揺しないイシズさん最高。

そして話題は、三枚のレアカードへ。
…オカルト話にマジ切れして、さっさと帰ろうとしてたのに、レアカードと聞くと話を聞かざるを得ない社長がかわいいです。あいかわらずリアクションでかすぎだし。決闘王にめっちゃ反応してるし。
まあ、最高のリアクションはやっぱ、…その幻のレアカードの一枚を、イシズさんから手渡されたとこですね!ジュラルミンケース取り落としてるし!!れれれ冷静になれ!社長!…でもワナワナしてる社長かわいい♪(……)

「盗まれたのは残り二枚のレアカードなのです。それらを取り戻すために『オベリスクの巨神兵』をあなたにたくします…。」
そのイシズの言葉を聞いて、あっという間にいつもの社長に戻る。
ニヤリと笑い…
「ククク…そこまでオレを信用していいのか…イシズ…。」
こっ、ここ!ここの表情!!

悪い、悪いよーーーーー!!ああっ、かっこええええええーーーー!!
隣のコマでアップになるのもたまりません…。
セリフも絶品。
「オレが三枚のレアカードを取り戻しても…手放すことを拒んだらどうする…。」
あ、拒む気だ!
次のページ、超アップで真剣な表情で「あなたを信じます…。」というイシズさんに対しても「フン!」
そして帰りの車の中で一人、高笑い…。
社長、最高です…。完璧です……!(えー)
まあ、本当に最高なのは、これでもイシズさんが一枚上手だった、ってとこなんだよね!!完璧ですイシズ姉様!!

そんでこの後、満を持して白コート社長登場!

きゃあああああああ!!
やっぱりこれだよね!!
…でもこの模写、なんか変(いや全部変なんですが)やと思ったら…ズボン黒く塗りつぶすの忘れてる!これじゃあ王子様やないか~い!まあいっか。(えー)

てか、「ふつくしい…」が、ない!!
アニメスタッフグッジョブです!マジで!!

てかこのあたりで気になるのが、社長が「遊戯が過去の名誉を追い求めている」って決めつけてるとこなんだよね。…遊戯は何も言ってないと…思うんだけど…(つか、この時点で石版見てないし)。とりあえず過去ってだけで全否定してるのかな?
まあ、この話はこれからいっくらでも出てくるだろうな…。

次世代デュエルディスクの最終テスト、コンピューターに使わせた青眼三体を、オベリスクで粉砕して、このセリフ!
「(幻のレアカードは残り二枚!どんな敵が立ちはだかろうとオレが必ず手に入れる!その時こそ真決闘王の称号はオレのものだ!)」
イーシーズーさーーーーん!!もうすでに返す気ないですよー!この人!!



闇遊戯の、自分自身を知るための闘いが始まる(社長はフライングしてますが)。
杏子とのデートもよかった。でも退院の時の表と闇の会話が…もうめっちゃ泣ける…!
「ボクの……ボクの記憶を、全部あげるから……。」
いいよなあ、この二人……!
この戦いの果て、二人はどうなるのか…。楽しみですね!
行くぞー!11巻!

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4 Comments

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バトルシティのプロローグ (ミナ)
2010-12-14 06:37:13
>オカルト嫌いなんですね!必死だね!!
 社長があそこまで石版に描かれた「過去」を否定するのは、もちろん科学者としてのプライドや信念もあると思うんですけど、自分の「海馬瀬人」としての生活が壊される恐怖心も混じってるのかもなー・・・と思ってます。やっぱり、闇遊戯やバクラと違って一応普通の人間として生きてきたわけなので、いきなり「お前は三千年前の神官の魂を受け継いでる」とか言われても、そりゃ信じろって方が無理だろーというか。・・・でも「誰がこの石版を作ったか」という事実を知った後だと、この社長のリアクションは壮大すぎるノリツッコミみたいに見え・・・なんでもありません。

>てか、「ふつくしい…」が、ない!!
 数ある遊戯王関連のネット語ですが、これだけは一度見ただけであのシーンの社長の台詞だとわかりました(笑)。この試合で一番見せたかったのは「オベリスクの強さ」なので、ページが限られてる漫画でも社長が青眼とイチャイチャしてる(オイ)と主題がぶれそうな気もするので、メディアの違いで上手く補えたって気がします。しかしオベリスクって、どうして一体だけ神話の神様から名前をもらってないんでしょうね・・・。オシリスやラーとちがって「竜」じゃないのは、高橋先生による青眼への配慮だと思うんですけど。社長の方が神様由来の名前だから、あんまり関係をごちゃごちゃさせないためなんでしょうかね?
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恐怖心… (オペラ)
2010-12-16 02:27:20
そうですよね、特に社長は幼少期から自分で自分の立ち位置を定めてきたみたいな感じだし、イシズさんにそういうつもりがなくても「自分が自分である事を否定される」みたいに捕えての過剰な反応だったのかも…と思うと納得です。
でも「ノリツッコミ」に吹き出しましたwww確かにwww

この時の感想では全く触れていませんが(社長のこと書くだけで精一杯…)、このあたり…イシズさんが、石板に描かれたファラオを当たり前のように敬愛?している感じがとても好きです。仕えるべき存在だから当然なのかもしれませんが。エジプトにいる時から、この石板を見て名も無きファラオを想い、彼のために石板を残した友情に溢れる神官のことを想ってたでしょうに…いざ魂を継ぐ人に会ったらこんなにがなられて(笑)、この時のイシズさんの心境たるや…!それともそれすら千年タウクでお見通しだったんでしょうか。どこかの社長と同じく弟さんの事に必死すぎて、ご自分の事はほとんど語らないまま出番が終わってしまったのが残念すぎます。

オベリスクだけが神様の名前じゃないっていうの、初めて気づきました…!慌てて調べてしまいました!竜じゃないのも…ほんとだ!最近弟がアニメのOP?見てて「ラーもオシリスも竜なんや?」とか言ってたけど「…ほんまやね、飛んでるし」くらいしか思ってませんでした!(←あほ)
確かに青眼と比べるようなことになるのは…ちょっとあれですもんね…。高橋先生のお気に入りなら尚更ですね!
あんなにゴツくしても外からは浮気だの愛人だの言われちゃってますし(笑)。
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今でこそ笑い話(笑) (ミナ)
2010-12-16 09:06:49
 当時の私は「まさか社長まで冥界に連れてかれるなんてことはないよね!!?」と本気で心配してました。アルカトラズでの遊戯との対戦も「いや、あの、君は冥界に帰りたいのかもしれないけれど、社長を巻き込まないで!!」と違う意味でも必死になってたり(苦笑)。多分ないと信じてましたけどね。特にモクバ君から社長を奪うことは、親を奪うことに等しいですし。今から考えると、高橋先生も最初から社長を冥界に行かせようとは考えてなかったから、あそこまで切り込んだ言い方を闇遊戯にさせたのかも・・・と思います。

 オベリスクは社長&青眼の関係で色々災難だったかもしれませんね。もともと三幻神はアテムのものなのに、社長に似合うばっかりに愛人呼ばわりされたり(笑)。青眼との関係は「絆の力」って感じですが、オベリスクは男性的で「社長自身の力」ってイメージがあります。まあ、社長にとっては別にオベリスクに思い入れがあるわけではないと思いますが。好きなのあげるって言ったら一番強いラーを選びそうです。
 そういえば、イシズとアイシスはオシリス神の妻・イシス神が名前の由来なんですよね。オシリス神が弟のセト神にばらばらにされて殺されたので、2人の子どものホルス神がセト神に復讐して、とかそんな流れだったと思います。・・・うん、社長に渡されたのがオシリスだったら相当意味わかんないですね!冥界どころか神話世界に連れていかれそうです!!(笑)
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冥界行き! (オペラ)
2010-12-18 04:03:14
社長の闇人格が冥界に還って…残ったのは綺麗な表瀬人、とか、ならなくて、本当によかった!!モクバは喜ぶかもしれませんが…昔の兄サマに戻るという意味では…。いや、やっぱりないな…。

そうか…、原作の古代編に社長が参加しないのって、オカルト嫌いだからとか、海馬ランドの計画のためとかだけではなく、「あれ(セト様)がお前なんだ」みたいなことを避けるためでも…あった…?アイデンティティが元々(自作だから)ちゃんとしてない上に、これ以上崩壊させるのは避けた?というか準決勝で一度バラバラに崩壊させられてましたしね…。
>高橋先生も最初から社長を冥界に行かせようとは考えてなかったから、あそこまで切り込んだ言い方を闇遊戯にさせたのかも・・・と思います。
そうかなるほど…。
あの対決で社長の闇人格部分は(一応)消えたから、そしてセト様はセト様として自分の闇と向き合わなくちゃいけなかったから、社長は同行する必要がなかったんですね。性格のせいかと思ってました…(おい)。

>好きなのあげるって言ったら一番強いラーを選びそうです。
また吹き出しましたwwwwww社長ひでえwwww
でも選びそう!!
オベリスク…がんばれ…。
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