夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

久々(ひさびさ)に、秋の陽射しの朝を迎えて♪ 《初出2007.10.4.》

2008-05-31 13:58:11 | 音 楽
東京の郊外は、久々に陽射しの朝を迎えた。
天気予報に寄れば、曇り空の日中であるが、ときおり薄日で、最高気温は23度前後、
と報じている。

こうした気候は、寒さ暑さもなく過ごしやすい日中となる。
贅沢をいえば、秋日和が望ましいが、人生と同様に、際限がないのと同じである。

家内は10月1日(月)~本日まで、家内の父のお墓参りで出かけているので、
私の日常生活ペースが更に乱れている。

深夜に読書をし明け方を迎えたり、
日中は音楽ビデオを視聴し、ときおり眠ったり、身勝手な時を過ごしたりしている。

家内の父は、3年前に死去し、お墓を千葉県の木更津の付近であり、
家内の母、妹と3人で、お墓参りをした後、
近郊の温泉地で3泊4日前後の温泉滞在をして貰っている。

家内の母は、独り住まいとなっているので、
こうした機会に娘の2人と他愛無くのんびり過ごすのも良いと思い、
昨年から実施している。

家内は7月の初めの頃、色々と思案し、
昨年は養老渓谷、今年は犬吠崎としている。

こうした状況であり、私は独り住まいの身なので、
朝に風呂に入ったり、夕方の3時頃に庭の樹木の付近で、ビールを呑んだり、
音楽ビデオ、DVDをご近所からクレームが付かない程度に大音量で視聴している。

あそこの小父さん・・サラリーマンを卒業した年金生活のくせに、
何故・・X JAPAN、GLAY、小柳ゆき・・など、
と問われても、こればかりはその時の心境に寄る、
と答えるしかないのである。

こうして身勝手な生活も夕方になると家内が帰宅するので、
乱れきった生活も平常となる。

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ときには、セリーヌ・ディオン・・♪   《初出2007.10.3.》

2008-05-31 13:54:52 | 音 楽
私は洋楽は苦手な分野であるが、
ときおり1950年代~2000年の頃までを聴いたりしているが、
街中の洋楽ファンより無知な方である。

昨日、たまたまビデオ棚より、セリーヌ・ディオンのライブ版を視聴したりした。

1997年に公開された映画の『タイタニック』のテーマ・ソングの『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』に於き、
音楽ファン以外にも世界的に魅了させ、認知させた歌姫である。

私が視聴したのは、このテーマ・ソングの以前の『セリーヌ・ディオン・コンサート』(メンフィス公演)と、
以降の休業直前、大スターさえもあこがれのニューヨークにあるラジオシティ・ミュージック・ホールに於ける
『HOLY NIGHTU LIVE』である。

短絡的に云えば、世界の頂点のまじか、そして頂点の直後のビデオである。

洋楽に関しては、知らないことが多過ぎるが、
特にアメリカ音楽はプロデューサーの力量いかんで、と周知されている。

今や伝説のひとつとして、セリーヌ・ディオンが12歳の時、
音楽マネジャーをしていたレオ・アンジェリルが彼女の才能と歌声に魅了されて、
自宅を担保としてデビュー・アルバムの資金を調達したことで知られている。

そしてフランス語のアルバムが成功し、ケベック地方のスターとなり、
数多くツアーの勧誘があったが、
この才能をつぶされてしまうのはほしい、
とレオ・アンジェリルは断り、破産の宣告を受けたのである。

これ以降は、セリーヌ・ディオンに英語を習得させ、
著名な音楽演奏、関係者との機会を与えて、ショウ・ビジネスの頂点の一角に導いた、
と私は思ったりしている。

そして何よりセリーヌ・ディオン自身が不断の努力で、
ハイトーン・クリアー・ヴォイスの歌声、
そして何より肝要な歌詞の表現力に磨きをかけたことは云うまでもないことである。

私は未熟でつたない洋楽歴に於いて、
このお2人の二人三脚の成功ぐらい他の例は知らないのである。

全米の音楽市場に於いて、多くの有数な大スターさえも、
一時的に全米の頂点を立てて、
やがて、ある期間が過ぎると、個性がまさり色あせてしまうからである。

私はセリーヌ・ディオンの歌声に酔いしれながら、
『パワー・オブ・ラブ』、『ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー』等を聴くたびに、
どなたにも魅了させる普遍性である、と感じたりしている。

個性を強く全面に押し出すと、頂点も早いが、飽きられる欠点があるので、
たぐいに稀(まれ)なお2人は、この点は充分ご承知で、
ゆっくりと世界の頂点を目指されたのだろう、
と私は2本のビデオを繰り返し、視聴して一日の大半を過ごしたりしていた。


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私なりの秋味ビールは・・♪   《初出2007.10.2.》

2008-05-31 13:51:57 | 食べ物、お酒
初秋になると、純米酒も美味しく感じられるが、
ときおりビールを呑む時もある。

伊予地方の柚子(ユズ)を我が家にあるが、
今年はたわわに実を付けている。

私は数個捥(も)いで、この時節のビールの友とすることが多い。

単に四つに切り、かじったりしている。
コブレットにビールを注(そそ)いで、柚子の種を三つばかり入れる。

こうして頂くと、かすかに柚子の香りがし、
秋に相応(ふさわ)しいビールとなる。

以前、4分の1の実をビールに入れたが、味そのものが柚子の汁が強すぎて、
失敗したりしていた。

純米酒の時、ぐい呑に三つ程の種を入れて、
秋の香りを楽しんでいる。

こうした折、家内は嫌な顔をして、
輪切りの一切れにされたら、
と提言されるが、
呑兵衛の私は風味、香りを大切にしているので、
こればかりは家内の言葉を無視している。

早春の梅の咲く頃は、
ぐい呑、或いは小皿などに注(そそ)いだ純米酒に梅の白い花びらを淹れて、
早春の時節のたわむれをしたりしている。
こうした折は、家内は微笑んだりしている。

呑兵衛の私は、こよなく愛飲される友に、
単たる惰性で呑むのは失礼と思っているのである。


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小学生のような福田首相・・!?   《初出2007.10.2.》

2008-05-31 13:50:06 | 時事【政治・経済】等
昨日の昼のひととき、NHKで衆院本会議に於いて、
福田首相の所信表明の演説が放映されていた。

偶然に私は視聴していたのだが、
小学生が作文を読まされているような福田首相を見て、
このお方が首相官邸の主(あるじ)かと目を疑ったり、
或いは我が国の最高代表者か、と思うと情けなくなったのである。

政治家の最高の頂点の方のひとつの要素として、
演説をする際は正々堂々と胸を張り、所信表明を述べて、
国民の多数に感銘を与える責務がある。

たとえどんな立派な所信表明の内容であろうと、
小学生のような棒読みと自信なさには、
私は国民のひとりとして恥ずかしく視聴していたのである。

尚、私は自民党を信じているひとりであるが、
昨今の混迷に憂(うれ)いて、あえて苦言を表示してした次第である。

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想いでは、ハード・コピーに・・♪   《初出2007.10.1.》

2008-05-31 13:47:58 | 定年後の思い
ここ数日、私が加入していた旧サイトの【goo簡単ホームページ】のことを
色々と考えたりしている。

私は定年退職後のまもない時に加入し、投稿を続け、
ほぼ3年弱の歳月であり、第二の人生を歩きはじめた期間であるので、
私なりに熱い想いがある。

9月末日で閉鎖と知ったのは、7月下旬であったが、
システム自体消滅するのだから、ファイルをコピーし、ハード・ディスクに保存しても、
再現は不可能にある。

『日記』に相当する部分は、このサイトの【OCN Cafe】移行機能サービスを利用し、
残りの『掲示板』に関しては、やむえずハード・コピーとした。

ここ数日、プリンターで私のお気に入りのキャノン普通紙にプリントしたが、
A4で750前後である。


旧サイトの『掲示板』は許容件数があり、1000件以内と知ったのは、
許容を越えた一年過ぎた頃であった。

大切な手紙を失(な)くしたような思いで、
この時点でハード・コピーをし、
ファイル名を設定し、ハード・ディスクにも保存したりした。

その後、私はやむえず、数回交流した方達は削除させて頂き、
閉鎖となった時点では、心の交流を深めた10数人の方が大部分となっている。


結果として、『掲示板』のプリント総数は、私の書類棚に2000枚前後ある。

私はここ数日読んだりしているが、
『日記』に相当する綴りは、数多くの方に読んで頂くのを意識しているが、
『回覧板』の場合は、相手のお方に素直にその時点の心情が綴られているので、
特に愛惜があるのである。

あのとき、あのような心の思いがあったのか、
と過ぎ去った日々を想い返したりしている。


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『神の月』を迎えて・・♪ 《初出2007.10.1.》

2008-05-31 13:45:56 | 定年後の思い
10月は神無月と親しまれている折、神の月という意味合いであるが、
古人の人々より、新穀を奉納する神嘗祭(かんなめさい)などの祭儀が行われてきたので、
神嘗月とも別称されている。

東京の郊外は、先程まで肌寒い小雨で10月を迎えたが、
ここ数日、霧雨、小雨と降り続き、今朝も降っているので、
10月は時雨月かしら、と苦笑している。

明後日の3日前後から、晴れ時々曇り、と予報されているので、
秋日和を秘かに期待している。

こうして主庭を眺めながら綴っているが、雨は上(あ)がったようである。

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私が加入していたサイトも閉鎖となり・・。《初出2007.9.30.》

2008-05-31 13:33:47 | 定年後の思い
私が定年退職後、まもなくして【goo簡単ホームページ】でほぼ毎日綴り、
本日で閉鎖となる。

私は止む得ず色々と検討し、別サイトの【OCN Cafe】に本格的に投稿したのは、
先月の8月14日からである。

このような心情は、幸い『日記』に相当する部分が、
このサイトに移行できたのもこのサイトの加入のひとつの要因である。

旧サイトの最後の綴りには、
8月13日投稿 『最後の手紙・・♪』
掲載しているので、私なりの想いは省略する。

ただ、既に移行済みで旧サイトには投稿しない私のサイトに於いて、
あえて、私の『掲示板』で書き込んで下さった方達には、
人一倍愛惜を感じたりしている。

一昨日、ある男性からの書き込みには、
特に感銘を受けたりした。


心地よい空間、そして思い出深いGoo
出会った数々の素敵なHP
写真見るだけ、日記を読むだけ
書き込みもしない
ただ訪れたなる場所
そういうHPが集まった世界が、
消えてしまうのは淋しい気がします


このように書き込みを頂いたが、
このお方とは私は掲示板で交流の機会がなかったが、
このお方の良き人柄が偲(しの)ばれ、
私のサイトに対する思いと視線が同じ人なので、
特に心に残る人、と目頭が熱くさせる人である。



このお方は【 RYUU’S SITE 】を併用され掲載されているので、
ご興味のある方は、

http://www.geocities.jp/ryuu2photo/index.html

静かにご覧頂きたい、と念願もしている。

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東京の郊外は、秋の小雨で肌寒く・・♪  《初出2007.9.30.》

2008-05-31 13:29:44 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外に於いて、私が早朝に目覚めた時、小雨が降り続いている。

私は薄い長袖のパジャマで半袖のTシャツを身に付けていたが、
肌寒く、くしゃみを数回した・・。

顔を洗った後、晩秋用の長袖のスポーツシャツに着替え、煎茶を淹れて、
先程まで新聞を読んだりしていた。

一昨日は夏のような陽射しとなり、
日中は汗をぬぐう32度前後であり、
お彼岸も過ぎたのに、と夏の名残りのような暑さに戸惑っていた。

昨日は一夜にして、夏から秋に移り、霧雨の降る21度程度であった。

先程、天気予報は日中も雨が降り続け、最高気温も19度前後であり、
10月の下旬の気候です、と報じていた。

暦(よみ)は確かに9月の月末であるが、
季節は一ヶ月も早く到来し、私は心身戸惑っている。

どうしてなの、と天上の気候の神々に問い続け、
そして小雨の降る空を見つめたりしている。

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秋の霧雨の降る日中は・・♪   《初出2007.9.29.》

2008-05-31 13:27:46 | 定年後の思い
東京の郊外は、早朝より霧雨が降る日中であった。

私は9時前後、別サイトの【OCN Cafe】に綴ったり、
掲示板に書き込んで下さった方のを読んだりし、
旧サイトの【goo簡単ホームページ】の9月末日閉鎖に伴い、
この一週間に掲示板に書き込んで下さった方達を読んだりした。

現行のこのサイトと旧サイトに書き込んで下さった方達に、
返信を認めようとしたが、私なりに数が多いので、
そのお方達の日記などを読んだりしていて、
一向に返信できず心苦しいばかりとなった。

申し訳なく思っているが、この1週間は更に読書の時間が多くなり、
少し困り果てているのが実情であるので、
書き込んで下さった方達にひたすらお詫びするほかはないのである。


私が今読んでいる文庫本は、
有数なノンフィクション作家と知られている佐野眞一の『だれが「本」を殺すのか』(上、下巻 新潮文庫)である。

最近は『日本のゴミ ~豊かさの中でモノたちは』(ちくま文庫)を読了したばかりであるが、
この作家に魅了されて熱中している。

私がこの作家の本を初めて読んだ記憶は、平成6年の晩秋の頃、本屋の店頭で、
少し厚めの新刊本で『巨怪伝 ~正力松太郎と影武者たちの一世紀~』(文藝春秋)であり、
主人公の心の深淵まで描ききる優れた作家であると、
心に残った作家であった。

その後は、『カリスマ』(上、下巻 新潮文庫)で、ダイエーの中内社長の戦後史に描き、
これと共に圧倒的な力量で戦後の経済史を描いて折、改めて感銘を受けたりした。

私が定年退職後になると、
『渋沢家三代』(文春新書)を読んだり、総合雑誌に掲載された記事を読んだりしている程度であるが、
最近は益々この作家に魅了され、本棚から取り出して再読したり、
熱中期間となっているので、睡眠時間がまばらとなり、
自分ながら呆れ果てている。


このような身勝手な身であるので、
特に掲示板に書き込んで下さった方達、ご容赦をお願いしたい、
と思っている。

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一夜(いちや)で、夏から秋に・・♪  《初出2007.9.29.》

2008-05-31 13:24:13 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、秋の霧雨の朝を迎えている。

昨日は夏の名残りのような暑さとなり、
私は駅前などに出かけたり、買物などで忙しい日中であり、
半袖とサングラスの容姿で、ハンドタオルを手にし汗を拭きながら過ごした。

気温も32度前後となり、ご近所の奥様と、
お彼岸も過ぎたのにどうしたのかしら、
とお互いに戸惑いながら話し合ったりしていた。

今朝、目覚めると玄関付近に新聞を取り込みにでたら、
冷んやりとした中で、霧雨が降っていた。

紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は、紫色を深めて折、
しっとりとした黒土となった花壇は、
群生させたサフランの黄色の小花が満開となり、
黄色の花色の彩(いろどり)に染めてられている。

このような情景を観ていたら、肌寒くなり、
居間に戻った。

東京は時々雨の日中で最高気温は22度程度で、
10月の中旬の気候となります、
とテレビの天気予報は報じていた。

私は一夜にして、夏の陽気から秋の移ろいには、
どうしてなの、と霧雨の舞い下りる空を見つめて、
戸惑っている。


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皆様に感謝のひとことを・・♪   《初出2007.9.28.》

2008-05-31 13:21:33 | 定年後の思い
私の現役時代の自己表現のひとつとして人前で言動をしていたが、
定年退職後の年金生活の三年生の今は、
このサイトに綴(つづ)ることを私の表現のひとつとしている。

昨日、年をひとつ重ねた満63歳となったが、
このことは偏(ひとえ)に皆様のあたたかい支援の賜(たまもの)と思い、感謝をしています。

掲示板に書き込んで下さって人、足跡メッセージに明示して下さった方、
或いは日頃のつたない私の随筆らしき綴りを黙認し読んで下さっている方、
そして私なりに心の友と思っている人、
数多くの人々に私は支(ささ)えられていると改めて実感し、
感謝をしている次第です。

日頃の私の年金生活に於いて、心のあふれる思いを真摯に綴ることを、
日常生活の生きがいのひとつとなっている今、
ひとつ年を重ねましたので、それなりに加味されれば、
これ以上の心の喜びはない、と確信しています。

今後とも、皆様にはよろしくお願い致します。

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あの頃の9月27日に生を受けて・・♪  《初出2007.9.27.》

2008-05-31 13:18:03 | 幼年・少年時代の想いで
私は昭和19年に、東京の郊外の調布市で生を受けた・・。

農家の子として、長兄、次兄に続いて生まれたので、三男坊となる。

敗戦の大戦の一年前の頃であるので、
後年になると祖父、父、母、叔母の同居はもとより、
親戚の叔父、叔母からも、この当時のことを教えて貰った。

北に飛行機を製造する中島工場、
西に軍事物資を生産する東京重機が数キロ先にあったので、
ときおり近くに爆弾が落ち、空襲警報のたびに、
宅地から少し離れた崖の雑木林に防空壕に避難した、
と話していた。

祖父と父か中心となって、程ほどの広さの田畑を耕し、
人での足らない折は小作人の人々の手も借りていたので、
空襲警報が発令されると、とりあえず大きな防空壕に避難されたらしいので、
慌しい時代でもあった。

私のような乳児をかかえ、おしめの取れない時期であったので、
何かと家族の方達は大変だっただろう、
と思い返したりしている。

後年の小学三年生の頃になると、
図画の授業で先生に引率されて、近辺の丘陵の雑木林に行った時、
コンクリートできた高射砲の台が数多く見受けられた。

米軍の飛行機の来襲に備えて、造られた形跡であった。

この頃までは、学校の帰路に寄り道をすると、
防空壕がよく見受けられたり、
実家の防空壕も小学の後年の頃までは遊んだりした。

私は二十歳の誕生日に大学中退を決意し、
父が私が小学2年の時の42歳の厄年に病死したので、
何とかこの歳までは元気でいる責務がある、
と秘かに思っていた。

父の歳を乗り越えると、せめて定年退職後の10年は五体満足が生かして欲しい、
と念願したのであった。

満63歳になった今、
70歳までは大病することなしに、自在な日々で過ごしたく、
これ以降は天上の神々の采配によるので、余生と思っている。

敗戦の一年前頃に生を受けたせいか、
或いはこれまで歩んできた歳月を肯定したいのか、
最近はとみに昭和の時代に愛惜を深めたりしている。


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ときには、映画の歴史劇を観れば・・♪   《初出2007.9.27.》

2008-05-31 13:16:05 | 映画・テレビ
昨夜、NHKのBS2で放映された『ローマ帝国の滅亡』を観たが、
結果として失望感がぬぐえない。

たまたま読売新聞のテレビ案内版を見ていた時、
『ローマ帝国の滅亡』に目が止まり、解説欄を読んだりしたのであった。


1964年。アメリカ(制作)。アレック・ギネス(主演)。
強大な勢力を誇ったローマ帝国を舞台に、
皇帝アウレリウスの死後、父の遺志に背いて帝位を継いだコモドゥスの暴政に
翻弄される恋人たちの運命を描く。
アンソニー・マン監督。

このように解説されていたのだった・・。


私は昨年より、作家・塩野七生・女史の『ローマ人の物語』などに導かれて、
ローマ史に関心をいだいていたので、
夜の9時から3時間の大作を観はじめた。

皇帝アウレリウス扮するアレック・ギネスと娘に扮するソフィア・ローレンで期待したが、
何より構成力が乏しく、私のつたない鑑賞歴からすれば三流の映画である。

ただ、北方の地の雪の降る中の皇帝葬儀、戦場の状景などは、
昨今の流行のCG(コンピュータ・グラフィック)より遥かに迫力があり、
あの頃の1960年代前後の映画製作は恵まれていた、と思ったりしていた。

このような映画であったので、私の心は途中からだらけてしまって、
このサイトの愛読する人々の投稿内容が気になり、
しばしば映画を観ながら、このサイトを見たりしていた。

有数な映画は、私の心を最後の『END』まで惹(ひ)きつけるので、
小説、随筆、映画を問わず構成力の大切さを改めて考えさせられた夜であった。



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東京の郊外は、秋風がさわやかに・・♪  《初出2007.9.26.》

2008-05-31 12:37:09 | 小庭の情景を眺めながら
日中のひととき、玄関庭の手入れをしたが、
少し汗(あせ)ばんだが、ときおり微風が涼しげである。

夕方の4時にお風呂に入った後、
遅い昼食を頂きながら、ビールを呑んだりし、
居間に簡易ベットで横たわりながら本を少し読んでいるうちに、眠りについた。

先程、目覚めて玄関庭に下り立つと、
鈴虫(スズムシ)、コオロギが季節到来とばかり、合唱団のように鳴いている。

月を眺めようとしたが、恥じらいのある月なのか、
雲に隠れている。

私は微苦笑しながら、居間に戻ってきた。

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秋日和、さわやかな日中を迎えて・・♪  《初出2007.9.26.》

2008-05-31 12:35:34 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、さわやかな秋晴れの朝を迎えている。

日中は26度前後で、散策、庭の手入れ、洗濯など何をしても快適なひとときとなる。

私は庭の手入れをして、樹木、草花が秋に装(よそ)いになっているので、
相応(ふさわ)しいように専念する予定である。

草抜きなどをしていると、世間の喧騒を忘れ、
過去のさまざまな出来事が浮び、あの時私は・・
と甦(よみが)ってくるから、不思議なことである。

少し汗(あせ)ばみ、初秋の陽射しの中、ときおり吹く風に身を委(ゆだ)ねると、
心身心地よいのである。

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