初秋になると、純米酒も美味しく感じられるが、
ときおりビールを呑む時もある。
伊予地方の柚子(ユズ)を我が家にあるが、
今年はたわわに実を付けている。
私は数個捥(も)いで、この時節のビールの友とすることが多い。
単に四つに切り、かじったりしている。
コブレットにビールを注(そそ)いで、柚子の種を三つばかり入れる。
こうして頂くと、かすかに柚子の香りがし、
秋に相応(ふさわ)しいビールとなる。
以前、4分の1の実をビールに入れたが、味そのものが柚子の汁が強すぎて、
失敗したりしていた。
純米酒の時、ぐい呑に三つ程の種を入れて、
秋の香りを楽しんでいる。
こうした折、家内は嫌な顔をして、
輪切りの一切れにされたら、
と提言されるが、
呑兵衛の私は風味、香りを大切にしているので、
こればかりは家内の言葉を無視している。
早春の梅の咲く頃は、
ぐい呑、或いは小皿などに注(そそ)いだ純米酒に梅の白い花びらを淹れて、
早春の時節のたわむれをしたりしている。
こうした折は、家内は微笑んだりしている。
呑兵衛の私は、こよなく愛飲される友に、
単たる惰性で呑むのは失礼と思っているのである。
ときおりビールを呑む時もある。
伊予地方の柚子(ユズ)を我が家にあるが、
今年はたわわに実を付けている。
私は数個捥(も)いで、この時節のビールの友とすることが多い。
単に四つに切り、かじったりしている。
コブレットにビールを注(そそ)いで、柚子の種を三つばかり入れる。
こうして頂くと、かすかに柚子の香りがし、
秋に相応(ふさわ)しいビールとなる。
以前、4分の1の実をビールに入れたが、味そのものが柚子の汁が強すぎて、
失敗したりしていた。
純米酒の時、ぐい呑に三つ程の種を入れて、
秋の香りを楽しんでいる。
こうした折、家内は嫌な顔をして、
輪切りの一切れにされたら、
と提言されるが、
呑兵衛の私は風味、香りを大切にしているので、
こればかりは家内の言葉を無視している。
早春の梅の咲く頃は、
ぐい呑、或いは小皿などに注(そそ)いだ純米酒に梅の白い花びらを淹れて、
早春の時節のたわむれをしたりしている。
こうした折は、家内は微笑んだりしている。
呑兵衛の私は、こよなく愛飲される友に、
単たる惰性で呑むのは失礼と思っているのである。