夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

一夜(いちや)で、夏から秋に・・♪  《初出2007.9.29.》

2008-05-31 13:24:13 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、秋の霧雨の朝を迎えている。

昨日は夏の名残りのような暑さとなり、
私は駅前などに出かけたり、買物などで忙しい日中であり、
半袖とサングラスの容姿で、ハンドタオルを手にし汗を拭きながら過ごした。

気温も32度前後となり、ご近所の奥様と、
お彼岸も過ぎたのにどうしたのかしら、
とお互いに戸惑いながら話し合ったりしていた。

今朝、目覚めると玄関付近に新聞を取り込みにでたら、
冷んやりとした中で、霧雨が降っていた。

紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は、紫色を深めて折、
しっとりとした黒土となった花壇は、
群生させたサフランの黄色の小花が満開となり、
黄色の花色の彩(いろどり)に染めてられている。

このような情景を観ていたら、肌寒くなり、
居間に戻った。

東京は時々雨の日中で最高気温は22度程度で、
10月の中旬の気候となります、
とテレビの天気予報は報じていた。

私は一夜にして、夏の陽気から秋の移ろいには、
どうしてなの、と霧雨の舞い下りる空を見つめて、
戸惑っている。


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