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松田久子さん・・・「子育て」を語る

2014-09-12 21:25:55 | 月刊『平和がいちばん』
 今日も、美術館建設予定地の香里ヶ丘中央公園に行ってきた。大切な美術館を市民の声を聞かない、文化関係者の声も聞かない中で、進められていることに「怒り」を感じる。
 さて、「平和がいちばん」9月号の紙面を紹介する。
 枚方で福祉の仕事30年携わった松田久子さんへのインタビュー記事です。

 乳幼児保育を大阪府下で始めて開始した枚方市。病児保育等、子育てしやすい施策は、市民の要望を市役所が受けとめて充実されてきた。来年4月にスタートする枚方市の「子ども・子育て支援」の新制度は、これまでの蓄積を大切にしているのでしょうか? 今回のテーマは「子育て」です。

Q働きながら二人の子どもを育てられましたが、どこの保育所でしたか。

 誕生と同時に家の近くの公立保育所に申し込みましたが、すぐには入れず、民間の認可保育所に入所し、上の子は1年後、下の子は6ヶ月後に枚方市立宮之阪保育所、そして転居により枚方保育所にお世話になりました。中宮小学校と枚方第二小学校に通っていました。

Q保育所時代に大切にしてきたことはどんなことですか。どのようなことを思い出しますか。

 絵本の読み聞かせを心がけていたつもりですが、とにかく早く寝かせたい気持ちがあって楽しんで読み聞かせができていなかったと思います。でも子どもが絵本のお話を一字一句間違わずに暗記していて先生の前で話し、びっくりされることがありました。下の子はとにかくよく熱をだし、病時保育所には大変お世話になりました。週の前半は通常の保育所に行き、後半は病児保育所に行くという生活が1歳頃まで続いたことを思い出します。一方、最初の認可保育所は放任的な傾向の保育方針で疑問を感じることが多く、数日行ってどうしても預けることに不安になり、急遽やめて市役所に相談にいきました。そして遠くはなりましたがキリスト教系のとても温かい雰囲気の保育所を紹介してもらい、安心して仕事に復帰することができました。安心して子どもを預けられなければ、仕事に集中することもできません。必要に応じ入所でき、市職員に相談でき、保育内容も信頼できる。そんな保育所が増えて欲しいものです。

Q小・中学校時代でのできごとで思い出すのは、どんなことですか。

 枚方の障がい児教育は自分の子ども時代に受けてきた教育では考えられない相違がありました。障がいを持った子どもたちが、普通学級で一緒に学び、学校生活を送っている。障がいをもった子どもたちと小さい頃から一緒に学んだり遊んだりしていれば、自然に関係はできていくと思いました。
 また入学式や卒業式が、対面方式のフロア形式で行われていたことにも驚きでした。卒業式での一番の思い出は、上の子が高校を卒業する日の出来事です。卒業式で「君が代」が流れましたが、ほとんどの子どもたちが起立しませんでした。その直後、来賓の大阪府教育委員会の竹内教育長(現枚方市長)が祝辞を述べましたが、その第一声が前述の子どもたちの行動を「叱責」することでした。卒業式の雰囲気が一変しました。子どもの話では、卒業式の直前に生徒会長から一斉メールが届いたという。母校の閉校・廃止を決めた府教委の責任者の来校に、複雑な気持ちをもち一人一人どうするか考えようといった呼びかけ内容だったとか。そのメールが子どもなりの共感を生み前述の行動になったのだと思う。そんな子どもたちの気持ちを竹内さんは理解できただろうかと、いまでも考えてしまいます。

Q来年4月からスタートする認定こども園についてどのように考えていますか。
  子育て中のお母さんと話していて、早急に解決すべきは、年度途中に増え続ける保育所の待機児童の問題だと痛感します。働いて得る収入と子どもを預ける費用を差し引くと、ほとんど財布に残らないという厳しい現実への対応も必要です。認定子ども園は、各園と利用者との直接契約になる等、行政の責任が後退する方向に向いています。親の経済状況等より全ての子どもの公正性が保てなくなるのではと危惧します。枚方市には、未来の子どもを育てるという公的責任があることを訴えたいと思います。          ありがとうございました <インタビュー:おおた幸世>


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