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枚方市図書館・生涯学習市民センターの指定管理者制度は、おかしいです

2017-12-06 23:01:39 | 枚方市図書館・生涯学習市民センター
                


私たちが大切し、よく利用する生涯センターと図書館。その管理が大きく変わる。民間に委託するのだというのです。友人が、枚方市議会に陳情した。指定管理者制度への移行など、必要ないことがよくわかる。枚方市職員の運営がやはり必要だと確信する。以下、陳情内容。

40年の歴史、社会教育の先進都市の誇りをもった枚方の図書館・生涯学習を後退させることにならないよう図書館行政の充実を求めます。
                                 2017年12月1日
枚方市議会議長 

 私たち市民は図書館が知る自由を保障する「知の拠点」として直営運営を強く希望します。
来年度から図書館・生涯学習市民センター複合館6館への指定管理者制度導入に向けて準備が進められています。11月選定委員会で指定管理業者が選定されました。この選定方法やその結果内容について疑念があり、指定管理者制度導入についてあらためて心配が膨らみます。そこで以下のことを要望します。

1.選定委員の決め方、採点方法、評価の出し方を明らかにしてください。

  選定委員は5人で様々な立場の代表者となっているのですが、図書館の専門家は1人、生涯学習に関わる人1人で、委員1人の持ち点 はみな同じ点数です。また、点数のつけ方について   1000点満点のうち400点が応募価格の最も安いところにつけられ、図書
 館運営、事業提案についての配点数は全体の合計点数のおよそ3分の1しかありません。これで適切な内容評価、判断がなされたとは思 えません。どのように決めたのでしょうか。

2.指定管理導入後の縮減効果が認められません。明らかにしてください。

 導入後5年間の財政縮減効果は2200万円ということです。1年1館約74万円で前回の蹉跎・牧野導入の時は1年1館82万円でし たから効果は下がっています。今後も人件費などで経費は上がっていくと予想されます。
  また、6館一括でなく複数の業者が入ることで中央館のコントロールはむずかしくなり、行政当局は「中央図書館のさらなる強化が必 要」と言われています。そのために人件費その他の費用がかかり経費はより高くつくことになります。それでもするのは行政の無責任と しかいいようがありません。



3.中央館、各分館の連携、協力のもとの一体的運営計画を示してください

 3つのグループに分けて指定管理業者を決めました。行政当局は「異なる業者間で切磋琢磨して良いものがうまれる」と言われますが、 図書館運営は各館どうしの日常的な連携、協力の下で密に連絡、相談をしながらスムーズな運営ができてきたのです。図書館運営の現場 に競争はなじまず逆に阻害要因となります。運営はしんどいことになり問題が生じやすくなると思います。

4.図書館運営は地域とのつながり、継続性が大切です。正規司書がカウンターに常駐することで市民の図書館になります。継続性のある 計画を示してください。

  さだ・牧野2館の指定管理業者の構成員であったJTBが2年で降りています。「会社の経営上の都合」と言われていますが、せっかく 2年間に積み上げた経験、地域の人々とのつながりがあっさり切られるわけです。このように民間に任せた場合、5年の指定管理期間が 終わると変わる、非正規の契約社員は数年で変わる。地域とのつながり、図書館運営でも継続性、積み重ねの上に発展させるということ が難しくなります。厳しい労働契約なので人材確保が困難になっているという実情もあります。もっとも大事なのは経験を積み重ねた人 材の安定的な配置をすることです。それができなくなる。ここが最大の問題点、危惧されるところです。

5.図書館は市民の情報拠点です。市民の声を聞いてください

 指定管理者制度導入の最大の要因とされていた複合施設の窓口一本化はきちんとした説明もなく、2館以外のすべての館ではしないとし ています。市民をだましたということになります。市民の声を聞かず行政の都合だけで市民の財産である図書館をなし崩しに変質させて いくのはやめてください。


                       

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