ウィトラのつぶやき

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小沢派議員16人が会派離脱願いを提出

2011-02-18 12:32:51 | 社会

民主党の小沢一郎氏に近い議員16人が民主党に対して会派離脱願いを出したと言って話題になっている。しかし離党はしないという。いかにも小沢氏らしいやり口だと思う。

岡田幹事長が言っているように、民主党を離党しないで会派離脱は無効である。幹事長は無効であることを承知の上でやっているのだろうと言っている。無効ではあるがマスコミは大きく騒ぎたてて民主党がつぶれるかのようなことを言う。そうして菅総理に圧力をかけようという狙いだろう。菅総理は何もなかったかのように無視しようとしている。尖閣列島の船長に対する対応を思い起こさせる。小沢派は次にはまた何かの発言をして菅総理を揺さぶってくるだろう。

小沢氏はマスコミは大々的に騒ぐだろうし、菅総理には適切な対応能力は無い、ということを見越して無効な行動をさせていると思う。こういうやり方がいかにも小沢氏らしいと私は思う。政治家にはこういった権謀術数が必要な面もある。しかしそればかりが目立つ政治家を私は信用しない。

本来ならここで総理が解散をちらつかせて脅すべきだろう。今解散すれば小沢氏は困るはずである。刑事裁判の被告人が立候補できるのかどうか知らないが、少なくとも民主党からは立候補できない。しかし、民主党の負けが分かっているので踏み切れないだろうし、解散を口にすることもできないだろう。そこも小沢氏に読まれている。

仮に解散したら、自民党が政権を取るのだろうが、それでどうなるかは私にはさっぱり読めない。TPPに自民党はどういうスタンスで臨むのか、中国やロシアとはどう付き合うのか、郵政はどっちの方向に持っていくのか、財政赤字をどうするのか、などの自民党の方針は見えてこない。私は谷垣総裁は官僚にストーリーを作らせてそれに乗っかろうとしていると思っている。だから野党の間は何も打ち出さないのだと。

日本の政治はますます混迷を深めている。そしてマスコミがその片棒を担いでいると思う。


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