今朝の日経新聞の1面トップはパソコンでNECとレノボが提携して合弁会社を作る、マジョリティはレノボ、という記事だった。
私が驚いたのはその見出しの文字の大きさである。まるで大事件のような扱いだった。私自身にとってはそれほど驚きでもなく、「そんなこともあるか」くらいに捉えたので、日経の扱いの大きさでNECの底力を再認識したような気分である。NECのパソコン事業は僅差ながら国内トップなのでこれほど大きな記事になるのかと思う。
NECのパソコン事業と言えばかつては日本国内で断トツで利益も大きかった。またレノボは世界でトップだったIBMのパソコン事業を買収した中国の会社である。今回、NECのパソコン事業もレノボ傘下に入ることには時代の移り変わりを感じる。
国内のパソコン事業はどこの会社も利益は殆ど出ていないと思う。それはパソコンは比較的簡単に作れるようになって参入障壁が低いからだと思う。それでも売上金額はかなりになるので各社続けている。今回の提携で世界市場のシェアが増し、国際競争力は高まるだろうから、資本上のマジョリティは取れなくてもNECにとっては良い判断だったと思う。これで漢字文化に合わせた工夫などがうまく出てくれば、伸びる可能性もあるのではないかと思う。
今後を見守っていきたい。
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