ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

FCC議長のインタビュー

2010-02-25 09:21:29 | 経済

会議の休憩時間にホテルの部屋でテレビを見ていると、FCCの議長がテレビで話していた。FCCとは日本で言うと総務省に相当する電波の管理監督をする官庁であるがアメリカの場合は政府の一部ではなく、独立した組織となっている。

その議長の話は概略以下のようである。「今、アメリカではAppleとかGoogleとかが頑張って新しい技術がどんどん出てきている。これに十分な電波を与えれば産業が発展し、アメリカはこの分野で世界のリーダになれる。モバイル・ブロードバンドに広い周波数帯を与えて競争を一層促進させたい」という、気合の入った内容である。

インターネット上の観測記事によれば今度のFCCのトップは前任者と違って通信業界との結びつきが薄い人なのでGoogle Voiceとかいった新しいサービスを推進するのではないか?狙っているのは放送の周波数帯らしい。などと書かれている。ケーブルTVの会社をモバイル事業に参入させるようなことも書いてある。

さすがアメリカ、と思われるようなダイナミックな考え方である。放送用の周波数と言うがテレビのデジタル化で空いた周波数は既に割り当てられたのだと私は思っている。まだこれから空けられる周波数があるのだろうか。

アメリカでは周波数オークションが行われるので周波数のライセンスを獲得するには多額の資金が必要である。そう簡単にうまくはいかないような気もするが、日本がケータイ先進国と言われた時代は過去の話になっていくような気がする。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿