「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

タイの洪水、ソニーのデジカメ発売を延期させる!?

2011-10-20 23:43:28 | 企業を斬る

          
今日、ソニーは、タイの洪水による現地工場操業停止のため、11/11に
予定していたデジタル一眼カメラ「NEX-7」などの発売を、延期すると
発表しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000063-mai-bus_all

ニコンやカシオ計算機などもデジカメや腕時計の主力工場が停止しており、
年末商戦に向けた新商品発売への影響は、他社にも波及する恐れがあります。

ソニーのNEX-7は、小型で軽いのにレンズ交換ができる「ミラーレス」の
上位機種。人気のミラーレスの目玉として年末商戦で売り込む計画でした。
このほか、デジタル一眼カメラ「α65」やヘッドホンの新製品も発売を延期
する様です。

ソニーと同様に、デジタル一眼レフカメラのほとんどをタイで生産するニコン
工場も再開の見通しが立っていません。カシオ計算機もナワナコンにある腕
時計の主力工場が浸水。12月下旬からスマートフォン(多機能携帯電話)と
連動する新商品を発売する予定でしたが、延期する可能性も出てきました。

東日本大震災の影響で、自動車など東北エリアの部品供給が滞り、サプライ
チェーンが寸断したことは、記憶に新しいところ。
この経験から企業は、リスク管理の一環として一極集中から分散調達や生産に
移行してますが、タイのど真ん中で、洪水により操業停止とは、想定外。

各企業は、最悪の状態を想定して事業継続しなければならないBCPを再認識
する時勢となったようです。

さて、日経平均は、反落し90円安の8682円の大引けでした。
(出来高 概算14.5億株の薄商いでした。)

今朝方のNY市場、ベージュブックにおいて米国の景気減速懸念の再燃や
欧州債務問題不安から下落して終了し、東京市場の重石となりました。
また、冒頭のタイ洪水の影響が、日本製造企業への生産懸念となっています。

日経平均は反落し、節目8700円を割り込み、5日移動平均線(約8765円)
も下向きに転じました。かろうじて、25日移動平均線(約8654円)上で
踏みとどまった格好です。
外部環境の状況で、下値模索もありうる正念場の状況です。

注目のNY市場、経済指標で、10月フィラデルフィア連銀景況指数は8.7
(予想、-9.4)と大幅改善の着地。また、9月景気先行指数は0.2%
(予想、0.2%)、9月中古住宅販売件数は、491万件(予想、491万件)
とそれぞれ、予想通りの着地でした。

思った程悪くない経済指標の発表を受け、小幅高のスタート。欧州債務問題が
ありますが、底堅い展開に期待。

明日の日経平均、週末ですが8700円台の戻りとなれば、来週につながります。


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