「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

10月第2週 相場展望と予定

2011-10-09 22:31:54 | 相場展望

            
10/3からの週は、週末の米国雇用統計や欧州債務問題に関心が集まり
週前半は、リスク回避ムードが漂い、後半にかけて ややリスクを取る動きも
出てきた格好でした。

注目の米雇用統計は、雇用者数が10.3万人増となり、予想を上回る着地
となり、市場ムードを明るくさせましたが、週末のNY市場の大引けにかけ
フィッチがイタリアとスペインを格下げを発表した事から、市場の雰囲気は
悪化し、終値で小幅下落となりました。

為替は、ユーロ/円で、週初に100円台と10年来安値水準となりましたが
週末に103円台へ反発しています。また、ドル/円は、76円台後半水準と
なっています。

結局、日経平均は1週間で約95円下落(↓1.09%)の8605円の大引け
でした。

連休明け、10月第2週(10/11~14)の主なイベントと予定は下記1.の
通りです。

引き続き、欧州債務問題や米国の景気後退懸念継続で、株式市場は、円高が
相場の重石になりそうです。ただ、この状況の中、ECB(欧州中央銀行)が
金融政策の転換を模索し始めるような展開になれば、過度な懸念払拭に。
日本株について、実体以上に売られすぎてるので、下値は限定的と思いたい。

10月第2週(10/11~10/14)のレンジは、8400円~8750円程度を
想定
しています。

1.10月第2週主なイベントと予定
 10/10
  日本  東京市場 休場(体育の日)
   米   NY為替市場 休場(コロンブス・デー)
  中   9月貿易収支
  独   8月貿易収支 
 10/11
  日本  8月国際収支
  日本  9月の景気ウォッチャー調査
  日本  9月の消費者態度指数
  日本  Jフロント、東宝、ダイセキ、千代田インテグレ 各決算 
  米   FOMC議事録(9/20、21分)
  米   9月財政収支
  米   国債入札 3年債(320億ドル)
  米   アルコア 決算
  ブ   ブラジル8月小売売上高
  英   8月鉱工業生産
  英   8月製造業生産高
  ギ  ギリシャ 財務相短期証券6カ月もの入札
 10/12
  日本  8月機械受注統計
  日本  9月工作機械受注
  日本  ファーストリテイリング、久光薬、三協・立山、各決算
  日本  電気自動車開発技術展2011(~10/14、パシフィコ横浜)
  米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、講演
  米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、講演
  米   国債入札 10年債(210億ドル)
  米  ペプシコ 決算
  英  9月失業率
  EU   8月ユーロ圏鉱工業生産
  EU   トリシェECB総裁、講演
  世   WTO 一般理事会
  世   IEA(国際エネルギー機関)月報
 10/13
  日本  ファーストリテイ、東洋電、ローソン、レナウン 各決算
  日本  日銀議事録(9/6、7分)
  米   新規失業保険申請件数(~10/7の週)
  米   8月貿易収支
  米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、講演
  米   国債入札 30年債(130億ドル)
  米   グーグル、JPモルガン 各決算
  豪   9月雇用統計
  中   9月貿易収支
  伊   イタリア国債入札
  EU   ファンロンパイEU大統領、バローゾ欧州委員長、講演
 10/14
  日本  オプションSQ
  日本  9月国内企業物価指数
  日本  9月マネーストック
  日本  島忠、松竹、松屋、大庄、ノダ 各決算
  日本  アップル、日米など7カ国で「iPhone4S」発売予定
  米   9月小売売上高
  米   9月輸入物価指数
  米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数
  中   9月生産者物価(CPI)
  中   9月消費者物価指数(PPI)
  ギ   ギリシャ、財務相 短期証券6カ月もの 償還
  EU   9月ユーロ圏消費者物価指数
  EU   G20財務相・中央銀行総裁会議(~10/15、パリ)
 10/15
   中   中国第17期(6中全会)開幕

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/7)

 7日のNY市場、この日発表になった米雇用統計が予想を上回った事で
 序盤はリスク選好の雰囲気が強まった。ユーロも買いが強まり、円相場も
 円安の動きが強まっている。
 しかし、中盤になってフィッチレーティングスがイタリアとスペインを
 格下げを発表したことから、市場の雰囲気は一気に悪化し、急速に押し
 戻された。結局、ユーロも資源国通貨も米雇用統計分の上げを失っている。

 ユーロドルは1.3520付近まで上昇後、1.33台後半まで急速に下落した。
 ユーロ円、豪ドル円も同様の動きとなった。
 ドル円も上下動があったものの、基本的なレベル感に変化はない。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=125539

   米国債利回り(NY時間16:38)
     2年債         0.288(+0.025)
     10年債        2.076(+0.088)
     30年債        3.017(+0.068)
     期待インフレ率   1.945(+0.055)
                    *期待インフレ率は10年債で算出

 7日のNY債券市場、長期ゾーン利回りは上昇。この日発表になった米雇用
 統計が予想を上回ったことで、利回りは上昇が続いている。
 コロンブスデーの3連休を前にポジションの整理が進んだようだ。

 10年債利回りは2%台を回復、30年債も3%の大台を回復する動きとなった。
 2-10年債の利回り格差は+178(前日+172)となり、利回り曲線はスティープ
  化進む。           http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=125537

3.NY株式市場 結果(10/7)

 NY株式7日
   ダウ平均     11103.12(-20.21 -0.18%)
   S&P500      1155.46(  -9.51 -0.82%)
   ナスダック      2479.35(-27.47 -1.10%)

   CME日経平均   8615   (大証比:+25 +0.29%)

 出来高(億株)
   NYSE       11.37
   ナスダック    20.90

 7日のNY株式市場、ダウ平均は4日ぶりに反落。この日発表になった米雇用
 統計が予想を上回ったことで買い優勢で始まった。しかし、きのうまで3日
 続伸していただけに戻り売りも出る中、フィッチレーティングスがイタリアと
 スペインを格下げしたことから、金融株中心に急速に売りが強まった。

 来週から始まる決算発表に向けて、ショートポジションを整理する動きもあり、
 終盤にかけて買い戻される場面も見られたが、結局、反落して終えている。

 ダウ採用銘柄ではアルコアやエクソンモービル、シェブロンなど資源関連が
 上昇。シスコやHPも上昇した。反面、バンカメ、JPモルガンが下落し、メルク、
 ファイザーといった薬品株も軟調に推移した。

 個別に通信キャリア第3位のスプリント・ネクステルが20%下落。ネット
 ワーク強化のために、増資の可能性を示唆したことが嫌気されている。

 ナスダックも反落。ハイテク株は売りが強まった。アップルが下落した他、
 シスコ、マイクロソフトも下落して終えている。

 個別にバイオ関連のイルミナが32%急落。売上高落ち込みによる業績の下方
 修正を嫌気。関連でライフ・テクノロジーも商いを伴って下落。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=125533

4.NY市場、原油先物11月限、金先物12月限 各結果(10/7)

 NY原油先物11月限(WTI)
   1バレル=82.98(+0.39 +0.47%)

 7日のNY原油先物相場は3日続伸。この日発表になった米雇用統計が予想を
 上回ったことで、買いが優勢となった。ただ、フィッチレーティングスが
 イタリアとスペインを格下げしたことから、下げに転じる場面が見られた
 ものの、動きが一巡すると買い戻しされている。

 11月限は一時84ドル付近まで上昇する場面も見られている。前日の上げで
 5日線の上は完全に復活したもものの、25日線には拒まれた格好。来週の
 動きに期待といったところだが、ローソク足は宵の明星が示現しており
 警戒感は残る。       http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=125526

 NY金先物12月限(COMEX)
   1オンス=1635.80(-17.40 -1.05%)

 7日のNY金先物相場は3日ぶりに反落。この日発表になった米雇用統計が
 予想を上回ったことで、底堅い展開も見られたが、フィッチレーティングスが
 イタリアとスペインを格下げしたことから、市場の雰囲気が悪化し売りが
 強まった。

 投資家の間では金への期待感は根強いが、依然として以前ほどの資金流入は
 なく、一旦、様子見姿勢が優勢となっている模様。
                   http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=125527


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