今日、日銀は金融政策決定会合で、追加金融緩和を決定し、資産買い入れ
資金を5兆円増額することとなりました。
安住財務相は 今夕、追加緩和策を決定したことに「適切な判断だった」と
評価しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00000031-jijp-bus_all.view-000
やっと、日銀が重い腰を上げ、欧州債務危機の包括戦略合意も、欧米経済の
減速などで、日本経済の下振れリスクは高まっていると判断しました。
ただ、安住財務相が評価しても、マーケットは「物足りない」とジャッジする
かもしれません。
資産買い入れ基金が50兆円程度から、10%増額の55兆円程度と、5兆円
増額ですが、増額分は長期国債の買い入れに充てるようです。別に5兆円程度
ETFやREITを組み入れると良かったと思います。
最低でも10兆円程度のボリュームなら少しインパクトありますが、5兆円で
円高進行が止められるか疑問です。
さて、日経平均は、大幅反発し178円高の8926円の大引けでした。
(出来高 概算18億株と、少し商いができました。)
今朝方のNY市場の上昇や、ザラ場に伝わったEFSFの支援能力を現在の
4倍に拡大することや、ギリシャ債の50%減免で合意を好感した格好です。
日経平均は急伸し、8900円台に回復すると共に、次のターゲットの大台、
9000円や75日移動平均線(約9054円)、9/1高値9098円が
視野に入ってきました。
注目のNY市場、欧州株の大幅上昇や、先程 発表された経済指標でGDPは
事前予想通りの1年ぶりの上昇率、個人消費は予想を上回る内容の着地と、
大幅高のスタートです。
ギリシャ債の損失負担を50%とすることで債権者と合意やEFSFの規模
を1兆ユーロ程度に拡大したことが投資マインドを改善させました。
ダウは、8/2以来の12000ドル台となっています。
明日の日経平均、週末で伸び悩んでも、9000円台回復が期待でき、
月足陽線が見えてきました。
☆ 各1クリック 応援の協力を お願いします。☆