「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

買収主役の56社から選ぶ!?

2010-03-21 23:40:17 | 企業を斬る

         
彼岸の中日、関東南部は、荒れた天候から急回復して、若干 風は残ったものの、
晴れ間も覗き、傘が不必要な墓参りとなったのは、ラッキーでした。

さて、いつもの「相場展望と予定」は、明日が連休の休場となるため、書き込みは
明日に譲るとして、週末のロイター記事 から 「三菱自動車のプジョー・シトロエンG
との今後の資本提携の可能性について含み」 と報じています。
    http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-144316&cc=03&nt=00

先日、資本提携交渉を見送り報道がありましたが、水面下でM&Aやそれに準じる
交渉が燻っているようです。

そこで、昨年末にGSがリリースした、M&Aに関するレポートを掘り起こします。

知っての通り、コンビニのファミリーマートは、am/pmを買収、今月1日に、完全子
会社のam/pmを吸収合併しました。キヤノンも、オランダのプリンター大手、オセ
獲得を発表したのは、記憶に新しいところ。 

キリンとサントリー経営統合が、破談になっても、M&Aの風は夏にかけて吹くと
思います。

GSレポートによれば、日本企業の売上高純利益率の低さ (過去10年の平均で
米国6.1%、欧州4.7%、日本1.6%) や、金融機関の株持ち合い解消などが
M&A本格化の引き金になると分析
してました。

ユニークなのは、企業の内部収益率(IRR)に注目した点で、IRRは、投資効率を
測る指標で、高IRRほど優良企業ということになり、M&Aの主役候補になると・・・。

下記の表は、IRR10%以上の大手企業56社。リポートは、コニカミノルタや
富士フイルム、東芝がM&Aを加速させる可能性があると指摘しています。

IRRが高い会社は『お買い得』企業で、買収する側でしょうが、究極的に買収される
側として狙われやすい側面を持っています。
       
               IRR10%以上の企業

 ○コニカミノルタHD   ○キヤノン  ○セイコーエプソン ○富士フイルムHD
 ○ブラザー工業     ○堀場製作所○ニコン        ○富士通
 ○三菱電機        ○OKI     ○古河電気工業   ○住友電気工業
 ○東芝           ○ローム    ○村田製作所    ○アルプス電気
 ○TDK          ○ヤマハ   ○国際石油開発帝石○三菱ケミカルHD
 ○旭化成         ○クラレ    ○帝人         ○東ソー
 ○旭硝子         ○テレビ朝日 ○日本テレビ     ○フジ・メディア
 ○テレビ東京       ○川崎汽船  ○ANA        ○NTT
 ○KDDI          ○住友ゴム  ○ブリヂストン    ○NTTドコモ
 ○東洋エンジニアリング○三井造船  ○IHI         ○ファミリーマート
 ○西松屋チェーン    ○ローソン  ○良品計画     ○東京製鉄
 ○神戸製鋼所      ○三井金属  ○三菱マテリアル  ○日立金属
 ○コーセー        ○ハウス食品 ○山崎製パン    ○マンダム
 ○アサヒビール     ○東洋水産  ○ヤフー       ○楽天

上記 企業から、思わぬ上昇する銘柄が現れるかも知れず、四季報で内容チェック、
投資銘柄を選定してみるのも、おもしろいかもしれません。

それでは、また。

  ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
      

   株式投資ランキング
   
   


経営力で選んだ「就活」20社は、勝ち組企業!?

2010-03-20 12:15:20 | 企業を斬る

          
彼岸3連休 初日の土曜日、何とか天候を保っています。明日にかけ荒れる天候に
なる予報が出ていますが、外出を予定しているので、外れてほしいところ。

さて、「大卒内定率80%」の就職大氷河期の中、厳しい雇用環境が継続しており、
就職活動は、大変な状況
です。

企業も売り上げが伸びない中、人件費を圧縮して固定費を削減し、損益分岐点を
引き下げ、やりくりしているのが見えてきます。

そんな中、日刊ゲンダイの記事に 「人気企業を選択するのは正しいか?」 の視点で
経営力で選んだ「就活」20社) を挙げており、学生の会社選択のものさしになる
ばかりか、経済に新風を吹き込む、投資したい企業に該当しそうです。

以下、日刊ゲンダイ(10/3/16号)の記事を紹介します。
                    http://news.livedoor.com/article/detail/4667909/

------------------------------------
新卒向け就職情報首位の学情が、11年3月卒業予定の全国大学3年生・大学院
1年生を対象に実施した就職希望調査によれば、入社したい企業の総合ランキング
人気ベスト3は、ANA(全日本空輸)、JTBグループ、資生堂だった。

上位10社には、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行のメガバンク、伊藤忠商事、
パナソニック、オリエンタルランド、さらに味の素、明治製菓の食品が入った。
いずれも一流であり有名企業だが、人気企業を選択するのは正しいのだろうか。

「企業選びをする上で、希望する会社の経営状態を把握しておく事が欠かせません。
売上高は会社の稼ぐ力であり、純利益は儲ける力。そして営業キャッシュフローは、
本業でしっかり稼いでいる上に、会社にきちんとお金が入っているかを示す指標です。
これら3つのポイントは押さえておきたい」

こうアドバイスするのは、企業価値検索サービス「ユーレット」を運営するシステム
コンサルティング「メディネットグローバル」の西野嘉之社長だ。そこで、東証1部
上場企業約1700社の有価証券報告書(2010年2月末までに提出済み)から、
過去3期にわたって売上高、純利益、営業CFがいずれも前年比で増加している、
いわゆる “右肩上がり” の 「三冠王」 企業を抽出した。

学生の人気ランキングに登場する企業とずいぶん違う。100年に一度の大不況と
いわれる中で、あのトヨタ自動車でさえ赤字に転落する憂き目を見た。以下の表に
ある20社は、そんな厳しい時代をくぐり抜けてきたのである。ちょっとやそっとで
グラつかないはずだ。

 <経営力で選んだ「就活」20社>

  会社            /        業種

  イオンディライト     / 商業ビルなどの施設管理首位、イオンG

  ABCマート        / 靴小売専門店「ABCマート」展開

  カカクコム        / 価格比較サイト「価格.com」は業界首位

  空港施設         / 羽田、伊丹など主要空港の運営

  ケーズホールディングス/ 北関東地盤の家電量販店

  コーナン商事      / ホームセンター大手

  ザッパラス        / 携帯向け占いサイト

  ディー・エヌ・エー    / 携帯向けゲームサイト「モバゲータウン」

  東和薬品        /  ジェネリック医薬品大手

  トリドール         / 焼き鳥からうどん店まで運営する外食

  ニトリ           / 全国トップの家具製造小売りチェーン

  日本電工         / 合金鉄1位で新日鉄系。リチウムイオン電池も

  ビー・エム・エル     / 臨床検査2位、生化学的検査に強み

  マルエツ         / 首都圏の食品スーパー大手。イオン筆頭株主

  丸大食品         / ハム・ソーセージ大手

  明光ネットワーク    / 個別指導の補習塾「明光義塾」を展開

  ヤフー          / ネットサービス最大手

  大和工業        / 独立系電炉大手

  ユニ・チャーム     / 犬や猫用ペットフード製造・販売

  ライフコーポレーション/ 食品スーパー大手。三菱商事の持分法適用会社
------------------------------------

個人的に、 ABCマート、 カカクコム、 ディー・エヌ・エー、 ニトリ、 マルエツ
ヤフー、 ユニ・チャームなど、投資したい(している)企業です。

それでは、また。

   ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


クロマグロ禁輸否決でドーハの勝利、投資もホンマグローリアス!?

2010-03-19 17:52:55 | ニュ-スからひと言

           
ドーハと言うと、サッカーWC対イラク戦で同点ゴールを決められ、最終予選の痛い
敗北を思い出しますが、今回ドーハでのワシントン条約会議は、土壇場巻き返して
「クロマグロ禁輸否決」となりました。

これで、トロなど まぐろのインフレ危機を回避した格好で、リーズナブルな価格で
食べれます。良かったぁ~。

魚業資源として、地中海など減少地域の漁獲制限は、止むを得ないとしても、禁輸
など過度の保護は、行き過ぎと思ってましたから、良い結果だったと思います。

それでも、世界のクロマグロの70~80%を消費する日本の責任は重いです。
近大マグロの出番は、ますます増えそうです。

さて、日経平均は、反発し80円高の10824円の大引けでした。
(出来高 概算17.5億株の商いでした。)

NY市場、ダウ8連騰と堅調な展開や為替相場が円安傾斜、先物主導で買い戻しが
入り、再びSQ値(10808円)を上回っての3連休前の大引けとなりました。

日経平均は、広がるボリンジャーバンドに沿い上昇トレンドを維持しており、昨日の
下落は、程良い調整、ミニ押し目となりました。

さて、週末NY市場が調整し、週明け反発なら、3連休明けの日本市場の追い風に
なりそうです。

月末にかけ、先高感あり、来週にも年初来高値更新の芽で、ホンマグローリアス
投資環境になりそうです(爆)

ブロガー、読者の皆さん、良い週末を! 

   ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


ギリシャ財政問題のかく乱は、押し目のサイン!?

2010-03-18 23:23:42 | ニュ-スからひと言

          
東京、日比谷で、桜の開花宣言が出たようです。桜の開花宣言よりも、いつ満開
見頃になるか、知りたいところです。 横浜辺りは、3月末でしょうか。

ところで、今日、日本鉄鋼連盟が発表した2月粗鋼生産量は、前年比54%増の
844万トンとなり、4ヶ月連続で前年同月を上回りました。

          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000068-reu-bus_all

前年同月比の増加率で、1950年8月の58.3%以来の高水準でも、前月比では
3.3%減となり、2ヶ月連続の減少でした。

リーマン・ショック後の落ち込みから少しずつ回復しており、鉄鋼需要の回復は
産業界に薄日を射すもの。中国等 新興国に鉄鋼のコストパフォ-マンスで応えて
いけば、需要は、かなりあります。

さて、日経平均は、下落し102円安の10744円の大引けでした。 
(出来高 概算19.5億株の商いでした。)

欧米市場の堅調を受けての東京市場、為替がやや円高と過熱感から小安い展開
でしたが、後場に 「ギリシャが、IMFに支援要請。」 リリースが流れ、ユーロ/円や
ドル/円が軟化し、2時過ぎ 外資による先物主導?で売り仕掛けが入った格好。

嫌気された売りで、10800円台のSQ値を、あっさり割り込んで引けました。
日経平均は、昨日の陽線から陰線ですが、RSI指標など過熱感を冷ます調整と
捉えれば、出直し充分
です。

今日の欧州市場、下落してスタートも、ギリシャ財務相が 「欧州サイドでの解決の
方が望ましい。」と話したことを受け、欧州株も下げ幅を消す動きで、為替市場の
円高の巻き戻しの動きとなっています。

注目のNY市場、連日堅調。 経済指標は、2月消費者物価指数は0.0%(予想、
0.1%)の着地。また、新規失業保険申請件数は、45.7万件(予想、45.5万件)
と予想より多いものの、前回46.2万件から改善
しています。

先程発表された3月フィラデルフィア連銀景気指数は、18.9(予想、18.0)と上方
修正。また、2月コンファレンスボード景気先行指数0.1%(予想0.1%)と想定の
着地でした。

これらを受け、NY市場、底堅い展開となっています。

NY市場が、仮に、過熱感から調整が入っても、今日の下落で 織り込まれており、
明日は、3連休前でも、反発を想定しています。

従って、今日 大引け間際で拾った人は、押し目だったかもしれません。

  ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


日銀金融政策決定会合通過、年初来高値更新へギヤ・チェンジ!?

2010-03-17 23:31:52 | マ-ケット

          
寒の戻りでしょうか、昨日の暖かさゆえ、寒く感じます。 花見の頃まで、こんな
寒暖を繰り返しながら、本格的な春を迎えるのでしょう。

ところで、投資は、一足先に春を迎えそうなマインドになってきました。

日銀は、金融政策決定会合で、新型オペレーション(公開市場操作)の供給額を
現行の10兆円から20兆円に増やす追加緩和策の実施を決定
しました。

昨年12月に続いて、新型オペ倍増で、金融面からデフレ克服への始動です。
尚、政策金利は、年0.1%で据え置いてます。

さて、日経平均は、反発し125円高の10846円の大引けでした。
(出来高 概算19.9億株の商いでした。)

NY市場が、FOMCで 低金利政策持続を確認して上昇、ギリシャもEUによる
緊急融資計画がまとめられ、ソブリンリスクの後退。 国内も日銀による新型オペ
倍増とイベント通過から、大引けにかけ買い戻されました。

日経平均はSQ値(10808円)を上放れ、過熱感ある物の、先高感が現実味を
帯びてきました。バンド幅を上に広げる形で、ボリンジャーバンド+2σ沿って推移
しており、調整があっても、年初来高値更新に向っています。

注目のNY市場、2月生産者物価指数は前月比-0.6%(予想、-0.2%)の
着地で、予想を下回っても、コア指数は、前月比と前年比で予想と一致しました。

序盤のNY市場、小幅高で、終了まで底堅い展開を想定しています。

明日の日経平均も、底堅い展開になりそうです。

米FOMCと日銀金融政策決定会合の注目イベントを通過し、残り10営業日で、
期末が気になるところです。

そこで、過去の期末相場動向を振り返る意味で、日経平均「3月SQ算出日終値」と
「3月末終値」を比較するとどうなるか、チェックしました。

1996年から昨年までの14年間で10回、月末高となっています。直近4年間
では、下表の通り4連勝中です。

      3月SQ日の      3/Eの      上昇幅     上昇率
      日経平均(円)    日経平均(円)      (円)           (%)

06年  16115.33     17059.66    944.33     5.9

07年  17164.04     17287.65    123.61     0.7

08年  12241.60     12525.54    283.94     2.3

09年   7569.28      8109.58    540.3      7.1

10年  10751.26        ?         ?         ?
     (SQ値 10808.73) 

何れも、期末配当落ち分(今年は70円程度)を埋めて上昇となっており、先高感が
あります。

期末の相場環境と言うと、どうしても 「持ち合い解消売り」 や 「本国回帰の円買い
活発化による円高/ドル安」 などネガティブな面に眼が向きがちだが、実際には
前倒し的な対応が進展し、マイナス効果は乏しい状況(06年~09年)です。

今年も「5年連続期末高」になるか、注目しています。 

   ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


四季報を斜め読むと、日経平均上昇を暗示!?

2010-03-16 23:35:09 | 話題本とマーケット

         
昨日発売された四季報春号を斜め読みしたら、業績相場に移行する端境期にある
ような、企業業績の改善が鮮明になってきました。

上場企業の7割を占める3月期決算会社で、第2、第3四半期決算発表時に通期
営業利益予想を発表している2439社の内、472社が予想を上方修正しています。

同様に、四季報の業績予想も改善しています。全産業ベースで、10/3月期と
11/3月期の営業利益概算は、下記の通りでした。

    表1 営業利益概算

                 四季報新春号    四季報春号
                 (09/12/15)         (10/3/15)
                 営業利益の合計   営業利益の合計

2010年3月期予想     15.3兆円     16.5兆円

2011年3月期予想     21.0兆円     22.3兆円 

四季報春号では、前回12月発売新春号に比べ、10年予想を6.5%上方修正
しており、業種別に見ると、ガラス・土石、非鉄金属、ゴムの改善が顕著です。

さらに、11年3月期の営業利益は、今期比35%増の見通しで、景気の2番底
回避できる状況に見えます。

ただ、データほど景気回復を実感できないのは、利益の質に問題ありそうで、
売上高と営業利益を08年以降で見ると、下記になります。

    表2 08年以降、売上高と営業利益

               3月期決算の売上高 計   営業利益 計
08年3月売上高      608兆円           35兆円
09年3月売上高      562兆円           16兆円
10年3月売上高予想   495兆円           16.5兆円
11年3月売上高予想   524兆円           22.3兆円

売上高対営業利益を見ると、売上が伸びない中、人件費や設備投資を抑えての
利益捻出が見えてきます。

売上高をささえるアジア市場の取り込みが、まさに重要で、需要旺盛な新興国に
官民が力を合せて働きかけ、パイ(受注)を取っていく事が必要です。

上記、予想通りの業績なら、日経平均は、そろそろ上放れしても良い水準。

さて、日経平均は、小幅反落し30円安の10721円の大引けでした。
(出来高 概算16.7億株の商いでした。)

NY市場の底堅さから、日経平均も底堅い展開でしたが、ザラ場で若干円高に
傾くと、小幅下落で終了しました。

日経平均は、ここ数日膠着感のある展開ですが、拡大するボリンジャーバンドの
+2σレベルでの推移で、先高感を保っています。

注目のNY市場、2月住宅着工件数は、57.5万件(予想、57万件)で着地、
2月住宅建築許可件数は、61.2万件(予想、60.1万件)で、それぞれ、上方
修正
です。

また、2月輸入物価指数は、前月比-0.3%(予想、-0.2%)でした。

NY市場は、底堅い展開の序盤ですが、FOMCの出口戦略について、コメントが
出るか、注目しています。

また、ギリシャ財政問題について支援声明が出ており、マーケットに安心感。

明日、日銀政策決定会合で、新型オペのリリースとなれば、イベント通過のアク
抜けになりそうです。逆に、追加緩和策が無ければ、失望に変わりそうですが、
日銀の次の一手に注目しています。  

  ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


景気、踊り場回避か。成長促すオペ必要、新型オペ!?

2010-03-15 23:34:48 | マ-ケット

          
今日、政府は、3月月例経済報告で、景気の基調判断を8ヶ月ぶりに上方修正
しました。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100315-00000438-reu-bus_all

国民目線で言えば、失業率が高止まりしている中、実感無き上方修正で 「Jobless
Recovery」症状でしょう。

景気刺激策(エコカー減税やエコポイントetc.)や中国始め、アジアの需要増による
輸出が回復し、踊り場は回避しそうな雰囲気ですが、夏場以降に備え、成長戦略を
促す規制緩和や企業の法人税減税などが必要
です。

経済政策に対する外科手術(オペ)が急務です。

そんな中、オペ違いですが、明日から開かれる日銀金融政策決定会合で、新型オペ
が検討されているようです。

昨年12月の新型オペレーション(公開市場操作=オペ)増額を含め、追加緩和策を
討議するようです。量的緩和となれば、為替市場にインパクトありそうです。

さて、日経平均は、ちびっと上昇の約1円高の10752円の大引けでした。
(出来高 概算19.1億株の商いでした。)

序盤は、3月SQ値を目指す10800円台乗せも、膠着感の中、利益確定売りに
押されましたが、金融緩和期待などから下値も堅く、週末辺りの値に戻しました。

日経平均は、拡大するボリンジャーバンド+2σに沿った形で推移して、先高感の
ある展開です。
SQ値をブレイクする内外の支援があれば、もう一段高も現実味を帯びてきます。

さて、NY市場、サマータイムスタートで1時間早く開き、序盤は弱含みの展開。

経済指標、3月NY連銀製造業景気指数は、22.86(予想、22.00)と若干上方
修正ですが、2月の24.91から低下しています。

また、2月鉱工業生産鉱工業生産指数は、0.1%(予想、0.0%)の着地で、
2月設備稼働率稼働率は、72.7%(予想、72.5%)と若干改善
してます。
 
一方、1月対米証券投資は191億ドル買い越し(予想、475億ドル)で、予想水準に
届きませんでした。

これらの指標を消化して、NY市場、どこまで戻せるか、注目しています。
明日の日経平均、底堅い展開になると診ています。

  ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


3月第3週 相場展望と予定

2010-03-14 22:41:57 | 相場展望

          
春の到来を思わせるような、暖かい日曜でしたが、「三寒四温」って言うから
油断しないようにしたいもの。

フィギュア界は、ジュニア世代も頑張っていて、男女そろって 優勝しました。
次回のソチも、層が厚くなりそうです。

さて、3/8週は、米雇用統計の思った程悪くない結果から、NY市場が比較的に
堅調な推移となりました。これを受け、週明け日経平均は、節目の10500円台を
回復
しました。

さらに、週後半にかけ、日銀の追加金融緩和策のリリースが、為替に影響して
緩やかに円安が進行、90円台。輸出企業の想定為替レートが、90円前後で、
株式市場も買い戻しが入り、日経平均は、10700円台と約2ヶ月ぶりの高値
水準となりました。
また、ギリシャ財政問題も、懸念が後退した事でユーロの買戻しも入りました。
結局、日経平均は1週間で382円(約3.7%)上昇の10751円の大引けでした。

3/15~3/19週の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

3/15週の株式相場は、週末NY市場のダウ4日続伸の動きや企業業績の改善
期待を支えに、しっかりした動きになりそうです。

先週末、SQ値が10808円で、寄り付き天井となり、週央に調整が入っても
中長期的には、もう一段の上昇を目指す展開もありそうです。

国内企業や機関投資家の持ち合い解消売りが、進んでいるとすれば、下値を
大きく売り込む姿勢は考えずらく、需給のさらなる好転に期待したいところ。

日銀は、昨年12月から導入した新型オペ(期間3ヶ月資金を年率0.1%の固定
金利で10兆円程度供給)の資金量のさらなる拡大があれば、為替相場を円安に
導く効果も
ありそうです。

また、ギリシャ財政再建計画表や米FOMC等を控え、様子見姿勢の中、日銀追加
緩和策や4/1第一生命による資産特需期待もあり、下値を切り上げる展開に。

日経平均(3/15~3/19)のレンジは、10550円~10950円程度を想定
しています。

1.3月第3週(3/15~3/19)主なイベントと予定
 3/15
 日本  2月消費者態度指数(内閣府)
 日本  2月首都圏および近畿圏マンション販売(不動産経済研究所)
 日本  09年分所得税の確定申告期限
  米  3月NY連銀製造業景気指数
  米  2月鉱工業生産・設備稼働率
  米  3月NAHB住宅市場指数
  米  1月対米証券投資
  米  5年債 150億ドル償還
  米  サマータイム(夏時間)に移行(3/14~)
  印  インド2010-2011年度予算審議終了
 3/16
 日本 日銀金融政策決定会合(~3/17)
 日本 IPO、セルシード (JQ)
  米  2月住宅着工件数
  米  2月建設許可件数
  米  2月輸入物価
  米  FOMC 
  豪  豪中銀政策委員会議事録(3/16分)
  ブ  ブラジル中銀金融政策決定会合(~3/17)
  独  3月ZEW景況感指数
  ギ  ギリシャ、財政再建計画に関する報告書の提出期限
 EU 2月ユーロ圏消費者物価指数
 EU EU財務相会合
 3/17
 日本  日銀政策決定会合後、白川総裁会見
 日本  1月第三次産業活動指数(経産省)
  米  2月生産者物価指数
  英  英中銀政策委員会 議事録
  世  OPEC(石油輸出機構)定例総会(ウィーン)
 3/18
 日本  1~3月期法人企業景気予測調査(財務省)
 日本  3月金融経済月報(日銀)
 日本  2月日本製半導体製造装置BBレシオ
(日本半導体製造装置協会)
 日本  IPO、PALTAC(東・大証上場)
  米  2月消費者物価指数
  米  3月フィラデルフィア連銀景気指数
  米  2月コンファレンスボード景気先行指数
  米  2月半導体製造装置BBレシオ
  英  2月公共部門ネット負債
 EU  ECB理事会(フランクフルト)
 3/19
 日本  1月全産業活動指数(経済産業省)
 日本  2月全国百貨店売上高(日本百貨店協会)
  加  2月カナダ消費者物価指数
  加  1月カナダ小売売上高

2.NY市場 為替/債券結果(3/12)

 12日のNY市場は往って来いの展開だった。序盤は2月の米小売売上高が市場
 予想を上回ったことで円売りが進んだ。ドル円は90円台半ばから91円台前半まで
 上昇、2月23日以来の91円台に乗せた。
 
 ドル円に追随してクロス円も買われ、ユーロ円は124円台半ばから125円台前半、
 豪ドル円は83円台前半から83円台半ばまで上昇した。

 ただ、3月のミシガン大消費者信頼感指数が予想外の低下を示すと円売り一服。
 週末の利益確定売りを巻き込む形でダウ平均上げ幅を縮小、ドル円、クロス円は
 下げに。NY時間午後には見切り売りが広がり、ドル円は90円台前半、ユーロ円は
 124円台前半、豪ドル円は82円台後半まで下げた。

 米国債利回り
     2年債   0.956(+0.008)
     10年債  3.701(-0.027)
     30年債  4.627(-0.040)

 12日のNY債券市場は上昇。短期債はほぼ変わらずだったが、長期債が買われ
 (利回り低下)、イールドカーブはフラット化した。国債相場は一連の米経済指標に
 一喜一憂する展開だった。

 2月小売売上高が予想外の増加を示し逃避買いが後退、2年債利回りは0.99%台、
 10年債利回りは3.77%台へと上昇した。ただ、その後発表された3月のミシガン大
 消費者信頼感指数は市場予想を下回り、2ヶ月連続で悪化した。
 
 信頼感の低下で国債は買い戻され、2年債利回りは0.94%台、10年債利回りは
 3.68%台まで低下した。
 来週は16日にFOMCを控えている。金融引き締めのタイミングを判断する上で
 注目されそうだ。2-10年債利回り格差は275ベーシスポイント(前日:278ベーシス
 ポイント)に縮小している。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65282
3.NY株式市場 結果(3/12)

 NY株式
   ダウ平均     10624.69(+12.85 +0.12%)
   S&P500       1149.99 ( -0.25 -0.02%)
   ナスダック      2367.66 ( -0.80 -0.03%)

   CME日経平均 10800    (大証比:+120 +1.12%)

 12日NY株式市場は小幅続伸。ダウ平均は12.85ドル高の10624.69ドルで終えた。
 朝方は2月の小売売上高が予想を上回ったことで買いが先行。ダウ平均は一時
 10645ドルまで上昇した。ただ、3月のミシガン大消費者信頼感指数が予想外の
 低下を示すと株価上昇は一服した。

 週末ということも利益確定売りを誘い、ダウ平均は前日終値を挟んで揉み合いに
 転じた。市場では来週開催されるFOMCの結果を見極めたいとの見方も強い。

 ダウ平均の1日の値幅は約50ドルと小幅だった。

 ダウ採用銘柄は30銘柄中15銘柄が上昇、15銘柄が下落と騰落銘柄数は拮抗。
 キャタピラーは2.4%高。日本のコマツが来期の中国での鉱山機械売上高は1.5倍を
 見込むと報じられたことが材料。 一方、金融株や資源株は安い。

 バンカメは1.5%安、トラベラーズは0.8%安、シェブロンは0.3%安だった。
 ファイザーは1.2%安。進行性肺がんの臨床試験を中断すると発表したことが嫌気。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65279
4.NY原油先物4月限、金先物4月限 各結果(3/12)

 NY原油先物4月限(WTI)
   1バレル=81.24(-0.87 -1.06%)

 12日のNY原油先物は反落。4月限は0.87ドル安の81.24ドルで終えた。3月の米
 消費者信頼感指数が予想外の悪化を示したことで利益確定売りが広がった。
 4月限は一時80.67ドルまで下げた。前日と比較し、為替はドル安に振れたが、原油
 の押し上げ効果は限定的だった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65281

 NY金先物4月限(COMEX)
   1オンス=1101.70(-6.50 -0.59%)

 12日のNY金先物は続落。4月限は6.50ドル安の1101.70ドルで終えた。時間外
 取引ではドル安を背景に上昇、一時1119.50ドルまで上昇した。ただ、通常取引
 開始後に原油安が進んだため、金先物は下げに転じた。4月限は2月25日以来
 となる1100ドル割れを記録、一時1097.30ドルまで下げた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65268

   ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


春相場(3月~6月)アノマリーを検証

2010-03-13 22:11:41 | 相場展望

          
3月もアッと言う間に、2週間が過ぎようとしています。過去3年、「3月底」の懸念は、
かなりの確度で、回避できる見込みとなったようです。

週末の土曜日、過去3年の春相場を振り返りながら、今後3ヶ月スパンの投資戦略
について、書いてみようと思います。

さて、上記グラフは、過去3年の日経平均と為替(ドル円レート)の各推移です。
 
07年は、春節明け中国株下落に端を発した「上海ショック」が、地球をひと回り、
3/5に底値(16642円)をつけ、7月高値18261円へ上昇となりました。

08年は、「ベア・スターンズショック」により日経平均も暴落となり、3/17に
11787円で底打ちし、6月高値14489円まで上昇していきました。

09年は、リーマンショック後 「グロ-バル金融危機」で、3/10に7054円と26年
ぶりの安値を記録して、8月高値 10639円に切り返したたことは、記憶に新しい
ところです。


「3月底」を懸念する向きは、過去3年の海外発のショック、トラウマによりますが、
出口戦略が 豪や中国で 金融引き締めを始めた事で、金融相場から業績相場への
過渡期に
差し掛かっているとも見て取れます。

需給について、3月決算期末特有の株式売却に加え、IFRSの導入を見込んで、
持ち合い株式の解消が、国内機関投資家などメインに進められていますが、外資が
業績相場への移行を睨んで、日本株を買い越しているのは、追い風に
なります。

また、ギリシャの財政再建問題も、EUメインに救済が進展すれば、過去3年の3月
相場とは、異なる顔つきが見えてきます。

そんな中、時事通信は「ギリシャの財政情勢が深刻化する中、ユーロ圏と欧州連合
(EU)は、週明け15、16の両日、それぞれ財務相会合を開く。それに先立ち、英紙
ガーディアン(電子版)が13日、ユーロ圏は最大250億ユーロ(約3兆1000億円)
のギリシャ支援で既に合意したと報じるなど、欧州諸国が支援に向けかじを切った
ことをうかがわせる報道が相次いでいる。

ギリシャは4、5の両月、大規模な債務の借り換えを控えている。だが信用不安から
調達金利は上昇しており、支援が必要となる可能性がある。これに対し、他の欧州
諸国は、これまでは表向き、同国の自助努力を見守る構えを堅持してきた。

しかし、ガーディアンがEUの執行機関である欧州委員会の高官の話として報じた
ところによると、ギリシャが債務借り換えに支障をきたし、支援を要請してきた場合、
直接融資か融資保証いずれかの形で同国を支援する事で、ユーロ圏は一致したも
ようだ。」と、伝えています。

NY市場は先週末の雇用統計通過し、景気動向や消費関連の指標改善も見られ、
底堅い展開になっている事も、3/M以降、調整はあっても、過去3年グラフが示す
ように、上昇の春相場(3月~6月)を予感
させます。

業績相場から、一段の円安になれば、今後3ヶ月程度で、日経平均12000円程度
も視野に入りそうです。

それでは、また。
 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング


EV/HV車、日本の安全基準 欧州採用、マインド向上!?

2010-03-12 17:45:47 | ニュ-スからひと言

           
週末、春を感じる暖かさとなりました。「三寒四温」を迎えて、相場の雰囲気も良く
なり、春の訪れはもうすぐかもしれませんね。

ところで、ネットニュースにインパクトある記事が載っていました。

昨日 国交省は、スイスのジュネーブで開催されてる、欧州経済委員会自動車基準
調和世界フォーラム(WP29)で、日本の基準をベースに電気自動車や電気式ハイ
ブリッド自動車の安全性に関する国際統一基準が、加盟国間で採択されたと
発表
したようです。
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100312-00000017-rps-bus_all

これは、型式認定相互承認協定(58年協定)に基づくものであり、今後、欧州各国を
はじめ、協定加盟各国は、この基準を国内に導入していくことになります。

国交省では、電気自動車等の使用時に、高電圧部分が人体に感電しないかなどを定めた
基準を2007年11月に世界に先駆け国内に導入し、その後、国際統一基準策定に当たり、
日本の基準に準拠するよう各国と調整を続けてきたようです。

また、電気自動車等の衝突時における乗員人員の感電保護を目的とした基準についても
現在、国際統一基準の策定作業が進められており、同省ではわが国の国内基準に準拠
するよう各国との調整を進めていくようです。

これは、グッドニュースで、昨日のプログで、「日本の技術水準を世界のトップ水準
維持するため、科学技術予算の具体化は、急務」
の旨 書きましたが、国際統一基準を
EUで認められた事により、EV車やHV車の安全基準がISO基準に近づき、次世代
車で、優位に販売できることになり、自動車メーカーの競争優位、しいては、国益に
なります。

産業優位の商品・サービスを有する国は、次世代で覇権を持てることは、歴史が物語る
ところです。

米国のトヨタパッシングは、世界覇権を握る、米国の危機感や本能からの行動と、
穿った見方もできるかもしれません。

さて、日経平均は、続伸し86円高の10751円の大引けでした。 
(出来高 概算26.7億株と、SQ日であるため大商いとなりました。SQ値概算は、
10808.73円のようでした。)

NY市場の盛り返しや為替の円安シフトで安心感の中、1/22以来の10700円台
回復となりました。

日経平均、大引けで SQ値を超えませんが、先高感継続で、ボリンジャーバンドの
+2σに沿った上昇で、来週以降、「節分天井、彼岸底」の相場格言を否定する動き
になりそうです。

週末NY市場、2月小売売上高や3月ミシガン大学消費者信頼感の発表を受け、
底堅い展開を示すようなら、来週の日本市場も楽しみになります。

週末、今朝の日経朝刊、まちかど の「配当狙いはもう遅い?」アップしておきます。

-------------------------------------------------------------------
東京証券取引所が8日から算出を始めた「東証配当フォーカス100指数」の上値が
重い。配当利回りの高い100銘柄の指数で、医薬品や電力、金融のほか、不動産
投資信託(REIT)の比率が1割と多いのが特徴。

日経平均株価と比べた騰落率でこれまで1勝3敗と分が悪い。

3月決算期末が近づき、高配当株が関心を集め易い時期だが、配当狙いの買いは
限定的なようだ。大和証券キャピタル・マーケッツの調べでは、この10年間で、高
配当の値動きが良かったのは、1、2、4月。3月は13日前後でピークになるという。
配当指数はもうすぐ頭打ちで、高配当株の旬は過ぎたか。
-------------------------------------------------------------------

ブロガー、読者の皆さん、良い週末を 

   ☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆  
   人気ブログランキングへ      
  
株・投資ランキング