今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

洗濯物が乾かない

2021年01月05日 | お天気

仕事始めの今日、11日ぶりに名古屋宅に戻った。
驚いた事に、帰京前に室内に干していた洗濯物が、生乾きだった。
11日間も室内(窓側)に干しておいたのに…。
戻った時の室内の温度は5℃。
この年末年始は、名古屋が東京より寒かった。
室内の洗濯物が乾かなかったのは、この低温のためだ。

大気が保持できる水分は、飽和水蒸気密度で計算される。
大気中の水蒸気密度が飽和状態になると相対湿度が100%となる(相対湿度=今の水蒸気密度/飽和水蒸気密度×100)。
相対湿度が100%になると大気中の水分は水蒸気でいられず、凝結して液体となる。
飽和水蒸気密度は温度の関数で、温度が8℃上がると、飽和水蒸気密度は2倍になるので、空気は水分をどんどん吸収(気化)するため蒸発量が増える(相対湿度が下がる=表面が乾燥する)。

言い換えると、温度が8℃下がると空気の水分保持能力は半分になるため、それだけ蒸発(水分の大気への気化)がしにくくなる。
冬場は乾燥しにくいわけだ。

東京宅の室温は20℃に保っていた。
なので名古屋宅は、東京宅より水分保持能力が1/4ほどに下がっていたことになる。

さっそくエアコンをつけて室温を上げ、洗濯物をエアコンの近くに置くと、蒸発が進んだ。
乾燥は、風圧の効果もあるので、同じ温度なら、風のある室外に出していた方が乾燥が進む(さらに日射による昇温効果もあるが、今の時期の日射は一年で最弱)。
ヘアードライアーが熱風を出すのも以上の理由。