今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

緊急警戒宣言下の東京に帰る

2021年01月09日 | 新型コロナウイルス

一都三県に(実効性のない名ばかりの)”緊急警戒宣言”が発令された翌日、老母がもう片方の膝の手術を受けた。
術後の母を見舞うため、あえて”緊急警戒宣言”下の東京行きの新幹線に乗った。
自由席の車内では、2人用座席が1人づつ埋って、3人用座席はほぼ0という感じで、1両に数人しかいなかった4月頃ほどではないが、先月よりは確実に空いている。

ところが東京に着いて山の手線に乗り換えると、ロングシートの座席は全部埋り、立っている人がけっこういる平常に近い混雑(名古屋の地下鉄も同じだった)。
なるほど実効性の無さが如実。

たしかに”密”状態だが、全員マスクで沈黙し、咳き込む人もいないので、心配はしない(車内の換気もされている)。
季節柄、手袋をしているので、接触感染も回避できる。
もちろん帰宅したらすぐに、不織布マスクをゴミ箱に入れ、入念に手洗い。

かように各人が冷静に対処すれば、公共交通機関の利用や屋外での歩行については恐れる必要はない(不要不急の外出は控えるべきだが、「怖くて一歩も外に出られない」というのは思考停止)
特に新幹線は、山の手線や名古屋の地下鉄にくらべて、密度的にも客同士の向きの面でもリスクが低い(もちろん換気されている)。

その一方で、東京の飲食店の時短の取材で、夜の予約がキャンセルになった例が紹介されていたが、
いまだに飲み屋で予約して飲み会をやるつもり人がいることに驚いた。
行動パターンをどうしても変えられない人というのが、一定数いるようで、なるほど感染者が減らないわけだ(ただしホームパーティに変更してもダメよ)。
「首相がやってんだから、いいだろ」とうそぶく人がいたが、自分の身を守る判断ができないとは情けない。

追記:1月10日「イギリスから変異株を持ち込んだ帰国者、10人と会食」って、あきれる。