年末年始にすごい寒気が来ると予想されている。
その根拠が、マスコミベースでは示されないので、ここに開示する。
気象庁がスーパーコンピュータを使っての数値予報という方法で、192時間後の高層天気図を描いている。
天気予報は、地上天気図ではなく、高層天気図(気象予報士のアンチョコ)を用いるのだ。
その850hPa面の図を紹介する(一部拡大)。
850hPa面とは、地上が仮に1000hpaとすると、上空1300mくらいの高さにあたる。
その面で、1月1日21時において、−12℃の等温線(点線)が中国地方から関東にかけて横断している。
これを地上に降ろすと、−3℃ほどになる。
東京〜大阪間でも氷点下になりそうだ。
それと850hPaが−6℃以下の所は、雨が雪になる(冬型の気圧配置なので日本海側は大雪となろう)。
この寒気の本体は、もっと高層の500hPaにあって、それを見ると関東が本日の樺太上空に等しい状態になっている。
おそらく今年の大晦日は、出歩く人は少なかろうが、くれぐれも例年にない強い寒気に注意してほしい。