私のスピリチュアル・アプローチは”気”をベースにしている。
気功についての本は手当たり次第に読んでいるが、その中で自分にとって一番参考になっているのは、高藤聡一郎氏の一連の著作。
最近古書で入手した『超能力気功法』(動画付き)を読んで、”外気発射”のトレーニングをしたくなった。
そのトレーニングの第一段階である、両手間での気のやりとりはすでにクリアしているので、
第二段階である樹木との気のやりとりをしたい。
そこで、東京で気の交流をしたい木がありそうな所といえば、頭に浮かんだのが明治神宮の森。
そもそも幕臣の子孫でもある私は、明治政府の国策である国家神道の象徴とも言える明治神宮と靖国神社は、参拝の対象には入れていない。
しかも歴史も浅いので、スピリチュアルなパワーは弱い気がする。
だが、明治神宮のあの森がかもしだす”森厳さ”は、都区内では抜きんでて並ぶ所がないのも確か(写真)。
ということで他の選択肢もないことから、山手線の「原宿」で降りて、表参道・竹下通りとは反対側の明治神宮の境内に、ものすごく久々に入った。
広い参道の両脇の木々は自然林で樹高も高く30mはあろうか。
外国(西洋、東洋)人がやたら多く、彼らにとっては観光地にすぎないが、
深山と見まがうほどの深い森が気を浄化し(実際、木の香りが強い)、
御利益を謳う神社でない分、参詣者の我欲パワーにけがされることもないようだ。
まずは、500円払って神宮御苑に入る。
南池(ナンチ)に面した四阿では、西洋人が本を読んでいる。
なるほど、都心の庭園での時間の過ごし方として贅沢といえる。
ここは気分がとてもリラックスするので、逆に気の気配は感じにくい。
御苑最奥にある、パワースポットとして有名な「清正井」(きよまさのいど)は行列になっていた。
井戸は飲用が禁じられ、水を汲むこともできないので、手を浸すことしかできない。
”ぱけたん”で探知したら、青緑に光ったので、上から2番目の評価。
ここは最近パワーが落ちているとのことで、納得。
さて北門から参道に出て、神宮の本殿の方に向う〔写真)。
本殿左前の夫婦の楠が私の目的。
縄で結ばれた二本の木には近づけないよう仕切りがあるので、できるだけ近い場所を選んで、1つの木に向って、両手をかざす。
私は、左手が気を出す手、右手が気を受ける手と分担がはっきりしているので、左手は発する気の冷風を感じ、右手は木から受ける気の暖かみを感じる。
高藤氏のテキストでは、木から気を”吸収する”トレーニングになっているが、それでは生命ある木から気を奪うことになって申し訳ないので、私からも気を発して、気の交流を心がける。
テキストにもあるように、木に対して手をかざすだけで、決して木に触れない
(マナー的にも、神木にべたべた触れるべきでない)。
こうしていると、心が浄化されているようでとても気分がよくなって、いつまでもこうしていたくなる。
ただ、本殿前の有名な夫婦の楠の一番近い所でへんな男がずっと両手をかざしているのは、風景としては異様だろうな。
しかも、結婚式の最中で、新郎新婦がこの木のそばを通って本殿への回廊を行列しているのだ。
観光客はいっせいにこの木に注目している。
”ばけたん”の探知ボタンを押したら、見事に青く光った(最高評価)。
ここはパワースポットなのだろう。
境内の木に手をかざしているのは私だけだが、
この後も、人目を気にせず、境内でこれと思った木があれば迷わず木に向って手をかざす。
一通り境内をまわったので、「明治神宮前」から地下鉄で帰宅の途につき、
実家近くで私が一番気に入っている近く神社内の木と気の交流をする。
次は第三段階、人との気のやりとりだ(気を出せる相手が必要)。